『千歳くんはラムネ瓶のなか』登場人物(キャラクター)まとめ

裕夢が原作を務め、第十三回小学館ライトノベル大賞の優秀賞受賞した作品『千歳くんはラムネ瓶のなか』。

2019年6月にガガガ文庫より刊行され、2020年11月時点で単行本4巻まで発売されており、シリーズ累計20万部を突破しています!

さらに「このライトノベルがすごい2021」文庫部門の第1位を受賞しました!

今回は、そんな注目の作品『千歳くんはラムネ瓶のなか』の登場人物(キャラクター)についてまとめてみました!



▼登場人物

千歳 朔(ちとせ さく)

本作品の主人公。福井県内一の進学校として知られる藤志高校の二年生。学内トップカーストに君臨するリア充イケメン。運動神経も抜群で、成績も学年上位。さらにはコミュ力も高く、リーダーシップもある。

担任の蔵センとは一年の頃からの付き合いで、クラスの面倒事を引き受ける代わりに、屋上のスペアキーをもらい、好きな時に使える。

学校裏サイトで「五組の千歳朔はヤリチン糞野郎」と書かれるなど、妬み嫉みから様々な誹謗中傷を書かれているが、本人はあんまり気にしていない。

一見、面倒は嫌いで自分のことしか考えていない俺様キャラのように見えるが、誰かに助けを求められたら断らず、頼ってきた相手なら誰にでも手を貸すという根っからの善人。

そして、どうせ助けるなら美しく(かっこよく)ヒーローのようにと考えており、さらに「美しく生きられないのなら、死んでいるのとたいした違いはない」という美学を持っている。

元野球部で、中学時代は県でも指折りの野手であった。高校1年の夏、とある事情から野球部を辞め、それから1年が経った今でも素振りを続けていた。

柊 夕湖(ひいらぎ ゆうこ)

本作品のヒロインの一人。藤志高校の二年生。朔のクラスメイトにして、同じリア充グループのメンバー。クラスの副委員長を務めている。部活はテニス部の所属。

時間をかけてアレンジされた髪型に、女の子らしい柔らかさがあってメリハリのある身体、さらに自由気ままな振る舞いと華やかな表情を持つ天然姫オーラの美少女。

朔によると、超天然の男たらしであり、軽いスキンシップは日常茶飯事で誰に対しても距離が近く、地味系男子にも分け隔てなく接するため、勘違いして告白したあげくにあっさりフラれる奴が数え切れないほどらしい。

一歩間違えば同性から盛大に嫌われそうキャラだが、あまりに打算のないナチュラルさと、男女で態度を変えない一貫性からか、すんなり女子カーストのトップに納まっている。

学校のやつらからは朔の”正妻”と認定されており、本人も朔に対する好意を隠していない。

内田 優空(うちだ ゆあ)

本作品のヒロインの一人。藤志高校の二年生。朔のクラスメイトにして、同じリア充グループのメンバー。部活は吹奏楽部の所属。あだ名は「うっちー」。

朔によると、学年の誰もが認める美少女というわけではないが、修学旅行の夜に恋愛話をしているとき、「実は俺あいつのこと好きなんだよね」と告白する奴が次々と出てきて悶々とさせられるようなタイプらしい。

事実、入学当初はそれほど目立つ方じゃなかったが、徐々に高校生らしく垢抜けてきて、1年の二学期あたりからは朔を初めとしたリア充グループと行動するのが当たり前になった。

夕湖や悠月とは違って一目でリア充オーラばりばりではないので、地味系の女の子達とも仲がよく、距離感の取り方も上手いため、初対面で悪印象を抱かれることはほぼない。

青海 陽(あおみ はる)

本作品のヒロインの一人。藤志高校の二年生。朔のクラスメイトにして、同じリア充グループのメンバー。女子バスケ部の中心選手で、シューティングガードとして活躍している。体育会系らしいさっぱりとした明るい性格。

身長は高くないが手足がすらりと長く、一見すると小柄で華奢なモデルのようだが、痩せているというよりも全身が無駄なく引き締まっている印象。

朔によると、単に動くのに邪魔だからという感じでまとめたショートポニーテールの下に流れるうなじが、そのさばさばした性格やからっと仕草とは対照的にどこか色っぽいらしい。

悠月とのコンビは県内でも名が知られている。コートネームは「ウミ」。三年生の引退後、女子バスケ部の新キャプテンに就任している。

七瀬 悠月(ななせ ゆづき)

本作品のヒロインの一人。藤志高校の二年生。朔のクラスメイトにして、同じリア充グループのメンバー。女子バスケ部の中心選手で、ポイントガードとして活躍している。

学年で一番かわいいのは誰かという議論になったとき、夕湖と共に必ず名前を挙げられる一人。ときにかわいく、ときに美しく、いろんな表情を内に秘めた女優タイプ。

朔によると、彼女のそうした振る舞いは夕湖のような天然物ではなく、自分が生まれながらに与えられたものと、それが周りに及ぼす影響を自覚し、適切にコントロールしている不自然な完璧さであるらしい。

ちなみに、スタイルも夕湖に負けず劣らずでメリハリがあり、弦を張った弓のようなしなやかさと張りがある。

陽とのコンビは県内でも名が知られている。コートネームは「ナナ」。三年生の引退後、女子バスケ部の副キャプテンに就任している。

西野 明日風(にしの あすか)

本作品のヒロインの一人。藤志高校の三年生。どこまでも中性的で中立な美しさを持つ美少女。朔の憧れる先輩。

朔が野球部をやめて落ち込んでいた時、河原で子供たち同士のトラブルを全員を笑顔にする形で解決し、その姿を見ていた朔と再び交流を持つようになる。

朔が二年に、自身が受験生である三年に進級して数ヶ月が経った頃、上級者として朔のクラスの進路相談会に参加したことをきっかけに、朔との関係を変えたいと思うようになり、朔を放課後デートに連れ出すのであった。

その正体は朔が小学生の頃、田舎で7日間だけ遊んでいた少女で、朔の初恋の相手でもあった。ちなみに、高校で再会してから1年以上が経っても朔は彼女が初恋の相手だと気付いていなかった。

小説の編集者になりたいという夢を持っており、福井に残るか、東京に上京するかで進路に悩んでいたが、朔との東京旅行を経て東京の大学に進学することを決意し、最終的には反対していた父親を説得して上京を決める。

浅野 海人(あさの かいと)

藤志高校の二年生。朔のクラスメイトにして、同じリア充グループのメンバー。男子バスケ部のエースで、ばりばり体育会系の単純バカ。身長の高いイケメン。

仲間内ではバカキャラ扱いされがちだが、意外としっかり人を見ており、的確な洞察力を持っている。

考えるよりは行動するタイプのため、熱くなりすぎて空回りすることもあるが、そういうところも含めて普通にいい奴。

水篠 和希(みずしの かずき)

藤志高校の二年生。朔のクラスメイトにして、同じリア充グループのメンバー。サッカー部の司令塔を務める中心選手。理知的なイケメン。

いつも飄々としており、打算的で腹黒いところがある。良くも悪くも早めに見切りをつけることを自覚している。

本人曰く、朔とは違って女の子なら誰でも優しくするのではなく、好かれたい相手を選んでいるらしい。

山崎 健太(やまざき けんた)

藤志高校の二年生。元引きこもり。アニメやライトノベルが好きなオタク。

1年の頃は、特別に優秀ではないものの、テストでは毎回堅実に平均点を越えていて、クラス内に友人もいたが、三学期になった途端休みがちになり、ついには不登校になった。

本人によると、学外の男女混合オタサーでいわゆる姫的な女の子に優しくされて恋に落ちるが、それは本命の相手への当て馬でこっぴどくフラれ、リア充・非リア充を含めた人間関係が怖くなり、一度学校を休んだら段々と行くチャンスを逃してしまったらしい。

引きこもりによる不摂生な生活のせいでたるみ気味の身体に加え、安っぽい銀縁メガネ、手入れのしていない眉毛、そわそわと落ち着かない視線と仕草という典型的な陰キャの容姿をしている。

蔵センに頼まれた朔の説得で引きこもりを辞め、朔を初めとしたリア充グループの助けもあって再び学校に通うように。

上村 亜十夢(うえむら あとむ)

藤志高校の二年生。朔のクラスメイト。なずなと一緒のグループ。中学時代は県内でも有数のピッチャーで、化け物みたいなストレートが武器であった。

中学3年の時、県大会の決勝で朔チームと対戦し、朔に3打数3安打1フォアボールの2ホームラン5打点を決められており、最後の打席で朔との対戦を避けて敬遠を選んだ自身に見切りを付け、野球を辞めている。

今でも強肩は健在で、ワインドアップのピッチングモーションから150km近いストレート、変化の大きいカーブとフォークを投げることができ、さらにはコントロールも抜群。

朔が助っ人として野球部の試合に参加することが決まった際には、朔がバッティングの勘を取り戻すために専属のバッティングピッチャーを務めるなど、なんやかんやいい奴。

綾瀬 なずな(あやせ なずな)

藤志高校の二年生。朔のクラスメイト。ギャル。亜十夢と一緒のグループ。本人曰く、そこそこ成績が良い。軽薄で女慣れしている正統派イケメンがタイプ。

亜十夢によると、元はバスケ部でそれなりの選手で、七瀬のプレーの大ファンだったらしい。

本人によると、小学生の頃から真面目にバスケをやってて、中学3年の時も県大会ベスト8まで行っており、その時に負けた相手が七瀬のいたチームで、優勝するだろうと思っていた七瀬は陽のチームに負けたのをきっかけに自分の限界に気付き、バスケを辞めたらしい。

岩波 蔵之介(いわなみ くらのすけ)

藤志高校2年五組の担任。担当教科は国語。ぼさぼさの髪に伸ばしっぱなしの無精ヒゲ、くたびれたスーツに雪駄を履いており、世捨て人または捻くれた芸術家のような見た目。

指導者としてはそれなりに優秀で、授業を任されているクラスの国語の平均点は軒並み高い。

進学校っぽい生真面目な先生が多い中、抜くところは抜き、締めるところはきっちり締めるという筋の通ったゆるさが生徒からも人気で、「蔵セン」という愛称で呼ばれている。

美咲先生

藤志高校の教師。女子バスケ部の顧問。大人のメリハリのある肢体と整った顔立ちの美人。生徒思いのいい先生だが、校則に厳しく融通がきかないところがある。

綿谷先生

藤志高校の体育教師。野球部の顧問。白髪の角刈りにでっぷりした腹、そして鋭い眼光と眉間にシワを寄せている強面タイプの先生。

今どき珍しいオールドタイプの指導者で、自分の選手を見る目や方法論が絶対に正しいと信じ込み、ポジションやプレイスタイルの変更を強要することがしょっちゅう。

少しでも反論すると烈火のごとく怒鳴りちらし、そのペナルティとして試合に出さないこともあるほど。

東堂 舞(とうどう まい)

芦葉高校女子バスケ部のエース。ポジションはシューティングガード。175cmはあろうかという長身に加え、鋭い切り込みのドリブルと、アウトサイドからでも得点を決める決定力を持つ。陽と七瀬がミニバス時代から一度も勝てたことのない実力者。

江崎 祐介(えざき ゆうすけ)

藤志高校の二年生。朔の元チームメイトで、野球部の四番バッター。三年生の引退後、野球部の新キャプテンに就任している。

平野 洋平(ひらの ようへい)

藤志高校の二年生。朔の元チームメイトで、野球部のエース投手。180cmの長身から投げ込まれるキレのいい速球と縦に大きく割れるカーブ、鋭いスライダーを武器とする。

成瀬 智也(なるせ ともや)

藤志高校の二年生。朔たちとは別のクラス。嫌みにならない程度に着崩した制服、さらさらの髪に爽やかな笑顔で見目の整った好青年。

入学式の時、悠月に一目惚れしてから、ずっと好意を持ち続けており、朔と悠月がストーカー対策で偽の恋人同士になった際、朔に本当に付き合っているのか確認するため接触している。

そして、朔から恋人がフリであることを聞いた際には安堵の表情を見せ、図々しく朔に恋愛指南をお願いしている。だが、その正体は悠月のストーカーであった。