2006年10月にサンライズ制作のもとMBS・TBS系列で放送された大人気アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』!
アニメの大ヒットを起源として、映画・コミック・ゲーム・スロット・舞台など、様々なメディアミックスが展開しています!
2019年2月9日には新作映画『コードギアス 復活のルルーシュ』が公開され、なんと興行収入10億円を突破しました!
そこで今回は『コードギアス 反逆のルルーシュR2(2期)』のあらすじ&ネタバレをまとめてみました!
[itemlink post_id=”21340″]▼『コードギアス 反逆のルルーシュR2』のあらすじ&ネタバレ
第1話『魔神が目覚める日』
『黒の騎士団』がエリア11で起こした反乱事件《ブラックリベリオン》から1年後。
ブリタニア政府は、トウキョウ決戦で逮捕された『黒の騎士団』総司令ゼロの処刑を公式発表。そして、エリア11は矯正教育エリアに格下げされ、以前にも増して圧政が敷かれていた。
だが、ゼロことルルーシュ・ランペルージは、ゼロとしての記憶をすべて奪われた状態で生きていた。そして、偽りの記憶と共に弟・ロロを与えられ、アッシュフォード学園に通う一般生徒として、平穏な日々を過ごしていた。
そんなある日の放課後、ロロと一緒に賭けチェスをしにバベルタワーを訪れたルルーシュは、かつての仲間だと気付かぬまま、バニーガールの格好で給仕として潜入していたカレンと再会する。
身分を笠に着て給仕(カレン)に対して横暴に振る舞う“黒のキングを不快に感じたルルーシュは、チェスの勝負で彼をやりこめる。しかし、面子を潰された”黒のキング”はルールーシュをイカサマ呼ばわりし、殺そうとするのだった。
その時、『黒の騎士団』の残党がバベルタワーを襲撃。ゼロ=ルルーシュを教出すべく、KMF(ナイトメアフレーム)で突入してくる。
C.C.との再会によって、かつての記憶とギア
スの力を取り戻したルルーシュは、C.C.を
誘い出す罠として自分を監視し続け、殺そ
うとしたブリタニア機密情報局隊に対して
ギアスをかけ、全滅させるのだった。
第2話『日本独立計画』
神根島で撃ち合ったスザクとルルーシュ。結果はスザクの勝利だった。捕縛したルルーシュをブリタニア皇帝に差し出したスザクは、その褒賞としてナイト・オブ・セブンの地位を手に入れていた。
一方、ルルーシュは皇帝シャルルのギアスにより、母やナナリーの記憶を奪われた上で、エリア11に戻されたのだった。
バベルタワーでの一件で記憶を取り戻したルルーシュは、皇帝シャルルにギアスを与えた人物と妹・ナナリーを探し出すことを決意するのだった。
かつて『黒の騎士団』を指揮し、ブリタニア軍を圧倒したルルーシュに、カレンは「自分にギアスを使ったのか?」と聞いただす。そして、ゼロへの忠誠や憧れがギアスによって強制されたものではなく、自分のものだと知るとカレンは安心し、ゼロと共に戦う決意を新たにするのであった。
バベルタワーでの戦闘が激化する中、瞬間移動のような動きをするKMF(ヴィンセント)にゼ口=ルルーシュが狙われて窮地に陥る。ゼロを守るために戦死したト部を見て、覚惜を決めたカレンだったが、仕掛けた爆弾によりバベルタワーは崩壊し、敵の殲滅に成功する。
ゼロは支援関係にあった中華連邦総領事館へ避難し、緊急回線で世界中に『合衆国日本』の建国を再び宣言するのであった。
ゼロの復活に騒然となる中、中華連邦総領事館前にヴィンセントが出現する。そのコクビットから姿を見せたのは、なんと皇帝シャルルに与えられた偽りの弟・ロロ。「ゼロを救に来た」と言い放つ彼の右目にはギアスの紋章が浮かび上がるのだった。
第3話『囚われの学園』
中華連邦総領事館前で星刻と対峙していたロロの携帯電話に、ルルーシュから連絡が入る。ロロは、ゼロの演説がまだ放送中だったため、ルルーシュはゼロではないと判断するのだった。
しかし、演説をしていたのは、ゼロに変装していたC.C.であった。放送後に事実を知ったカレンは、C.C.に対して不快感をあらわにする。
その後、アッシュフォード学園に戻ったルルーシュは、生徒会メンバーもナナリーの記憶がないことを知り、皇帝シャルルがナナリーの身柄を拘束している可能性が高いと推測する。そして、ナナリーの命を守るためにも、ゼロの記憶が戻ったことをブリタニア側に知られてはならないと悟るのだった。
『合衆国日本』建国から3日後、ギルフォードは《ブラックリベリオン》で収監した『黒の騎士団』メンバーの処刑を明日執行すると発表する。ルルーシュはゼロの復活をアピールするためにもメンバーの救出を考えるが、自らは監視されているため、自由に動けないでいた。
そこで彼はシャーリーとの買い物デートに乗じ、偽の爆破テロ予告をしてショッピングモール全体をパニックに陥れ、機密情報局の監視から逃れる計画を実行する。さらに、無人となった監視室でロロを待ち伏せし、自分の手駒にするため、ギアスをかけようとするのだった。
だが、ルルーシュはロロに『人の体感時間を止める“絶対停止のギアス”』をかけられ、窮地に立たされてしまう。
同じ頃、中華連邦総領事館内では、『黒の騎士団』と星刻との小規模な戦闘が始まっていた。
第4話『逆襲の処刑台』
ルルーシュにゼロの記憶が戻ったと確認
したロロは、彼を殺そうとする。だが、ルルーシュから「明日、C.Cを差し出すかわりに自分を見逃してほしい」と取引を持ちかけら
れたロロは、それに応じる。
その頃、中華連邦総領事館では「天子よりゼロを信奉する」とその真意を明かした総領事。高亥が星刻に裏切り者と見なされ、殺されるのであった。その陰には『黒の騎士団が高亥の殺害犯を引き受けるなら、後の便宜を図る』と星刻がC.C.と結んだ密約があった。
翌日、『黒の騎士団』メンバーの処刑執行の日、ゼロがKMF(無頼)に乗って現れる。ゼロは一対一の決闘をギルフォードに申し出るのだが、それをギルフォードが受け入れた時、処刑場一帯の租界を構成するパネルが崩れ落ちるのだった。
ゼロのギアスによって仕込まれたこのハプニングは、まさに《ブラックリベリオン》の再来であった。ブリタニア軍が身動き取れぬまま落ちていく間に、カレンたちは捕らわれていた仲間を救出する。
一方、このチャンスでもC.Cを差し出さないルルーシュに裏切られたと感じたロロは、彼を改めて殺そうとする。
しかし、家族を持ったことのないロロは「お前と過ごしたあの時間に嘘はなかった。お前のいどころは俺が守る」と優しく語るルルーシュに安らぎを感じ、それがルルーシュの罠とも知らずに、偽りだとしても彼を兄弟として信じようと決意するのであった。
第5話『ナイトオブラウンズ』
『黒の騎士団』に復帰した者たちから《ブラックリベリオン》の際の行動について間われたゼロは、「すべてはブリタニアに勝つためだ」とのみ答える。謝罪のないゼロに不満
を口にする者もいたが、藤堂や扇がゼロを
信じたことで『黒の騎士団』は再びゼロをリーダーとして認め、結束を固めるのであった。
同じ頃、ナイト・オブ・セブンのスザクがエ
りア11に配属となり、アッシュフォード学園
に復学することになる。ゼロの記憶が戻ったことをスザクに悟られぬよう、昔と変わらぬ親友として接するルルーシュ。その陰でルルーシュは学園内の監視者にギアスを使い、自分とロロに関するすべてのイレ
ギュラーを見逃すように命じていた。
一方、スザクはナイト・オブ・ラウンズの同僚のジノとアーニャを工リア11に呼び寄せていた。
それから3日後。学園ではミレイの企画によるスザクの歓迎会が開催され、様々なクラブの催し物など、学園内はまるで文化祭のようになっていた。C.Cやカレンまでも学園にまぎれ込み、KMFで巨大ピザをつくるイベントではルルーシュも巻き込んで大騒動になってしまう。
その後、ルルーシュは扇との関係を持ち出してヴィレッタを脅迫し、機密情報局を無力化することに成功する。そして、歓迎会の終盤、スザクと2人きりで話すルルーシュは、エリア11の新総督にナナリーが就任するという衝撃の事実を知らされる。
第6話『太平洋奇襲作戦』
スザクはルルーシュとナナリーを電話で会話させ、彼の記憶が戻っているかどうかを確かめようと考えていた。しかし、ロロのギアスでスザクの時を止めている間に、ルルーシュは「今は他人のふりをしなければならない。話を合わせて欲しい」とナナリーを説得することでこの窮地を切り抜けるのであった。
その後、『黒の騎士団』はエリア11に向けて空路で太平洋上を移動中のナナリーを無傷で捕虜とする作戦を実行する。『黒の騎士団』のKMFによる奇襲を受け、ブリタニアの総督護衛団は攻略されつつあった。だが、ギルフォード、ジノ、アーニャが援軍として駆けつけたことで、藤堂たちも苦戦を強いられる。
その戦闘のさなか、総督護衛艦に潜入したゼロ=ルルーシュは、ナナリーと再会を果たす。「君はブリタニア皇帝に利用されているだけなんだよ」と優しく彼女に論すも、「自ら望んでエリア11の総督になった」というナナリーの答えにルルーシュは激しくショックを受ける。
そして、ナナリーは「故・ユーフェミアの遺志を継いで“行政特区日本”を復活させるのが願い」と語り、ゼロにも協力を依頼するのだった。
ルルーシュがナナリーに正体を明かして彼女を説得できないことをもどかしく思っている間に、ナナリー救出のためにランスロット・コンクエスターと共に現れたスザクによって、ナナリーはゼロの前から連れ去られてしまうのであった。
第7話『棄てられた仮面』
ナナリーが望む世界を実現するにはゼロが邪魔という事実にルルーシュは思い悩む。さらに、彼女にはブリタニアの正規軍とスザクが付いており、身の安全が保証されている。ルルーシュは、以前のように自分がナナリーを守らなくてもよいのではと思い始めていた。
ナナリーのエリア11総督就任の挨拶が放送され、そこで初めて発表された”行政特区日本”の再建構想にイレヴンばかりでなく、ブリタニアの貴族たちも騒然となる。スザクも最初は驚くが、ユフィの遺志が間違っていないことを示したいと思うナナリーに賛同するのだった。
一方、ルルーシュは今までの戦いを否定された思いで、完全に我を失っていた。だが、「私たちに夢を見せた責任があるでしょう!今度こそ完壁にゼロを演じきってみせなさいよ!」とカレンに叱陀されたことで、自分の戦いがすでにナナリーのためのものだけではないことに気づき、復活を果たす。
同じ頃、トウキョウ湾に侵入した『黒の騎土団』は、スザク率いるブリタニア軍の部隊から攻撃を受けていた。『黒の騎士団』は壊滅の危機に陥るも、巨大メタンハイドレード
回収プラントを爆発させてガス化、その衝
撃波でスザクの部隊を一掃するというゼロの作戦によって窮地を脱する。
その直後、ゼロは「黒の騎士団は行政特区日本に参加する」と宣言し、幹部たちは動揺するのであった。
第8話『百万のキセキ』
血塗られた虐殺皇女の記憶を忘れることができないイレヴン、現在の生活に満足している名誉ブリタニア人、”行政特区日本”に参加する者は依然、誰も現れなかった。
ゼロは『黒の騎士団』の”行政特区日本”参加について、単独でスザクたちと通信による会
談を行った。その場でゼロは、いまだに参加者がなく計画が失敗しそうな”行政特区日本”に100万人のイレヴンを動員するかわり、自分を国外追放処分扱いで見逃してほしいと取引をもちかけるのであった。
この取引に対し、犯罪者を見逃すことにスザクは一瞬憤りを感じるが、ブリタニア側にもメリットの大きいこのゼロの提案は承認されることになる。
“行政特区日本”の予定地シズオカゲットーの式典会場では、ゼロの言葉どおり100万人ものイレヴンが集まっていた。そこでエリア特法に基づき、犯罪者ゼロを国外追放処分とすることが発表される。
ブリタニア側はこの発表を聞いた不穏分子による暴動を想定していたが、彼らの行動はスザクたちの予想を遥かに越えていた。突如、大量のスモークが発生し、煙の中から現れたのは、会場に集まったイレヴンが扮した100万人のゼロだった。
ゼロの作戦によって目の前で100万人規模のイレヴンが合法的に国外脱出しようとする中、ユーフェミアによる大量修殺の悲劇を繰り返したくないスザクは彼らを見逃す決断をするのだった。
第9話『朱禁城の花嫁』
エリア11を脱出した『黒の騎士団』と100万人の日本人は、ゼロと大宦官との事前交渉の
結果、中華連邦が貸し与えることになった人工島”蓬莱島”に上陸する。 そこへ新型KMFや浮遊航空鑑イカルガも到着し、世界戦略に向け『黒の騎士団』の戦力が徐々に整いつつあった。
ブリタニア侵攻によってEUが弱体化しつつある今、残る大国である中華連邦を手に入れることがブリタニア帝国を倒す大きな足がかりになるとルルーシュは考え、中華連邦の首都・洛陽を攻略すべく計画を進めていた。
そんな矢先、天子とブリタニアの第一皇子オデュッセウスとの婚姻の知らせがゼロのもとに入ってくる。これはブリタニアと中華連邦の険悪な開係を解消するための政略的な婚姻であった。
この婚姻の陰に大宦官がブリタニアの爵位を得る密約を交わしていることを知った星刻とその同志は、天子を救い出すべきかブリタニアとの同盟を優先すべきか悩んでいた。
その後、結婚祝賀会に招かれた神楽耶に随伴したゼロは、ブリタニア側の代表として招かれていたシュナイゼルにチェスの勝負を挑む。互角の勝負の中、ゼロは故意に勝利を譲られるもそれを屈辱とし受け入れなかった。
その直後、国家の裏切り者の大宦官を討つべく星刻がクーデターを決行する。星刻は己の手で天子を失禁城の外の世界へ連れ出すために戦うが、ゼロが一歩先に天子を強奪し、人質として捕えるのだった。
第10話『神虎輝く刻』
ゼロは千葉のKMF”暁”、カレンのKMF”紅蓮可翔式”とともに天子、神楽耶を連れて朱禁城の外へ逃亡する。そして、イカルガまでの道中、ゼロは天子に「合衆国日本はもっと巨大な合衆国連合の一部であると考えており、そのために合衆国中華とあなたが必要だ」と説くのだった。
ゼロから天子を取り戻すことを条件に大宦官から罪を解かれた星刻は、超高性能KMF”神虎”を貸し与えられる。イカルガの航行ルートを先読みした星剣は、先行するKMF部隊を全滅させ、ゼロたちを待ちかまえていた。神虎は紅蓮の輻射波動砲すらも、同等の威力をもつ天愕覇王荷電粒子砲で受け止める。
その後、エナジー切れで紅蓮が稼働不能となり、カレンは中華連邦の捕虜となってしまう。撤退を進言するディートハルトに反し、ゼロはカレン救出のため中華連邦軍と真っ向から対決する命令を下すのであった。
互角の勝負を繰り広げるも、運河の水を灌漑開拓地に流して泥沼化し、そこに敵のKMFを沈ませるという星剣の作戦にはまった黒の騎士団は一気に形勢不利と化す。撤退を余儀なくされたゼロは、イカルガを天帝八十八陵に移動させて籠城することにする。
だが、大宦官がシュナイゼルと配下のナイト・オブ・ラウンズに授軍を頼んだことで絶望的な状況に追い込まれてしまう。その頃、星剣とその同志は大宦官に掌を返され、再び反逆者として抹殺されようとしていた。
第11話『想いの力』
中華連邦軍は天帝八十八陵もろともイカルガの爆撃を開始する。星刻は全軍攻撃中止を求めるが、大宦官たちは平然と「天子を見捨てる」と言い放つのだった。
天子の命を軽んじるばかりでなく、中華連邦すべてをブリタニアに売り飛ばそうとする腐った大宦官に対し、ゼロは激怒する。そして、この戦いを止めるべくイカルガの甲板上にあらわれた天子は、ブリタニアと中華連邦連合軍による多数の砲撃に狙われるが、神虎の捨て身の防御によってなんとか間に合う。
ゼロは「誰か天子を救ってくれ」という星刻の願いを聞き入れ、世界最高レベルの防御力を誇る新型KMF”蜃気楼”で彼らを護るのだった。ゼロは「組むべき相手は私しかいない。中華連邦を率いるのは貴公だ」と星刻を論
すのであった。
同じ頃、公に流されたゼロと大宦官との通信記録と星刻が起こしたクーデターの影響により、中華連邦各地で人民による反乱が発生する。シュナイゼルは民衆の支持を失った大宦官に「ブリタニアの貴族たる資格はない」と彼らを見捨て、撤退するのだった。
その後、天子を保護したゼロは、天子と日本人を政略結婚させる案を出すが、神楽耶たち女性陣に反対され、頭を悩ませた末に天子の未来は彼女自身のものと決める。そして、中華連邦内に存在するギアス嚮団捜索のため、C.C.を現地に残し、ルルーシュはエリア11へ戻るのだった。
第12話『ラブアタック!』
アッシュフォード学園へ帰ってきたルルーシュは、自分の影武者を務めていた咲世子から留守中にシャーリーとキスをしたことを聞き、愕然としてしまう。その上、ルルーシュの「人間関係を円滑に」という指示に従い、咲世子は108名の女生徒からのデートの約束を安請け合いしていたのだった。
翌日、朝から何人もの女生徒とデートしながらゼロの業務もこなすという超ハードスケジュールにルルーシュは疲れ果て、デートを申し込もうと彼を待ちかまえていた女生徒たちから逃げていると、待ちぼうけをくわせていたシャーリーに捕まってしまう。
電話を途中で切った上、突然のキスの意味も説明しないルルーシュに対し、シャーリーは露骨に不満をあらわにする。そこへ唐突に現れたミレイが、自らの卒業イベントとして『キューピットの日』の開催を発表するのであった。
その内容は全校生徒がハート型の帽子をかぶり、相手の異性の帽子を奪ってかぶると生徒会長命令でその2人は強制的に恋人同士になるというものだった。ルルーシュはこのイベントを利用してヴィレッタに自分の帽子を奪わせ、女生徒たちとの関係を清算しようと考える。
しかし、ミレイの思惑もあり、様々な相手から帽子を狙われるルルーシュは、最終的にシャーリーに奪われてしまうのだった。実はこのイベント、いつまでも煮え切らない2人を正式に付き合わせるためにミレイが親心で計画したのであった。
第13話『過去からの刺客』
V.V.によって復活したジェレミアのギアズキャンセラーにより、シャーリーは失われた記憶を取り戻し、父親を殺したゼロの正体がルルーシュであること、ヴィレッタが軍人であること、新総督のナナリーがルルーシュの妹ということを思い出す。
シャーリーは、今まで自分が真実だと思っていたこの世のすべてが嘘だと思い始める。しかし、命の危機にあった自分を「もう誰も失
いたくない」と必死で助けてくれたルルーシ
ュの言動は本物とシャーリーは確信し、彼
を許して信じようと思うのだった。
一方、ルルーシュを殺害すべくジェレミアはアッシュフォード学園に潜入し、咲世子とロロとの戦闘後、ヴィレッタからルルーシュの居場所を聞いたジェレミアは、彼のいるイケブクロ駅に向かうのだった。
そのことを事前にロロから情報を得ていたルルーシュは、トウキョウを静止させるため列車に仕込んだゲフィオンディスターバーを稼働させ、ジェレミアを撃退寸前にまで追い込む。
だが、ジェレミアがマリアンヌの暗殺当日の警備担当を務めるも主君(マリアンヌ)を守れなかったことを悔い続けていることを知ったルルーシュは彼を認め、解放する。そして、ジェレミアは亡きマリアンヌの忘れ形見であるルルーシュに忠誠を誓うのだった。
その頃、シャーリーから共にルルーシュを守り、ナナリーを取り戻す仲間になりたいと言われたロロは、肥太化した兄への独占欲ゆえに、シャーリーを射殺してしまうのだった。
第14話『ギアス狩り』
ギアスが解除され、記憶が戻ったシャーリーがルルーシュを殺すおそれがあるという理由で彼女を殺害したと話すロロ。シャーリーは最後までギアスに翻弄され、ギアスによって殺されたのだと考えたルルーシュは、彼女の仇を取るため、黒の騎士団でギアス嚮団を全滅させることを決意する。
その後、ロロとジェレミアの協力でギアス橋団の位置を特定したルルーシュは、V.V.に宣戦布告し、黒の騎士団零番隊のKMFたちと共にギアス嚮団に総攻撃を開始する。それに対し、V.V.は嚮団員が施設の研究データとともに脱出する時間を稼ぐため、ジークフリートで出撃してくるのだった。
圧倒的な機動力、攻撃力、防御力を誇るジークフリートを倒すため、ゼロはその機体にロロのヴィンセントを取り付かせる。シャーリーを殺したロロを許せないルルーシュは、ヴィンセントに爆弾を仕掛け、V.V.もろとも彼を始末するつもりだった。
しかし、先に嚮団に潜入していたコーネリアの攻撃によってその計画は崩れ去るも、ジークフリートは完全に破壊され、嚮団本部を崩壊させることに成功する。だが、ルルーシュはギアスの源であるV.V.が嚮団施設中央部にある扉の間へ脱出したことに気付き、彼を追い掛けるのだった。
そして、V.V.の生命反応を追って施設中央部に来たルルーシュはアーカーシャの間と呼ばれる特殊な空間に飛ばされてしまい、そこでブリタニア皇帝・シャルルと思いがけずに再会するのであった。
第15話『Cの世界』
ルルーシュは皇帝シャルルに母マリアンヌを見殺しにした理由を再び問うが、シャルルはギアスで聞き出せばよいと挑発する。ルルーシュは蜃気楼からまいたチャフを乱反射させることでシャルルの目を直接見ることなく、自害するギアスを掛けることに成功する。
そして、あっさりと自殺するシャルルに対し、彼から事の真相と謝罪の意を聞けなかったことをルルーシュは悔やむのだった。だが、自殺したはずのシャルルがよみがえり、彼がV.V.からコードを奪い、不老不死とギアスの効かない身体を手に入れていたことが判明する。
さらに、彼らの前にC.C.が現れ、ルルーシュに契約条件、すなわち彼女の願いを初めて
明かすのだった。その願いとは「死ぬこと」。
ギアス能力者は、その果てに力を授けた者を殺し、その地位を継ぐ力を得るという。シャルルと同等の力を得たいのなら自分を殺せと
いうC.C.の言葉を受け入れることができないルルーシュは、”Cの世界”に送られてしまうのであった。
そこでC.C.の過去を見たルルーシュは、彼女にギアス能力を与えたシスターによって強制的に不老不死を押しつけられたことを知る。そして、永遠の命の苦しみを知るがゆえに、シスターと同じことをしなかったC.C.の想いと哀しみをルルーシュは理解する。
そんなルルーシュの想いが届いたのか、C.C.がシャルルにコードを継承して殺される寸前、ルルーシュは”Cの世界”から戻り、コードの継承を阻止することに成功する。だが、目覚めたC.C.は、ギアス能力を得る前の召使いだった頃の彼女に戻ってしまっていた。
第16話『超合衆国決議第壱號』
同盟国の代表が集まる中で、ゼロは神聖ブリタニア帝国に匹敵する巨大な連合国家”超合集国”の構想を発表する。ブリタニアの植民エリアとなった亡命政権からも参加表明が届いていることで、ゼロたちは解放戦争という大義名分を得ることになる。
そして、来るべき日本奪還作戦に勝利すれば、超合集国に参加する国が増えることは明白であった。そのためにも、ブリタニアが動く前に一刻も早く”超合集国”を誕生させる必要があると考えたゼロは、各国代表に協力を求めるのであった。
同じ頃、黒の騎士団の侵攻に備え、エリア11のブリタニア政庁にはナイト・オブ・ワンのビスマルク、ナイト・オブ・テンのルキアーノとその親衛隊”ヴァルキリエ隊”が新たな援軍として集結してくる。そして、ランスロットにはニーナが開発し、スザクに託した大量破壊兵器『フレイヤ』が搭載されることになる。
ついに超合集国憲章批准式典が執り行われる日が来る。合衆国日本と合衆国中国を中心として、47ヶ国が憲章を批准したことで”超合集国”が誕生。この憲章によって超合集国共通かつ唯一の軍事力となった黒の騎士団は、超合集国決議第壱號を受け、日本解放のために進軍を始める。
一方、行方不明だった皇帝シャルルの生存が確認されたことで焦るルルーシュは、ゼロの
正体が自分と明かした上で、スザクにナナリーの命を守って欲しいと頼むのであった。
第17話『土の味』
エリア11において黒の騎士団とブリタニア軍との決戦が始まろうとしていた。この戦いを制した陣営が世界を治めることになる。その最中、ルルーシュはナナリーを皇帝シャルルから守ってもらう条件として、スザクに会うために一人で枢木神社へと来ていた。
そして、スザクと再会したルルーシュは、ユーフェミアの日本人虐殺やシャーリー死去の原因が自分にあることを告白する。「彼女たちは己の野望を実現するための駒にすぎなかったのか?」と問うスザクに、すべての罪は自分にあるとルルーシュは認めるのだった。
だが、ナナリーに罪はないと語り、土下座をしてスザクに妹を守って欲しいと頼み込む。そのあまりの身勝手さを許せないスザクは激怒し、謝るぐらいなら最後までゼロとして嘘
をつき通せと言い放つのであった。
そして、スザクは「これまでの罪を償うためにゼロとしてこの戦いを終わらせてみせろ」とルルーシュと言い、そのためには協力も惜しまない意志を示す。しかし、2人に信頼の絆が生まれようとしていた矢先、シュナイゼルの命令でスザクを尾行していたブリタニア軍人によってルルーシュは捕らわれてしまう。
その後、ルルーシュはかつてギルフォードに掛けたギアスを発動させてこのピンチを脱出する。一方、シュナイゼルから改めて自分の立場を問われたスザクは、ルルーシュとの戦いが避けられない運命であることを自覚するのだった。
第18話『第二次トウキョウ決戦』
キュウシュウ沿岸に陣取るビスマルクに対し、黒の騎士団総司令・星刻が率いる主力部隊が激突する。それを陽動とし、ゲフィオンディスターバーによってライフライン、通信綱、第5世代以前のKMFが機能停止したトウキョウ租界に向けて、黒の騎士団のイカルガ艦隊が進軍を開始する。
一方、咲世子とロロはナナリーを救出するため政庁に侵入していた。ロロをナナリー奪還の捨て駒としか考えていないルルーシュに対し、ロロもまた兄を独占するため、ナナリーの殺害を企んでいた。
その頃、スザクはルルーシュを自らの手で償わせるため、フレイヤを搭載したランスロットで出撃し、それをジェレミアが新型のサザーランド・ジークで迎え撃つ。さらに、ルルーシュをコーネリアと認識するギアスが発動したギルフォードまでもがスザクに牙を剥くのであった。
一方、政庁では咲世子に救出されたカレンが紅蓮聖天八極式で戦線に復帰し、ルキアーノとヴァルキリエ隊からルルーシュの蜃気楼を助ける。
その後、スザクのランスロットも紅蓮の圧倒的な力の前に倒れる寸前だったが、スザクに掛けられていた「生きろ」というルルーシュのギアスが発動し、スザクはフレイヤを発射してしまう。
紅蓮に回避されたフレイヤはその背後で収束を開始し、政庁を中心に周開一帯を消滅させる程の威力を発揮する。そして、咲世子による救出が間に合わなかったナナリーも、その光の中に消えていった。
第19話『裏切り』
多数の犠牲が出たにもかかわらず、最優先事項として黒の騎士団にナナリー捜索を命じるゼロを普通の精神状態ではないと感じた藤堂
は、戦線を立て直すため全軍に撤退命令を出す。
同じ頃、ブリタニア帝国の特使として黒の騎士団と会談を行うため、シュナイゼルが旗艦イカルガを訪れていた。部屋に引きこもるゼロを除いた騎士団の幹部は、会談でシュナイゼルからゼロの正体がブリタニア帝国の元皇子ルルーシュであること、そしてゼロが人に命令を強制できるギアス能力者であることを聞かされるのであった。
幹部一同は、にわかには信じられず、シュナイゼルの言葉を疑うが、ヴィレッタと共に現れた扇の証言から、ゼロへの忠誠心がギアスによるものという疑念が生じ、不信感が高まっていく。
さらに、ゼロがユーフェミアにギアスを使って日本人を虐殺させたことなどが明らかになり、ゼ口に対する信頼を完全に失った藤堂たちは、自分たちを欺いてきた裏切り者として彼を処刑することに決めるのであった。
そして、ゼロことルルーシュはイカルガ内の倉庫に呼び出され、黒の騎士団の幹部やシュナイゼル達に追い詰められてしまう。そこに蜃気楼に乗ったロロが現れ、時間を停止させるギアスでルルーシュを救出する。
その後もロロは兄を助けるためにギアスを連続使用し、黒の騎士団の追っ手から逃亡することに成功するが、心臓への負担が限界に達し、命を落としてしまうのであった。
ナナリーの死により野望が消え、死すら厭わないと思っていたルルーシュだが、すべてを失ったことで父・ブリタニア皇帝に対しなすべき自分の使命に気付くのだった。
第20話『皇帝失格』
神根島に降り立った皇帝シャルルは、世界中に散らばる遺跡を神根島の遺跡に同期させ、アーカーシャの剣を再び使用可能にしよう目論んでいた。そのシャルルの行動を察したことが引き金となり、マリアンヌが死の間際にアーニャへ仕掛けていた「心を渡る」ギアスが発動する。
それにより、アーニャの中に潜んでいたマリアンヌの精神は目覚め、C.C.と再会する。そして、己のコードを封印するため自分の意識を閉じこめたC.C.の記憶の奥底に入り込み、彼女を現実の世界へと連れ戻す。
一方、逃亡したルルーシュを発見できない黒の騎士団は、ゼロが戦死したことを公に発表する。その頃、ルルーシュは不老不死の皇帝シャルルを刺し違えてでも倒そうと、ひとり行動を開始するのであった。
同じ頃、シュナイゼルはスザクから強引にナイト・オブ・ワンの任命を要求されたことをきっかけに、自分が皇帝の座につくと宣言する。黒の騎士団との戦争を”俗事”と言い放つシャルルに「王たる資格はない」と判断したシュナイゼルはクーデターを決起し、スザクはシャルル暗殺を志願する。
王たる責務の放棄、並びにギアスに手を染めた罪を償わせるベく、神根島に到着したスザクはシャルルに剣を向ける。だが、シャルルの護衛についていたビスマルクが彼の前に立ちはだかる。
その後、遺跡に形成された思考エレベーターの中に移動したシャルルは、眼前に現れたルルーシュの計略により、二人は閉じ込められるのだった。
第21話『ラグナレクの接続』
マリアンヌが己の精神をアーニャの身体から分離して、本来の姿を現す。
半世紀前、帝位争奪のため親族間による裏切り、暗殺が日常となった状況を嘆き悲しんだシャルルとV.V.は『嘘のない世界を作ろう』と誓い合い、C.C.とマリアンヌも彼らに賛同した。人類全体が嘘をなくし、真実をさらけだすことで世界から争いが消滅する。それを実現するシステムこそ『ラグナレクの接続』だった。
マリアンヌ暗殺の真相。それはシャルルが彼女に夢中になることで、自分から離れていくことを怖れたV.V.が犯したものだった。そして、死の間際に発動したギアスによってマリアンヌはアーニャの中に自分の心を渡し、潜んでいたのだった。
それから幾年月、計画発動に必要なコードを持つC.C.がこの空間に現れたことで、ついに『ラグナレクの接続』が開始される。
だが、ルルーシュはシャルルとマリアンヌが望む閉じた世界をよしとせず、この計画を優先し日本とブリタニアの戦争を止めず自分たちを見殺しにした両親を許せなかった。
ルルーシュはギアスで『ラグナレクの接続』を崩壊させ、シャルルとマリアンヌをCの世界に吸収、消滅させてしまう。そして、現実の時の歩みを進めることを選んたルルーシュは、第99代ブリタニア皇帝に即位し、ナイト・オブ・ゼロの称号を与えたスザクを従え、ブリタニア帝国の頂点に君臨するのだった。
第22話『皇帝ルルーシュ』
皇族や貴族、軍の兵士たちをギアスで服従させブリタニア皇帝となったルルーシュは、歴代皇帝陵の破壊、貴族制度の廃止、財閥の解体、ナンバーズの解放を強行。従来のブリタニアを破壊したルルーシュは、超合集国でも支持する声が高かった。
その一方で「ゼロレクイエム」のために、逆らうすべての勢カの排除と引き替えに悪逆皇
帝の汚名を被る覚悟もしていた。
ルルーシュの皇位簒奪を認められず侵攻するナイトオブラウンズに対し、スザクは新型KMFランスロット・アルビオンで迎撃。次々と敵機を撃墜し、未来を読むギアスを駆使するビスマルクに苦戦しつつも、帝国最強の騎士ナイトオブワンを倒す。
これで名実ともにブリタニアの支配者となっ
たルルーシュは、神聖ブリタニア帝国が超合集国へ参加する意向を表明。だが、民主主義の超合集国に世界最大の人口を誇るブリタニアが加盟することは、事実上、乗っ取りを意味する。加盟を審議する評議会でそこを突かれたルルーシュは超合集国の各国代表を人質に取り、黒の騎士団と評議会議長・神楽耶を脅迫する。
その時、天空要塞ダモクレスからブリタニアの帝都ペンドラゴンにフレイヤが投下され、半径約100kmが消失。その主謀者シュナイゼルは死んだはずのナナリーが生きている様をルルーシュに見せ、驚愕させるのだった。
第23話『シュナイゼルの仮面』
死んだと思われたナナリーはシュナイゼルによって救出され、生きていた。ナナリーは兄・ルルーシュの野望を止めるべく帝都を前減させたシュナイゼルと手を組んでいた。
ルルーシュは自分の邪魔をするならばナナリーであっても叩き潰すと言い放つも、内心相当な焦りを感じていた。だが、これまで亡くした者のためにも計画を中止できないルルーシュは、最愛の妹。ナナリーと戦うことを誓うのだった。
一方、シュナイゼルは自分たちに戦争を仕掛けようとするすべての国に対し、ダモクレスからフレイヤを撃ち込む作戦を計画。彼は人々を恐怖で従属させることで、世界に平和をもたらす神になろうと考えていた。
シュナイゼルは、人質に取られた超合集国の各国代表を見殺しにしない条件として、共同戦線を張る黒の騎士団に対する指揮権を握る。かくして決戦は開始されるのだった。
ルルーーシュとシュナイゼルがまるでチェスを打つかの如く自軍の陣形の展開合戦を行った後、ブリタニア軍がロ火を切ったことで両軍激しい戦闘に突入。黒の騎士団優勢のなか、ルルーシュは富士山のサクラダイト鉱脈を爆破する。これにより誘発された富士山の噴火に巻き込まれた黒の騎士団は、ほぼ壊滅
状態となる。
一気に形勢逆転されてしまったシュナイゼルは、最後にして最大の切り札『フレイヤ』で応戦するのだった。
第24話『ダモクレスの空』
ナナリーの手によってダモクレスからフレイヤが連続発射され、ブリタニア軍の部隊が次々と消滅。絶対防衛シールド “ブレイズ・ルミナス”を展開したダモクレスには、スザクのランスロットですら突破が困難な状況だった。
ルルーシュが旗艦アヴァロンでダモクレスに突撃命令を出したその時、黒の騎士団の残存勢力が人質を救出すべく牙を剥く。スザクの防戦にも関わらず、星刻と藤堂の攻撃によりアヴァロンは撃墜されてしまう。星刻たちは艦の中枢を押さえ、人質を救出するためにアヴァロン内へ侵入。
一方、ルルーシュは自ら駆る蜃気楼で自軍のKMF編隊を率い、 ダモクレスを墜とすため突撃を開始した。ルルーシュは、ニーナが開発したアンチフレイヤ・エリミネーターを使い、蜃気楼に向けて放たれたフレイヤを無力化する。そして、ルルーシュとスザクたちはダモクレスへ侵入を開始するが、シュナイゼルは彼らと共にナナリーまでもダモクレスごとフレイヤで消滅させようとしていた。
脱出口でシュナイゼルを待ち構えていたルルーシュは、未来を信じることができず、今日という日で世界を固定する考え方こそ、皇族という記号で世界を見下してきたシュナイゼルの限界だと説く。殺害される諦観に支配されていたシュナイゼルの心を見通したルルーシュは、その隙を突いて彼に絶対服従のギアスを掛けるのだった。
第25話『Re;』
奇跡的にも己の意志でシャルルのギアスを破り、視力を取り戻したナナリーは、自分がフレイヤを撃ったことをルルーシュに告白する。それは、例えルルーシュの命を奪ってでも、最愛の兄がこれ以上、世界の悪意を背負い、罪を犯すことを阻止するためだった。
自分の代わりにダモクレスを憎しみの対象にしようとするナナリーの真意を理解したルルーシュは、彼女にギアスを掛けて、フレイヤ発射装置“ダモクレスの鍵”を奪取する。そして、シュナイゼルが自分の軍門に降り、ダモクレスとフレイヤも手に入れたことを全世界に向けて公表する。
黒の騎士団に余力は残っておらず、惰弱なEUが降伏することも明白。この瞬間、ルルーシ
ュは世界征服を成し遂げたのだった。
最終決戦から1ヶ月後、世界の支配者となったルルーシュは、ナナリーや黒の騎士団メンバーを反逆者として処刑しようとしていた。
だが、先の大戦で死んだはずのゼロに扮した
スザクが現れ、大衆の前でルルーシュを剣で刺し殺す。
“魔王”と呼ばれ、憎しみの象徴となったルルーシュが消えることで初めて世界は話し合いでひとつになれる。
このシナリオこそ、ルルーシュがスザクと共
に実現を目指してきた「ゼロ・レクイエム」だった。
世界はひとりの少年によって破壊され、新たなる創造に向けて歩み始めたのだった。