桜井海が原作を務め、Twitterに載せていた漫画が読者間で話題になり、口コミによって広まった話題の漫画『おじさまと猫』。
天然だがとても紳士な中年のおじさまが、ペット屋で売れ残ってしまっていたブサカワのよく甘える猫を飼うという、読んでいてほっこりするストーリーが魅力の作品です。
現在は、コミック総合サイト『pixivコミックス』で毎週水曜日の更新で連載されています!
2021年9月時点で単行本8巻まで発売されており、なんと累計発行部数200万部を突破しました!
さらに、Twitterで大人気になって以降、グッズの販売に加え、コラボカフェまで展開されており、波に乗ってます!
今回は、そんな注目の漫画『おじさまと猫』のあらすじ・登場人物(キャラクター)についてまとめてみました!
[itemlink post_id=”21266″]目次
▼登場人物(キャラクター)
神田 冬樹(かんだ ふゆき)
CV:中田譲治
ふくまるの飼い主。かつては結婚し、妻と暮らしていたが、妻の死をきっかけに独り身となり、現在では一人で暮らしている中年男性。
以前は著名な天才ピアニストであったが、妻の死後、ステージに上がれなくなり、今は音楽教室でピアノの先生を務めている。
ある日、ペットショップを訪れた時、売れ残っていた猫に惹かれて飼うことに決め、名前を「ふくまる」と名付けた。
猫を飼ったのは人生で初めてだったため、当初は不慣れで、戸惑うことも多かったが、深い愛情でふくまるとの絆を深めている。
ふくまる
CV:釘宮理恵
1歳になる目前まで飼い手が現れず、ペットショップで売れ残っていた猫。種類はエキゾチックショートヘア。
顔に普通の猫にはないような変な模様があり、ふくまるを見たお客さんからは「ブサイク」と言われていた。
ある日、お客さんとしてペットショップを訪れた神田に見初められ、彼に引き取られることに。
自分を愛情深く飼ってくれている神田のことが大好きで、「パパさん」と呼び慕っている。お風呂は苦手なもよう。
日比野 奏(ひびの かなで)
マリンの飼い主。若手の中では頭ひとつ抜けた実力を持つ新進気鋭のピアニスト。
神田のピアニストとしての才能に打ちのめされ、がむしゃらに練習をするが、どうしても追いつくことができずに苦しんでいた。しかし、神田が突然に引退してしまう。
そんなある日、母親から押し付けられた猫「マリン」の猫用品を買いに行ったペットショップで偶然にも神田と出会う。
マリン
日比野が飼っている猫。元々は、日比野の母親に飼われていたが、彼女の引っ越しに伴い、押し付けられる形で日比野の家で飼われることになった。実はふくまるの姉にあたる。
小林 夏人(こばやし なつひと)
神田の親友。幼少の頃からお互いを知っており、とても仲が良い。動物全般が好きで、「茶子」という名前の柴犬を飼っている。
佐藤 もみじ
神田がふくまると出会ったペットショップの店員を務める女性。なかなか貰い手が見つからないふくまるを心配して励まし続けていた優しい性格の持ち主。
実は『ふくまるをいっそ自分が飼おう』と同僚に相談したことがあり、その際にはあきれられている。
森山 良春(もりやま よしはる)
神田が務めている音楽教室のギターの先生。実は職場に内緒でバンド活動を行っており、後々はバンドで売れて大きなライブ会場でコンサートするのを夢見ている。バンドではギターと作曲を担当している。紳士的で懐が深い神田のことを慕っている。弟の雅人とはあまり上手くいっていない。
森山 雅人(もりやま まさと)
良春の弟。日比野とも面識があるもよう。兄の良春とはあまり上手くいっていない。実はプロピアニストとしての神田の大ファンであり、神田のソロコンサートのポスターを部屋に張り、CDや雑誌をコレクションしているほど。
▼ざっくりストーリー
ここからは『おじさまとの猫』のほっこりするストーリーについて紹介します!
初めに紹介した通り、おじさまと猫はごく普通な生活をしていた教師をしている中年男性とペットショップに売れ残っていた猫(ふくまる)の物語です。
今までふくまるを見てほとんどの人が「ブサイク」などの表現をふくまるに対してしていましたが、おじさまは違いました。そんなおじさまの優しさ、人柄が感じられる物語になっています。
第一話からスタートしていきますが、話を重ねるごとにふくまるがおじさまに対して「甘える」ということを覚えていきます。そんなふくまると猫を飼うことの大変さに頭を抱えるおじさまという場面が展開されていきます。
例えば、猫用のトイレのために砂を敷き詰めたのにふくまるに散らかされて汚されてしまう場面があります。この場面を読んだ猫を飼っている読者から「共感した」という声が多くあったそうです。漫画を通じて読者が共感できるのはとてもいいことですよね。
ここからはほっこりする「おじさまと猫」のあらすじを若干ですがネタバレも含んでご紹介させていただきます。ネタバレ見たくないよっていう方はゆっくり見てネタバレがありそうだったら飛ばし飛ばし見ていってください(笑)。
▼1巻のあらすじ
ここからの記事はおじさまとふくまるのほっこりする話や面白い話、二人の出会いなどの紹介をしていきます。
あらすじ①
「この猫をください」といったある中年男性。その猫とは店でブサイクと客から言われ、年齢ももうすぐ1歳になる猫でした。猫は今まで客に嫌なことも言われ、自分の値段も日々下がっている現実からからか、中年男性が言った言葉は信じれませんでした。
しかし、購入を希望した中年男性は猫を抱きしめ、「欲しくなった」と言います。猫は嬉しさから目に涙を浮かべるのです。
これが一番はじめの「おじさまと猫」の出会いになります。
猫を買い男性の家に着くのですが、今まで狭い狭い箱の長い間閉じ込められていた猫は恐怖のあまりか箱から出てきません。また、狭いところから出るのが怖いだけではなく、男性の家族にまたひどいことを言われるのではないか。と不安になります。すると男性は「この家には私しか住んでないからね」と猫に向けて言います。こんなに家が広いのに一人で住んでいるのかと猫は驚きました。
この男性も自分と同じ独り身なのかと猫は感じました。実はこの男性は結婚はしていたのですが死別になり長い間一人暮らしをしています。
こうして独り身同士の生活が始まりました。
一緒に暮らすことになった男性と猫。
あらすじ②
読者の皆様ももちろんだと思いますが生活していくには名前は必要不可欠です。そこで男性は色々な名前で猫を読んでみます。今までずっと独りだった猫は呼ばれるだけでも嬉しくどんな呼ばれ方でも嬉しそうに反応しました。すると男性は自分の子供に名前をつけたときの話を猫にします。
奥さんと一緒に一生懸命考えて、結局つけたのは一番初めに出てきた名前だったそうです。その話を猫に向けて話しながらつけた名前が「ふくまる」。意味は猫と「出会えたことが幸福」という意味。深い意味ですね。
猫は、男性が大きな意味を持ってつけてくれた名前に対して大きな声で返事をするのです。名前が決まり同じ屋根の下で一緒に暮らす生活が始まった、おじさまとふくまる。
幸せな生活を送っていました。
そんなある日の夜。
おじさまは奥さんの夢を見ます。
奥さんは以前、子供が自分たちから離れたら猫を飼いたいと言っていました。
今回の夢は外で野良猫におじさまと奥様が出会うという夢でした。
奥さんは野良猫を撫でながらおじさまに触ってみるか聞きました。おじさまは「怖がらせたらかわいそう」と言います。奥さんはそれを聞いてこう言います。「ならきっと、ペットはあなたのことが大好きになる」と言いました。これを読んだとき私はどういう意味かわかりませんでした。追って読んでいきますがその言葉を最後に夢からおじさまは覚めます。
起きたときおじさまはベッドの端で寝ていました。そのことに疑問を感じふと横を見ると、ふくまるが寝ていました。
昨日、お風呂に入れようとしたのだがふくまるは怖がって逃げました。そのまま寝てしまったので脱衣所で寝ているはずのふくまるが横にいました。
実は、ふくまる目を覚ましていて。おじさまの布団に入ってきていたのです。
そんなふくまるを見ておじさまは感動します。
そしておじさまはふくまるを抱きしめます。奥さんが言ったように、ふくまるが自分のことを大好きになってもらえる時が来ることを、願うのでした。
あらすじ③
日は経ち、世は明け、朝になります。おじさまはふくまるに二つのことを伝えました。
ご飯をゆっくり食べること。高いところに登らないこと。
これを聞いたふくまるは自分が置いてけぼりになるんじゃ無いかと感じました。
おじさまは家を出ていきます。
寂しくなってふくまるは窓から外を見ます。すると、おじさまがこちらに向かって手を振っています。これを見てふくまるの不安は無くなりました。
しかし不安だったのはふくまるだけではなくおじさまも同じでした。
おじさまは心配性で会社に行ってもふくまるのことが心配で仕方がなかったのです。
仕事が終わり走って帰るおじさま。家に着き玄関を開けるとそこにはふくまるがいました。
ふくまるもおじさまの帰りをずっと待ち続けていました。
お互い不安だったのと同時にこの家が二人の家なんだと改めて実感するのでした。
▼まとめ
これ以上話すとネタバレになるのでここでやめておきます。笑
いかがでしたか?
猫と人間という違う生き物の出会いから暮らしまでの物語でした。
初めて読む人も1巻からほっこりさせてもらうことができたと思うので、2巻以降も楽しみに読むことができるんじゃないかなと思います。
以上で「おじさまと猫」の登場人物とあらすじの紹介を終わります。
今回の記事でこの漫画に興味を持ってもらえた方がいましたらぜひ読んでみてください。