週刊少年ジャンプで絶賛連載中、堀越耕平が原作を務める大人気漫画『僕のヒーローアカデミア』。
2019年4月に始まったTVアニメがきっかけで人気に火がつき、現在、週刊少年ジャンプで連載している作品の中で最も勢いがあります!
2022年2月時点でコミックが最新33巻まで発売されており、累計発行部数6500万部を突破しました!
さらに、2019年12月20日(金)には『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ: ライジング』が公開されました!
今回は、そんな注目の漫画『僕のヒーローアカデミア』の登場人物(キャラクター)を一覧にしてまとめてみました!
[itemlink post_id=”21007″]▼雄英高校1年A組
緑谷 出久(みどりや いずく)

本作の主人公。国立雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する男子生徒。真っすぐで真面目、努力家で正義感の強い性格の持ち主。
真っすぐにヒーローを目指すその姿は、クラスの面々からも一目置かれており、担任の相澤からは「クラスを動かす中心人物の一角」と評されている。
真面目で温和な性格や、困っている人を見捨てないその心情、後述の過去に起因する、他者の苦しみに対する感受性の高さは、多くの人物から高い評価を受けており、父に対する複雑な思いに目を曇らせていた轟など、彼によって救われた人物も多い。
夢は「どんなに困っている人でも笑顔で救ける最高のヒーロー」になること。「ヒーローになること」と同じくらい「危機にある人を助けること」にも強いこだわりを持ち、誰かを助けるために自身の安全や生存などの、後先を考えずに突っ込んでしまうことが多々ある。
この一面は多くの人物から「いつか身を滅ぼす」と危険視されていたが、度重なる怪我による母の涙を見たことで、出久自身がその一面を反省しており、「勝って」「守れる」ヒーローになるべく、より一層の研鑽に励むこととなる。
そんな正義感の強い性格の一方で、小心者かつ泣き虫な一面や、女子と話すことに多大な意識を持つなどの年頃な一面も見られ、物語の開始当初は、クラスメイトの麗日を異性として意識している描写が多く見られる。
また、物語開始当初は涙を流すシーンが多く見られたが、様々な経験によって徐々に改善されつつあり、「どんなに困っている人でも“笑顔で”救ける最高のヒーロー」という夢に、図らずも近づきつつある。
学業成績は優秀で、分析力や判断力も高く、特にプロヒーローに関する知識は、いわゆる重度のヒーローオタクの域にある。
元々はヒーロー、とりわけ不動のNo.1ヒーローであったオールマイトに強いあこがれを抱き、自身もヒーローになることを志す普通の少年だったが、同時に作中の“超人社会”において少数派、かつヒーローになることはほぼ望めない“無個性”の少年だった。
しかし、中学3年の頃に遭遇したある事件をきっかけに、憧れのヒーロー・オールマイトから「ヒーローとしての素質」を見出され、オールマイトの個性である“ワン・フォー・オール”の譲渡を受けて、彼の後継者となった。
そのような経緯を経たこともあって、オールマイトへの憧れの思いは良くも悪くも強く、彼を意識しすぎるが故に、自身の戦闘スタイルに関する思考が狭まるなど、その思いは夢への原動力になると同時に、少々の欠点ともなっている。
【ヒーロー名】
ヒーロー名は『デク』。元々は、幼馴染の爆豪から無個性であることを揶揄して呼ばれていたあだ名、名前(出久)をもじった蔑称であり、本人もそのことを自嘲するようなあだ名だった。
しかし、雄英高校に入学してすぐの頃、知り合った麗日から「頑張れって感じで好きだ」と評価されたことで認識を転換し、自身のヒーロー名として活用するに至っている。
【個性】
増強型の個性『ワン・フォー・オール』。発動条件は口頭もしくは心の中で「SMASH!!」と叫ぶこと。
「力を蓄積する個性」と「個性を譲渡する個性」が混ざり合ったことで生まれた個性であり、出久はその9代目の継承者。
譲渡を受けた当初こそ、個性に蓄積された力と出久自身の体が釣り合っておらず、しかも細かな制御ができずに常に100%の力を発揮するしかなかったため、発動と同時に自身の体すら破壊してしまう諸刃の剣だった。
しかし、様々な経験や訓練を経て、常に自身の体が壊れない程度のパワーを発動する『ワン・フォー・オール フルカウル』を習得した。
死穢八斎會との戦闘終了時点で、許容上限は8%の常時発動(20%までなら発動そのものは可能だが、その分身体に大きく負担がかかる)。
肉体的な機能を増強させる個性のため、戦闘スタイルは近接戦闘特化の肉弾戦。当初はオールマイトへの強い憧れから、両腕をメインに使っての戦闘が多かった。
だが、度重なる怪我によって両腕が使えなくなる可能性を示唆されたことや、ボロボロになった自身を見た母に泣かれたことで、自分に合ったスタイルの転換を模索することに。
オールマイトから「まだ私に倣おうとしている」と指摘されたことで、自身の中に宿るオールマイトのイメージを一部払拭し、足技主体の『ワン・フォー・オール フルカウル シュートスタイル』を発案し、これをメインの戦闘スタイルと定めた。
A組とB組の合同戦闘訓練にて、『ワン・フォー・オール』の中に培われてきた過去の継承者達の個性の一つ『黒鞭』が発現する。
爆豪 勝己(ばくごう かつき)

極めて上昇志向や自尊心が強く、周囲に対しても攻撃的な性格。典型的ないじめっ子のような粗暴な言動や、不良じみた態度から、周囲からは度々「ヒーローではなく敵(ヴィラン)っぽい」と評されている。
しかし、ヒーローに対する憧れや思いは、間違いなく彼の芯となっており、敵連合からスカウトを受けた際には、その甘言を一蹴している。
『爆破』という強力な個性に加え、それを活かすことができる優れた頭脳と身体能力、そしてセンスの良さを持つ。
当初、その恵まれた才能を盲目的に褒めそやす周囲の環境もあって、物語開始当初は、「自分が一番だ」と思い込み、無個性であり何もできない出久をいじめる悪辣な人物として描かれていた。
しかし、出久が個性を譲渡され、あまつさえ自身と同じ雄英高校に進学してきたことや、出久の個性がオールマイト由来のものだと公表されなかったこともあり、「今まで無個性のフリして自分を馬鹿にしていた」と考えて激怒している。
そして、入学直後の戦闘訓練で出久と対戦し、怒りのままに出久を倒そうとするが敗北する。
その敗因をオールマイトに諭されたことで、以降は表向きは変わらずとも、出久のことを少しずつライバルとして認めるような面が見られるようになる。
その後、1学期の期末試験演習では、曲がりなりにも出久を対等なライバルとして、明確に認める言動を残している。
夏合宿では、ヴィラン連合に誘拐され、本人は望まずして『神野の悪夢』の引き金となってしまう。
そのことで「オールマイトを終わらせてしまった」と強い苦悩を抱えるようになり、後に出久にその心の内を吐露し、オールマイトに憧れた者同士で『オールマイトに見初められた者と、オールマイトを終わらせてしまった者』として真剣勝負を行う。
それに勝利した後、オールマイト本人から出久の個性についての真相を聞き、あらためて『オールマイトを超えるヒーロー』を目指すという目標を再確認した。
そのような苦悩を抱えていたためか、ヒーロー仮免許試験では轟と共に1年A組で二人だけの不合格者となっており、轟と共に仮免許取得のための講習に取り組んでいる。
【ヒーロー名】
未定。
当初は「爆殺王」「爆殺卿」というヒーロー名を考案していたが、「ヒーローらしくない」という理由で却下を受けている。そのため現在も決まっておらず、候補も未定。
【個性】
個性は『爆破』。手のひらの汗腺からニトロのような汗を分泌し、それを自在に爆発させることができる能力。その汗が溜まれば溜まるほどに威力も高まる。
個性の引金が“汗”であるため、夏場に強い一方で冬場はスロースターターになる。単純な攻撃力だけでなく、爆炎の光を利用した目くらましや、爆発を推進力として利用した高速移動、空中移動など、幅広く応用も効く強力な個性。
爆豪はヒーローコスチュームの腕部に汗を溜める機構を付け、そのピンを外すことで前方に爆発を起こすなど、様々な必殺技を既に考案している。
強力な個性であることは間違いないが、爆発の威力に限界があり、限界を超えた爆発を起こすと掌が痛み、自身にもダメージが入る欠点を持つ。
麗日 お茶子(うららか おちゃこ)

本作品のヒロイン。雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する女子生徒。温和かつ明るい性格の持ち主。
両親は建築会社を経営しているが、収入事情が芳しくなく、そんな両親を助けるためにヒーローを志した親思いの少女。そのため、ヒーローになってお金を稼いで両親に楽をさせるのが目標。
その穏やかな優しさはクラスメイトにも向けられ、当初は蔑称だった「デク」というあだ名を「頑張れって感じで好きだ」と評し、出久に発想の転換を与えた。
優しい性格や戦闘向きではない個性から、救助活動をメインとするヒーローを目指しており、雄英高校で教師を務めながらヒーローとしても活躍している13号に憧れを持っている。
しかし、体育祭で爆豪に完敗したことを機に、戦闘能力の必要性を認識し、職場体験では武闘派ヒーローであるガンヘッドの事務所に赴き、近接戦闘術である『ガンヘッド・マーシャル・アーツ』を身に着けた。
出久に関しては、当初は飯田も交えて3人で行動する友人の一人として見ていたが、出久の真っすぐな行動を近くで見続けたことで彼への気持ちが恋愛的な好意へと変化している。
1学期の期末試験の一幕でその好意を自覚するも、『目標のために頑張る出久が好き』ということにも気づき、当面の間、自身の恋心に蓋をするという決断を下した。
【ヒーロー名】
ヒーロー名は「ウラビティ」。
ヒーロースーツは後述の機構以外の指定をしなかったため、デザインはパツパツのボディスーツ型となってしまっている。当初は本人も恥ずかしがっていたが、デザインの変更はせずにずっと使用し続けている。
【個性】
個性は『無重力(ゼログラビティ)』。両手の指先に肉球があり、全ての肉球が触れたものを一時的に無重力状態にすることができる能力。
だいたい3トンくらいが無重力化できる許容量で、その許容量を超えると乗り物酔いのような症状を起こし、最悪の場合は嘔吐してしまう。
奥の手として自身を浮かせることもできるが、この場合は短時間で嘔吐してしまうなど、負担も大きい。
夏合宿では、許容上限の底上げのために修行を行い、その甲斐あって短時間なら酔い無しで自身を浮かせることが可能となった。
飯田 天哉(いいだ てんや)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する男子生徒であり、学級委員長。見た目からもわかる通り、真面目で堅物、かつ実直な性格の持ち主。ルールを重んじる典型的な委員長タイプであり、担任である相澤からは「(担任が動かずともクラスを動かしてくれるから)便利」と評価されている。
そのような性格のため、ルールを軽んじるものには特に厳しく、後に友人となる出久からも、当初は「怖い人」と誤解されていた。しかし根は真っすぐかつ素直な好青年であり、他人のいいところや自分の否を素直に認め、他者を慮ることができる好人物。
仲間想いな人物でもあるが、それと同時に冷静で大局的な判断を下せる人物でもあり、血気に逸った出久たちが「ある作戦」を断行しようとした際には、彼らの気持ちを理解しつつもその中核だった出久を殴り、涙を流しながら「プロに任せるべきだ」と説得を試みた。
生家は、代々有名なヒーローを排出する名家。彼はその次男坊であり、特に兄であるプロヒーロー「インゲニウム」に強いあこがれを抱いている。彼自身の目指すヒーロー像も、兄のような「規律を重んじ人を導く、愛すべきヒーロー」である。
「ヒーロー殺し・ステイン」の事件では、兄の復讐に駆られ、一時期我を忘れて暴走してしまうが、出久と轟の言葉を受けて改心。その事件で腕に負った怪我の跡を、あえて残して戒めとすることで、兄のヒーロー名「インゲニウム」を継ぐ覚悟を決めた。
【ヒーロー名】
ヒーロー名は「インゲニウム」。
元々は兄が名乗っていたヒーロー名だが、ヒーロー殺し・ステインによって引退に追い込まれた兄からその名前を託され、襲名する形でその名を継いだ。
【個性】
個性は『エンジン』。ふくらはぎにエンジンのような機関が備わっており、速く走ることができる能力。
ガソリンは100%オレンジジュースで、炭酸飲料を飲むとエンストを起こしてしまう。
一速、二速、三速とギアチェンジを行うことで様々な状況に対応ができ、瞬発力では出久や爆豪に劣るが、長時間、長距離の速度であればクラス内で最速を誇っている。
また、10秒ほどの最終手段として『レシプロバースト』という必殺技を持っており、爆発的な速度で移動することも可能。ただし、使用後は反動としてエンストを起こしてしまう。
仮免取得後、兄の提案によりエンジンのチューニングを行い、『レシプロバースト』の持続時間が10分まで可能となった。
轟 焦凍(とどろき しょうと)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する男子生徒であり、推薦入学者の一人。オールマイトに次ぐ実力を持つヒーロー「エンデヴァー」の実子。
中心で色が分かれた白と赤の頭髪と、左目近くのやけどの跡が特徴的な美少年。常にクールな態度を崩さず、クラスメイトからも「イケメン」と評されている。
態度同様のクールな性格であり、物語の開始当初は後述の事情もあって、他人を寄せ付けないところも散見された。しかしその事情がある程度解消されてからは、クラスメイトとの交流も増え始め、意外と付き合いが良く、かなり天然な一面が見られるようになっている。
父であるエンデヴァーが「オールマイトを超える」ことを考えて、個性のみを目的とした婚姻によって作り上げた、「父の“炎”の個性と、母の“氷”の個性を持った最高傑作」。幼い頃から父によって、オールマイトを超えるヒーローになるための苛烈な英才教育を施されてきた。
そのような状況で父への憎悪を募らせつつ、優しい母によってなんとか精神の均衡を保って育ってきたが、ある日、父から暴力を振るわれていた母が発狂。「エンデヴァーに似てきた」として、焦凍の左半身に煮え湯を浴びせる凶行に出てしまう。
これによって母とも引き離された焦凍は、父に対する憎しみを爆発させ、「父の個性である“炎”を使わず、母の“氷”だけでオールマイトを越えて、エンデヴァーの目論見を否定する」ことを目標として雄英高校に入学した。
入学後もしばらくは氷の個性のみでトップレベルの実力を維持してきたが、体育祭の決勝トーナメントで出久と対戦。氷の個性に追い詰められ、満身創痍になりながらも諦めない出久から、「氷も炎も、君の力じゃないか」と檄を飛ばされたことで、高校入学から初めて炎の個性を解放。出久に勝利を収めると同時に、父への憎悪に多少の進展がみられるようになった。
その後はずっと避けていた母への見舞いを皮切りに、「自分のなりたいヒーロー」像を模索しつつ、父から実力や判断力を学び取ろうとするなど、不器用なりに父に歩み寄る姿勢を見せている。しかし仮免許試験で「エンデヴァーの息子」であることを指摘されて激昂、スタンドプレーに走って不合格になるなど、完全に憎悪を克服したとは言い難い。
仮免試験不合格後は、同じく不合格になった爆豪と共に、仮免許取得のための講習に励んでいる。
【ヒーロー名】
ヒーロー名は「ショート」。
単純に自身の名前というシンプルなものであり、コスチュームも当初は氷を基調とし、父の個性をつかさどる左半身を隠すものだったが、後にジャケットとベストというシンプルなものに変更している。
見た目自体はシンプルだが、ジャケットには体温調節機能が備わっており、個性の使用を助ける合理的なコスチュームになっている。
【個性】
『半冷半燃』。文字通り、右半身で凍らせ左半身で燃やす。
氷と炎を自由自在に操る強力な個性。「ビル一棟をまるごと凍らせる」「床に氷を纏わせて敵の移動を制限する」など、範囲や規模もあるていど自由に操ることが可能。
強力な個性であることには違いないが、「相反する能力が同居しているため、使い分けに気を取られ過ぎる」「強力ゆえに攻撃が大雑把になりがち」「そもそも個性に頼りすぎる」など、個性そのものの弱点や、使用者の傾向としての弱点が、作中でたびたび指摘されている。
また、「個性のどちらかだけを長時間使用すると、その分の弊害(例として氷の場合、体温の低下による身体機能の低下)が生じる」という致命的な弱点もある。ただしその弱点は、個性を交互に使用することで解消できるため、父との関係の軟化後は、さほどの問題になっていない。
蛙吹 梅雨(あすい つゆ)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する女子生徒。自分自身のことを「思ったことを何でも言っちゃう性格」と称しているが、実際は周囲のことを良く見て行動する、仲間想いで冷静な性格の持ち主。自分の気に入った相手には「梅雨ちゃんと呼んで」とお願いしている(嫌いな人には呼んでほしくないと言っているため、一種の線引きのようなものと思われる)。
自分が死ぬかもしれない時にも仲間を優先して守ろうとするなど、勇敢さと自己犠牲的な精神力を持ち合わせており、雄英高校の教師陣からも「課題らしい課題の無い優等生」「人々の精神的支柱となり得る器」と高く評価されている。
【ヒーロー名】
ヒーロー名は「”FROPPY”(フロッピー)」。
自身の個性をポップに表現したそのネーミングセンスは、ヒーロー名考案の授業を受け持った教師・ミッドナイトからも賞賛されている。
【個性】
『蛙』。その名前の通り、「蛙っぽい」ことなら大体なんでもできる個性。
水中での自由自在な活動はもとより、舌を伸ばす、壁に張り付く、ものすごい跳躍力、保護色、皮膚からの弱い毒液の分泌など、応用の幅がかなり広い個性。
その一方で、蛙同様に寒さに弱く、極端に温度が低い場所では冬眠体勢に入って眠ってしまうという欠点を持つ。
切島 鋭児郎(きりしま えいじろう)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する男子生徒。男らしさにこだわる熱血漢。しかしそのようなこだわりを周囲に押し付けることはなく、快活で平等なクラスのムードメーカーでもある。明るくて良い奴。
その態度の悪さから敬遠されがちな爆豪とも対等な友情を育んでおり、その友情が結果的に「神野の悪夢」事件の最悪の結末を回避する一手となった。
中学時代はヒーローに憧れる内気な少年であり、同じ学校の人気者だった芦戸に羨望と嫉妬の混ざった感情を抱いていた。しかしある事件をきっかけに一念発起。自身の理想の姿でもあった芦戸に追いつくために体を鍛え、高校入学を機に髪もセットして現在の性格となった。
ヒーローインターンでは大阪を拠点とするヒーロー・ファットガムの下で活動し、ヒーロー活動のデビューを果たす。その後はファットガムの下で死穢八斎會の捜査にも参加し、ファットガムと共に八斎衆の乱波・天蓋のコンビと戦闘。追い詰められるも自身の原点を思い出し、ファットガムを身を挺して守ることで勝利に貢献。
味方であるファットガムどころか、敵である乱波にすら「すごい男」と認められるほどの活躍を見せた。
【ヒーロー名】
ヒーロー名は「烈怒頼雄斗(レッドライオット)」。憧れのヒーローである漢気ヒーロー・紅頼雄斗(クリムゾンライオット)から着想を得て考案した。
【個性】
個性は『硬化』。力むことで体を硬化させることができる能力。
本人は「ヒーローとしては地味」と考えているが、最強の盾にも最強の矛にもなり得る、対人戦に優れた個性。
物理攻撃相手であれば完封も狙える個性だが、連続で攻撃を受け続けると徐々に体の力みが失われ、どこかの効果が脆くなってしまうという弱点が存在している。また、持続時間も10分程度であり、一度効果が途切れる(息切れする)と、再び硬化するためには一度息を吸う必要がある。そのため接近戦かつ長期戦になると少々不利になってしまう。
八百万 百(やおよろず もも)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する女子生徒。出久たちの年度の推薦入学者の一人。1年A組の副委員長を務めている。高校生離れしたグラマラスな体も相まって、作中では度々「発育の暴力」とも評されている。
真面目で落ち着いた性格の持ち主だが、良家のお嬢様という育ち故に世間に疎く、度々純粋な一面や天然な一面をのぞかせる。
学力や分析力に長け、責任感の強さもあって指揮官役を務めることも多いが、実際は年相応の精神面の脆さを持ち合わせており、体育祭で常闇に惨敗してから自信を喪失し、しばらくはスランプに陥っていた。
しかし、期末試験でタッグを組んだ轟に発破をかけられて自信を取り戻し、二人での試験通過に大きく貢献した。
【ヒーロー名】
ヒーロー名は「クリエティ」。個性の関係上、露出度がかなり高いコスチュームを着ている(これでも露出を抑えているらしい)。
【個性】
個性は『創造』。自身の蓄えた脂質を様々な原子に変換し、生物以外の物質を作り出すことができる能力。
生成するものは、形状や性質まで基本的に自由自在だが、創造のためにはその物質の分子構造まで正確に理解していなければならない。
また、物質の生成と構築の間に、大きさや複雑さに比例して時間がかかることや、あまりにも個性を使い過ぎると栄養不足で動けなくなるなど、弱点もそれなりに多い。
峰田 実(みねた みのる)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する男子生徒。エロいことが大好きで、女子にセクハラして痛い目にあうこともしばしば。
【個性】
個性は『もぎもぎ』。丸い実のような物質をもぎることができる能力で、その実は超くっつく性質を持つ。調子がいいと丸一日経ってもくっついたまま。本人にはくっつかず、ぷにぷに跳ねる。もぎったそばから生えてくるが、もぎり過ぎると血が出る。
上鳴 電気(かみなり でんき)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する男子生徒。流行りに敏感で、チャラくて軽いノリな性格の持ち主。
【個性】
個性は『帯電』。電気を纏うことができる能力。放電することも可能だが、指向性はないため無差別に周囲を巻き込んでしまうのが欠点。また、ワット数が許容オーバーすると脳がショートし、一時的に著しくアホになってしまう。
常闇 踏陰(とこやみ ふみかげ)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する男子生徒。基本的にはクールな雰囲気の持ち主。厨ニ病な言い回しが特徴。
インターン先はNo.2ヒーローであるホークスの事務所で、ホークスのことを師と呼んで尊敬している。
【ヒーロー名】
ヒーロー名は「ツクヨミ」。
【個性】
個性は『黒影(ダークシャドウ)』。伸縮自在な影のようなモンスターを身体に宿しており、そのモンスターを操る能力を持つ。黒影は闇が深い程に獰猛になり、攻撃力は増す反面、制御が難しくなる。逆に、日光下では制御はしやすいが、攻撃力は低くなる。
ホークスの下でのインターンを経て、黒影の常に浮遊状態であることを利用した飛行技『黒の堕天使』を習得している。
芦戸 三奈(あしど みな)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する女子生徒。常に明るく快活な性格であり、クラスのムードメーカー。勉強は苦手だが、身体能力は1年A組女子の中で一番高い。ダンスが趣味で、ブレイクダンスなどの激しいダンスもできる。
好きなものに挙げるほど恋バナが好きで、「些細なことでも恋愛に結び付けたい!」と公言する。しかし、自身も恋愛に憧れる普通の少女の一面を持つ。
切島と同じ中学の出身であり、現在と変わらず学校全体の人気者だった。切島からは羨望と嫉妬の混ざった感情を向けられていたが、彼女はそんな切島のことを気にかけていたらしく、高校デビューを祝福すると同時に、自分を追い詰めがちな彼を今でも気にかけてフォローしている。
【ヒーロー名】
ヒーロー名は「Pinky(ピンキー)」。
当初は「エイリアンクイーン」という名前を考案したが、却下されて「Pinky」となった。
【個性】
個性は『酸』。体中から溶解液を噴出することができる能力。溶解度や粘度は調節が可能で、物を溶かすだけでなく、壁に張り付いて昇るなどの応用も可能。ただし、制御を間違えると、自身の服など意図しない物が溶けてしまう。
青山 優雅(あおやま ゆうが)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する男子生徒。貴族のような口調に反して、予想できない行動をとる変わり者。幼い頃からサポートアイテムのベルトを巻いており、身体と個性が合っておらず、同じ境遇のデクを励ますなど、意外と良いやつ。
【ヒーロー名】
ヒーロー名は「”I can not stop twinking.”(キラキラが止められないよ☆)」。
【個性】
個性は『ネビルレーザー』。ヘソからレーザーを放出する能力。1秒以上射手すると、お腹を下してしまうため、持続時間がネック。
耳郎 響香(じろう きょうか)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する女子生徒。ロックな雰囲気の持ち主。音楽一家で育った影響もあり、一通りの楽器は弾ける。W数が許容オーバーしてアホの状態になった上鳴が笑いのツボ。
【個性】
個性は『イヤホンジャック』。耳たぶがジャックになっており、そのジャックを指すことで自身の心音を爆音にして放出できる能力。また、微細な音をキャッチすることも可能で、分厚い壁でも彼女には筒抜け。ジャックは約6mほど伸ばせる。
瀬呂 範太(せろ はんた)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する男子生徒。
【個性】
個性は『テープ』。両肘からセロハンテープのような粘着テープを射出することができる能力。遠くの場所にテープをくっつけ、そのテープを巻き取って移動したり、テープを切り離してトラップにしたりと、攻撃力は高くないが色々と応用がきく個性。
障子 目蔵(しょうじ めぞう)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する男子生徒。
【個性】
個性は『複製腕』。両腕の他に左右2つずつの触手を持ち、その先端に口や耳といった身体の器官を複製することができる能力。
尾白 猿夫(おじろ ましらお)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する男子生徒。真面目な性格の持ち主。武術が得意で、個性も含めて近接戦闘に優れている。
【個性】
個性は『尻尾』。ムキムキで強靭な尻尾が生えており、第3の手のように動かせる能力。攻撃や防御だけでなく、移動にも使える便利な個性。仰向けに寝転がりづらいのと、椅子に座りづらいのが弱点。
砂糖 力道(さとう りきどう)

雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する男子生徒。
【個性】
個性は『シュガードープ』。糖分10gにつき3分間パワーが5倍になる能力。しかし、糖をパワーに使い続けると徐々に脳機能がダウンしていくため、消耗戦は苦手。
▼雄英高校1年B組
物間 寧人(ものま ねいと)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する男子生徒。なにかと注目されがちな1年A組をライバル視しており、蹴落とそうと策を練ることもしばしば。嫌味な発言に加え、人を煽るような口調で、ひねくれた性格の持ち主。よくA組に嫌味を言ってエキサイトしているところを拳藤に気絶させられている。
【個性】
個性は『コピー』。触れた者の個性を触れてから5分間のあいだ使うことができる能力。複数人をコピーすることも可能だが、一度に使える個性は一つだけで、同時に複数の個性は使えない。
拳藤 一佳(けんどう いつか)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する女子生徒。B組のクラス委員長を務めている。情にあつく、姉御肌の人物で、周囲からの信頼もあつい。よくA組に嫌味を言ってエキサイトしている物間を手刀で気絶させている。
【個性】
個性は『大拳(たいけん)』。自らの拳を巨大化させることができる能力で、強力なパワーを生む。
鉄哲 徹鐵(てつてつ てつてつ)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する男子生徒。真っ直ぐな性格の持ち主。
【個性】
個性は『スティール』。身体を鋼のようにすることができる能力。最強の盾にも最強の矛にもなり得る、対人戦に優れた個性。一応、切島とは異なる個性だが、能力はほぼ同じ。
金属ゆえに硬度には限界がある反面、強力な熱や冷気に耐えることができる。
塩崎 茨(しおざき いばら)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する女子生徒。慈愛に溢れた人物で、裏をかいたり、人を欺いたりするのは苦手。
【個性】
個性は『ツル』。頭髪がツルになっており、伸縮自在に操ることができる能力。また、ツルを切り離して遠隔操作することも可能。水と日光をしっかり採っていればすぐに生えてくるため、ハゲることはない。
宍田 獣郎太(ししだ じゅうろうた)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する女子生徒。いいとこの坊っちゃん。雄英の教師であるハウンドドッグを尊敬している。
【個性】
個性は『ビースト』。獣化することで体格・筋力・嗅覚・聴覚・視力を大幅に強化できる能力。ただし、獣化中はハイになってしまう。
骨抜 柔造(ほねぬき じゅうぞう)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する男子生徒。B組推薦枠の一人。
【個性】
個性は『柔化』。触れたモノを柔らかくすることができる能力。もう一度触れると解除が可能。生物には効かない。
回原 旋(かいはら せん)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する男子生徒。わりと好戦的な性格の持ち主。流されやすい一面もある。
【個性】
個性は『旋回』。身体中どこでもドリルのように回転させることができる能力。
取蔭 切奈(とかげ せつな)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する女子生徒。個性の関係から、彼女のコスチュームには再生機能が付いている。
【個性】
個性は『トカゲのしっぽ切り』。全身バラバラに切り離し、行動することができる能力。全身を50に分割可能。離れた部位は一定時間が経つと動かなくなり、欠けた部位は再生される。
角取 ポニー(つのとり ぽにー)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する女子生徒。
【個性】
個性は『角砲(ホーンホウ)』。角を飛ばすことができ、飛ばした角を4本まで操作することができる能力。
円場 硬成(つぶらば こうせい)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する男子生徒。率先して動くタイプではないが、サポート力はピカイチ。
【個性】
個性は『空気凝固』。自分が吹き出した空気を固めて壁や足場にすることができる能力。肺活量によって形成できる大きさが決まる。強度がそこまで高くないのが欠点。
泡瀬 洋雪(あわせ ようせつ)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する男子生徒。
【個性】
個性は『溶接』。別々のモノを分子レベルで結合させることができる能力。ただし結合したいモノとモノに触れていないと発動しない。
小大 唯(こだい ゆい)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する女子生徒。表情が変わらず、口数も少ないため、何を考えてるのか分からない女の子。中学時代、男子の間でファンクラブが結成されていたが、彼女は気付かずに卒業している。
【個性】
個性は『サイズ』。触れたモノの大きさを変えることができる能力。生物には効かない。
鱗 飛竜(りん ひりゅう)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する男子生徒。小学生の時に中国から引っ越してきた。真面目で勤勉な性格。
【個性】
個性は『鱗』。身体中に硬質の鱗を生成し、鎧にしたり、飛ばして攻撃することができる能力。
鎌切 尖(かまきり とがる)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する男子生徒。
【個性】
個性は『刃鋭(じんえい)』。全身から刃を出すことができる能力。
黒色 支配(くろいろ しはい)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する男子生徒。厨ニ病な言い回しが多く、常闇にシンパシーを感じている。
【個性】
個性は『黒』。黒に溶け込むことができる能力。また、(動かせるもの限定で)溶け込んだ黒い物を動かすことも可能。
小森 希乃子(こもり きのこ)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する女子生徒。アイドルヒーローになりたいと思っている。
【個性】
個性は『キノコ』。体から胞子を飛ばし、瞬時にどんな場所にもキノコを生やすことができる能力。湿気が多い場所ほど胞子がよく飛び、キノコがよく生える。ちなみに、人体にも生える。
吹出 漫我(ふきだし まんが)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する男子生徒。とてもポジティブな性格の持ち主。子ども好きで、子ども達を笑顔にしたいと思っている。
【個性】
個性は『コミック』。擬音を具現化することができる能力。
凡戸 固次郎(ぼんど こじろう)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する男子生徒。のんびりした性格の持ち主。
【個性】
個性は『セメダイン』。身体から接着剤を噴出することができる能力。ちなみに、接着剤が乾く時間も調整可能。
柳 レイ子(やなぎ れいこ)

雄英高校ヒーロー科1年B組に所属する女子生徒。
【個性】
個性は『ポルターガイスト』。身近にあるモノを操ることができる能力。人も動かすことが可能。ただし、動かせる重量はヒト一人分ほど。
▼雄英高校3年
通形ミリオ(とおがた ミリオ)

雄英高校の3年生であり、その中でもトップに君臨する「ビッグ3」の一人。難関である雄英高校のトップ3でありながら、それを鼻にかけることもない気さくで明るい性格。師にあたるサー・ナイトアイの影響からかユーモアを意識している節があり、初対面の相手にはまず一発ギャグで笑いを取りに行こうとする(ただしそのセンスは微妙)。同じくビッグ3に名を連ねる天喰とは、幼馴染で親友。
雄英のトップクラスでありながら目立った成績は残しておらず、一時期は最下位近くの劣等生だった時期もあったが、それでも笑顔を絶やさずに地道な鍛錬を続けたことで、才能を開花させ、雄英の教師陣やプロヒーローからも「最もNo1に近い男」「オールマイトの後継者にピッタリな人物」と評価されるに至っている。
サー・ナイトアイの事務所でインターンを行っており、インターン先を探していた出久にナイトアイ事務所を勧め、紆余曲折を経て共に死穢八斎會事務所の捜索に参加する。
【ヒーロー名】
ヒーロー名は「ルミリオン」。
オールマイトを意識したネーミングであるらしく、「全て(all)とはいかずとも、100万(million)を救うヒーローになる」という願いが込められている。
【個性】
『透過』。発動させると、あらゆるものをすり抜ける。
敵の攻撃をすかすことができるため、一見すると無敵のように見えるが、実際はかなりピーキーで難しい個性。
発動中は地面や空気、音や光も透過してしまうため、ただ地面を下に落ちていく感覚だけが残ることになる。裏技的に、「質量のあるものと重なった状態で個性を解除する」ことで、急速に体が弾かれ、それによる疑似的な瞬間移動が可能となる。
しかし視覚や聴覚の情報を頼りに移動先を選ぶことができないため、彼はナイトアイ事務所でインターンに励み、「予測」能力を鍛えることで、ようやく個性を使いこなすに至っている。
もちろん透過するのは「体だけ」のため、普通の服を着ている際に個性を使用すると、服をすり抜けて全裸になってしまう。
そのため彼のヒーローコスチュームは、彼自身の毛髪から作られた特別性となっており、個性の発動に合わせて一緒に透過する安心仕様。
天喰環(あまじき たまき)

雄英高校の3年生であり、その中でもトップに君臨する「ビッグ3」の一人。目つきが鋭く、一見すると威圧感のある見た目だが、性格は極度の上がり症でネガティブ思考。いっそ異常なほどの緊張しいで、インターン先のファットガムからも「メンタルが弱い」とその点を指摘されている。
しかしそんな性格の一方、実力はプロのヒーローを上回る程であり、一度奮起したら状況をよく見て自身のできることをやり通す精神力を発揮する。
同じビッグ3の通形とは幼馴染で親友同士。
【ヒーロー名】
ヒーロー名は「サンイーター」。
親友の通形を「太陽」として見て羨望していた時期に、通形から「俺が頑張れるのはお前が頑張っているからだ」と発破をかけられ、その時の経験から着想を得たヒーロー名。
少々不気味だが「太陽(通形)にも負けない」という意気が込められている。
【個性】
『再現』。食べたものの一部を、自分の体に再現できる。
アサリを食べればアサリの貝殻、牛肉を食べれば牛の蹄など、食物からの再現はもとより、「誰かの個性によって創造されたもの」を食うことで、疑似的にその個性を再現することも可能。
あくまで身に着ける形で「再現」しているだけで、肉体そのものが変化しているわけではない。複数のものを同時に再現することも可能で、サイズをある程度増減させることも可能。
天喰は、「攻撃にも防御にも使える」という理由で、アサリを毎日食べるようにしている。
波動ねじれ(はどう ねじれ)

雄英高校の3年生であり、その中でもトップに君臨する「ビッグ3」の一人。好奇心の強い性格で、思ったことを何でも口にしてしまう。それ故に無自覚な毒舌家な一面もあるが、ふわふわした態度と可愛らしさによって、彼女に悪い感情を持つ者はあまりいない。
インターン先はドラグーンヒーローのリューキュウ事務所。麗日と蛙吹と同じインターン先であり、彼女たちとも打ち解けている。
【ヒーロー名】
ヒーロー名は「ネジレチャン」。
十中八九自分の名前のもじりだが、その分シンプルで覚えやすい。
【個性】
個性は『波動』。自分の活力をエネルギーに、衝撃波を放つ。ただし波動は何故か捻じ曲がってしまうため、スピードは出ない。
攻撃力は高く、足の裏からは同を出すことで浮遊もできるなど、強力かつ応用範囲の広い個性。
ただし攻撃力が高すぎるため、現場では周辺の状況を確認して使う必要がある。
▼雄英高校のその他生徒
心操 人使(しんそう ひとし)

雄英高校普通科1年C組に所属する男子生徒。ヒーロー科も受験していたが、実技試験と個性の相性が悪くて落ちている。しかし、ヒーローになることを諦めた訳ではなく、ヒーロー科への編入を狙っている。
ヒーロー科A組とB組の合同戦闘訓練に特別参加し、個性と変声可変機構マスク『ペルソナコード』、そして捕縛布を用いて活躍する。
合同戦闘訓練が編入試験を兼ねており、2年からヒーロー科に編入することが決まる。
【個性】
個性は『洗脳』。彼の問いかけに答えた者を洗脳することができる能力。本人に洗脳する気がないと洗脳のスイッチは入らない。
発目 明(はつめ めい)

雄英高校サポート科1年H組に所属する女子生徒。自ら開発した装備を「ベイビー」と呼び、企業にアピールするためなら平気で他の生徒を利用する明け透けな性格。雄英の開発工房を利用し、入学して1ヶ月余りで多くのアイテムを作り出した発明バカ。
【個性】
個性は『ズーム』。5km先のモノでもくっきり見ることができる能力。
絢爛崎 美々実(けんらんざき びびみ)
雄英高校サポート科3年G組に所属する女子生徒。去年のミスコンの覇者。絢爛豪華な派手さを持つ。
甲矢 有弓(はや ゆうゆ)
雄英高校3年の女子生徒。ねじれの親友。ねじれのことを銀河一かわいいと思っている。
▼雄英高校教師/プロヒーロー
オールマイト

平和の象徴として君臨する「No1ヒーロー」。異名として「ナチュラル・ボーン・ヒーロー」などとも評され、「存在自体が“敵(ヴィラン)”への抑止力」とまで評される、文字通りに規格外のヒーローである。
本名は八木 俊典(やぎ としのり)だが、自身が「平和の象徴・オールマイト」として君臨するため、その名前も含むプロフィールや個性の詳細は、一般には公開していない。
スーパーマンのような筋骨隆々の体躯と、常に浮かべた安心感のある笑顔が特徴。本人も“笑顔”を常に意識しているが、それは師匠であり“ワン・フォー・オール”の先代継承者・志村菜奈の「世の中、笑っている奴が一番強い」という教えに由来している。
高い身長や、作中で度々「画風が違う」と評されるアメコミ的な強面など、ともすれば威圧感すら与えかねない見た目をしているが、本人の性格は至って善良ないい人。
ファンサービスを気軽に行い、アメリカンジョークなども頻繁に飛ばす親しみやすさやユーモアセンスも持ち合わせており、作中世界の多くの人物から、強い憧れと親しみを抱かれている、まさに「ヒーローの中のヒーロー」というような存在。
そのような親しみやすさの一方で、ヒーローとしての正義感は何よりも熱く、そして強い。作中だけでも多くの“敵”を真っ向からねじ伏せているほか、かつて社会の闇に君臨していた“最強の敵”「オール・フォー・ワン」を物語開始の6年前に討ち破るなど、その活躍は「生ける伝説」として語り継がれている。その一方、“敵連合”を初めとする多くの敵から命を狙われてもいる。
前述の「オール・フォー・ワン」との激闘によって、呼吸器系や胃の全摘出など、身体に数多くの重大な損傷を抱え、ヒーローとしての活動に人知れず制限が加わることとなってしまっている。作品開始時でも、ヒーローとしての活動時間は1日3時間が限度となっており、その後も徐々に減退。前述の筋骨隆々の体躯も維持できなくなっており、ヒーロー活動時は「力む」ことでその体格(マッスルフォーム)を装っているが、限界と共に骸骨のような極端に痩せた虚弱な姿(トゥルーフォーム)へと変化してしまう。
その状況故に自身の限界を悟り、後継者を探していたオールマイトが、無個性でありながら愚直に「助けを求める誰かを救う」ヒーローを目指していた出久を見出したことで、物語が始まりを迎えることとなる。
出久への個性譲渡後は、彼を後継として鍛えるべく雄英高校に教師として赴任。出久だけでなく、次世代のヒーローの卵たちを育成する日々を送っている。しかし教師としては素人であるため、先輩である相澤やリカバリーガールに度々甘さや未熟さを叱責されている。
【個性】
増強型の個性「ワン・フォー・オール」。その8代目継承者。
当たり前だが、出久以上に個性を使いこなしており、発動時には天候すら変えてしまうほどの超パワーを発揮する。
彼自身も出久同様、この個性を得るまでは無個性だったが、先代である志村菜奈に見出されたことで個性を継承。「この国の“柱”になる」という夢へと歩み出したという過去を持つ。
出久への個性継承後は、オールマイト自身の中に残った“残り火”を用いて活動を行う。“残り火”という表現からもわかるように、その使用には限界が存在しており、個性の使用や時間の経過によって、その力は徐々に減退していく。
そして物語の中で描かれた「神野の悪夢」事件によって、その残り火は完全に消失。オールマイトはヒーロー活動を引退し、以降は雄英高校の教師として、後進を育成する活動に当たっている。
相澤消太(あいざわ しょうた)

雄英高校に努める男性教師。1年A組の担任を務める。合理性を重視する性格であり、時間を無駄にすることを嫌う。見込みがない生徒には「半端に夢を追わせるほど残酷なことはない」と考え、早々に除籍して切り捨ててしまう。これまでに除籍した生徒は154人。昨年度はクラス全員を除籍処分にしたほど。
一見すると非情に見える人物ではあるが、誰よりも生徒や一般市民の安全を考えている人物でもあり、見込んだ生徒には付きっ切りで指導を行うなど、実際はかなり面倒見がいい。しかし指導方針があまりに違うため、オールマイトとは対立しがち。
【ヒーロー名】
ヒーロー名は「イレイザー・ヘッド」。
考えるのが面倒だったため、学生時代に同級生だったプレゼント・マイクが考えた名前をそのまま使っている。
メディアへの露出を嫌っているため、ヒーローとしての知名度は低い。
【個性】
個性は『抹消』。見たものの個性を使用不能にする能力。瞬きによって解除される。
個性が常時発動している「異形型」の個性には通じないが、相澤は首元に巻いた捕縛武器を用いての近接戦闘を行うことで、その弱点をカバーしている。
しかし、相澤自身がドライアイのため長時間の使用ができず、雄英高校への敵連合襲撃の際に負った怪我で、持続時間はさらに短く、インターバルは長くなってしまっている。
プレゼントマイク

雄英高校に努める男性教師。雄英の催し物で司会を担うことが多いハイテンションな人物。相澤とは同期にあたる。首の機械は指向性スピーカー。ラジオDJでもある。本名は山田ひざし。
【個性】
個性は『ヴォイス』。大音量の声を発することができる能力。声量、高音、低音のすべてがヤバい。
産声で両親と分娩医が耳血を出したという逸話を持つ。
ミッドナイト

雄英高校に努める女性教師。SM嬢のような見た目から18禁ヒーローと呼ばれている。嗜虐心を煽られるとドSな本性が顔を出す。
【個性】
個性は『眠り香』。嗅いだ者を強制的に眠らせることができる香りを身体から放出する能力。女性より男性の方が効きやすい。
リカバリーガール

雄英高校に努める看護教諭。40年以上も雄英に携わっており、校長と同等の発言力を持つ。その貴重な能力から”雄英の屋台骨”とも言われている。本名は修善寺治与(しゅうぜんじちよ)。
“ワン・フォー・オール”の秘密を知っている数少ない人物の一人で、オールマイトがデクに力を継承したことも気付いている。
【個性】
個性は『癒し』。対象の治癒力を一時的に超活性化できる能力。ケガを治すには対象の体力が要るため、大きなケガが続いている対象に使うと、体力を消耗しすぎて逆に対象が死んでしまう。
定期的に各地の病院を回り、治癒を施したりしているため、多忙なもよう。
13号

雄英高校に努める男性教師。災害救助でめざましい活躍をしているプロヒーローでもある。雄英高校のあらゆる事故や災害を想定した演習場『USJ』を自ら作った。相澤の後輩らしく、相澤のことを先輩と呼んでいる。
【個性】
個性は『ブラックホール』。どんなものでも吸い込んで塵にすることができる能力。その能力で災害から人を救い上げている。一方で、簡単に人を殺せる危険な個性でもある。
セメントス

雄英高校に努める男性教師。オールマイトのファンらしく、脳無を倒すために全力を尽くして変身が解けてしまったオールマイトの姿を周囲から隠して秘密を守ってくれた。
【個性】
個性は『セメント』。触れたコンクリートを粘土のように操ることができる能力。建物や道路などにコンクリートが多く使用されている現代社会ではとても強力な個性。
エクトプラズム

雄英高校に努める男性教師。
【個性】
個性は『分身』。口からエクトプラズムを飛ばし、任意の位置で本人に化けさせることができる能力。一度に出せる人数はだいたい30人くらい。数が出せなくなる代わりに、巨大な分身を作り出すことも可能。
ハウンドドッグ
雄英高校に努める男性教師。生活指導を担当している。本当に怒っている時は人語を忘れる。
【個性】
個性は『犬』。非常に鋭い嗅覚を持ち、距離が離れていても人数や精神状態を嗅ぎ分けることができる。
根津校長

雄英高校の校長。オールマイトを雄英に教師として招いた人物。動物に個性が出現した珍しい例で、世界的にも類を見ない唯一無二の存在。
【個性】
個性は『ハイスペック』。人間以上の頭脳を持っている。
グラントリノ

隠居中のプロヒーローで、オールマイトの師匠。活動一年間だけ雄英の教師をしていたことがあり、オールマイトの担任であった。一見すると愛嬌のある老爺だが、その実オールマイトにトラウマを植え付けたほどの指導の鬼。ヒーロー活動そのものには興味がなく、友人だった志村菜奈にオールマイトを鍛えるよう頼まれ、そのためにヒーロー免許を取得した。そのため、ヒーロー活動はほとんど行っておらず、知名度はほぼ無いに等しい。本名は酉野空彦(とりの そらひこ)。
オールマイトの真実を知っている数少ない人物の一人で、その後継者である出久を職業体験で指名。彼に修行を付け、「ワン・フォー・オール フルカウル」を習得させた。
「神野の悪夢」にも参戦したほか、その後の警察との秘密作戦にも指名されており、無名のヒーローながら実力を高く評価されている。
【個性】
個性は『ジェット』。吸い込んだ空気量に応じて、足の裏の噴射口からジェット噴射を行える能力。空中を高速で移動でき、シンプルながら応用範囲が広く、強力な個性。しかし、年齢の問題があり、全力で個性を使用すると腰を痛めてしまう。
エンデヴァー

No.2ヒーロー。焦凍の実父。本名は轟炎司(とどろき えんじ)。戦闘能力だけではなく、判断力にも優れており、史上最多の事件解決数を誇るプロヒーロー。上昇志向が強く、自らが超えられなかったオールマイトを超えるヒーローにするため、個性婚で妻の個性を手に入れ、自身の個性をより強化して作った子供が焦凍である。そのため、焦凍に対しての期待は大きい。
不動のNo.1ヒーローであったオールマイトが”オール・フォー・ワン”との戦いを経て引退した後、繰り上げでNo.1ヒーローとなる。
【個性】
個性は『ヘルフレイム』。強力な爆炎を放出することができる能力。
ホークス

オールマイト引退後のNo.2ヒーロー。傲岸不遜でマイペースな性格の持ち主。名誉名声に頓着がなく、長期目標を見据えて動くタイプ。『ヒーローが暇を持て余す世の中にしたい』と考えている。
18歳で事務所を立ち上げ、その年の下半期には史上初10代でのトップ10入りを果たしたことから、「速すぎる男」と呼ばれている。
誰よりも早く事件を一人で解決してしまうため、彼のサイドキック達は事後処理を担当している。
雄英の体育祭指名では、鳥仲間というのに加え、敵連合の情報を聞くために常闇を指名し、その後のインターンでも常闇を受け入れた。
インターンで必死にホークスへ追いつこうとする常闇の姿を見て、常闇に「飛べる奴は飛ぶべきだよ。地面に縛りつけられる必要なんてない」とアドバイスしている。
ヒーローとして活躍しつつ、敵連合の動向を探るためにスパイとして潜入している。敵連合の信頼を得るため、休業中であったベストジーニストに何かをしたもよう。
【個性】
個性は『剛翼』。固くしなやかな羽の一枚一枚を思いのままに操ることができる能力を持つ。
悲鳴や呼吸、衣擦れなどの人から生じる振動を感知し、羽を飛ばして倒壊するビルから大勢の人間を一度に助けるなど、とても便利な個性。
羽を減らし過ぎると自身の飛行性能が下がるらしい。
ベストジーニスト

No.4ヒーロー。雄英高校のOBであり、本名は袴田維(はかまだつむぐ)。ファッションリーダーでもあり、若者から中年層まで幅広い人気を誇る。爆豪の職場体験先は彼の事務所であり、指名した理由は「爆豪のような凶暴な人間を矯正する」のが主なヒーロー活動であるため。
“オール・フォー・ワン”との戦いで重傷を負い、活動休止中にも関わらず、支持率は今期一番で、オールマイト引退後のビルボードチャートでNo.3となった。
【個性】
個性は『ファイバーマスター』。繊維を自在に操ることができる能力。デニムの繊維が最も操りやすく、スウェットの繊維がちょっと苦手。人が服を着る以上、彼には抗えない。
エッジショット

No.5ヒーロー。忍者のようなコスチュームが特徴的。その私生活は謎に包まれており、ヒーロー活動以外では人前に姿を現さない。ファンの間では「彼を隅々まで知りたい派」と「ミステリアスだからこそ良い派」でしばしば争いが起こる。本名は紙原伸也(かみはら しんや)。
シンリンカムイやMt.レディとチームを組み始め、オールマイト引退後のビルボードチャートではNo.4となった。
【個性】
個性は『紙肢』。体を薄く細く引き伸ばすことができる能力。その変化速度は鍛練によって音速を超える程であり、目にも止まらぬ速さで敵を射ぬく。ちなみに、体を薄くして扉の隙間から侵入することも可能。
ミルコ
オールマイト引退後のビルボードチャートでNo.5となったプロヒーロー。本名は兎山ルミ(うさぎやま るみ)。
リューキュー

No.9ヒーロー。クールビューティーな見た目に加え、その個性から若くして絶大な人気を誇る。お茶子と梅雨ちゃんのインターン先は彼女の事務所。ちなみに、雄英ビッグ3の一人・波動ねじれも彼女の事務所でインターンをしている。本名は竜間龍子(たつまりゅうこ)。
オールマイト引退後のビルボードチャートではNo.10にワンランクダウンしている。
【個性】
個性は『ドラゴン』。
ギャングオルカ

No.10ヒーロー。神野区での敵連合掃討作戦にも参加していた超実力派。全国の水族館から講演やショー出演の依頼が絶えない。しかし、堅物な性格と見た目の怖さから子供によく泣かれてしまうのが悩み。ちなみに、『ヴィランっぽい見た目ヒーローランキング』第3位。本名は逆俣空悟(さかまたくうご)。
【個性】
個性は『シャチ』。超音波を放つなど、シャチっぽいことが陸上でもできる能力。
サー・ナイトアイ

オールマイトの元相棒(サイドキック)であるプロヒーロー。本名は佐々木未来(ささき みらい)。出久と通形のインターン先。
見た目に違わない、厳格でストイックな性格。オールマイトの真実を知る人物の一人で、通形をオールマイトの後継者に推薦していた。そのため、出久を後継者として認めていない。しかし出久のヒーロー観に対しては「オールマイトの奥底の狂気に似ている」と語り、認めている節がある。
外見的に真面目でクールな印象だが、筋金入りのオールマイトオタクという一面を持つほか、ユーモアを重要視し、ユーモアの無い報告をした部下をくすぐりマシーンにかけるなど、かなりシュールな行動も散見される。
見た目同様、頭脳戦に長けた人物ではあるが、直接的な戦闘能力も高く、戦闘では1つ5㎏の「超質量押印」を投擲して戦う。なお、印鑑の形なのは自身の印象に合わせたユーモアとのこと。
【個性】
個性は『予知』。対象の一部に触れて目線を合わせることで、1時間の間、その対象人物の未来を先に見ることができる。ただし発動から再発動までは、24時間のインターバルが必要。諜報活動でも使用する関係上、発動条件は社外秘として伏せられている。
未来は基本的には何をしても変わらず、その未来に介入するような行動をとっても、結果は必ず見たとおりに修正されてしまう。
このことからナイトアイは「自分が見たことで未来を決定づけているのではないか」と苦悩を抱えていた。
しかし死穢八斎會との戦闘において、出久が未来を捻じ曲げたことから、「望む未来のヴィジョンを強くもつこと」「複数人が未来を捻じ曲げることを強く望むこと」で、予知を覆すことができると知った。
ファットガム

大阪を中心に活動するプロヒーロー。マスコットっぽい外見とは裏腹に、中身は割と武闘派で男らしい。本名は豊満太志郎(とよみつ たいしろう)
コテコテの関西人のような性格。明るい性格とファンサービスも気軽に行う人柄で、世代や性別を問わずに多くのファンを抱える人気ヒーロー。
そんな性格の一方で戦闘力も高く、警察と協力して違法薬物を取り締まっていた時期があるらしい。
雄英高校からのインターンとして、天喰と切島を指導しており、二人に対しては先達であるプロヒーローとして、目を掛けて指導している。
【個性】
個性は『脂肪吸着』。蓄えた脂肪に何でも吸着させ、沈めることができる。
主に捕縛に向く個性であり、衝撃なども吸着して沈められるため、防御に関する能力がとりわけ高い。
裏ワザとして、衝撃を吸着して沈めておき、それを一気に解放してカウンターに使うという技もある。しかし衝撃を沈めている間はガンガン脂肪が燃焼していき、あまりにもため込み過ぎると脂肪を使い切ってやせてしまう(作中では「結果にコミットした」と称された)。
衝撃吸着によるカウンターは、攻撃力は高いが、その分脂肪の盾を消費する諸刃の剣で、脂肪を消費する関係上連発はできない。
シンリンカムイ

実力、人気ともにうなぎ登りの若手実力派プロヒーロー。なかなか壮絶な幼少期を経てヒーローになっており、それがドキュメンタリー番組で紹介されて以降、人気が爆発した。本名は西屋森児(にしやしんじ)。
エッジショットやMt.レディとチームを組み始め、オールマイト引退後のビルボードチャートではNo.7へと大躍進を続けている。
Mt.レディとの熱愛報道が報じられたらしい。
【個性】
個性は『樹木』。身体から樹木を伸ばすことができる能力。必殺技は「先制必縛ウルシ鎖牢」。
Mt.レディ

デビューしたばかりの新人プロヒーロー。若くして事務所を立ち上げ、事件解決も人気も上々だが、注目を得るために都市部に事務所を構えているため、その個性で都市部の建物を破壊してしまい、赤字となることもしばしば。そんなドジなところを含めてニッチなファンがいる。本名は岳山優(たけやまゆう)。
エッジショットやシンリンカムイとチームを組み始め、オールマイト引退後のビルボードチャートではNo.23となっている。
シンリンカムイとの熱愛報道が報じられ、「ノーコメントで」と答えている。
【個性】
個性は『巨大化』。身長を通常の162cmから2062cmに巨大化することができる能力。大きさを調整することができないのが欠点。
ガンヘッド

武闘派のプロヒーロー。肉弾戦を得意としている。見た目に反して喋り方はかわいい。お茶子の職場体験先は彼の事務所。
【個性】
個性は『ガトリング』。腕に銃のような器官がついており、爪のように硬化した角質の塊を撃ち出すことができる能力。
フォースカインド

武闘派のプロヒーロー。肉弾戦を得意とするが、特筆すべきは肉弾戦に持ち込むまでの戦術を構築する冷静な思考。切島と鉄哲の職場体験先は彼の事務所。
【個性】
個性は『四本腕』。文字通り四本の腕が生えている。
ウワバミ

才色兼備のプロヒーロー。ずば抜けた戦闘能力はないが、ヴィラン逮捕への貢献度はずば抜けている。その美しい容姿を活かし、副業として多数のCMにも出演している。八百万と拳藤の職場体験先は彼女の事務所。
【個性】
個性は『蛇髪』。髪の先がヘビになっており、ヘビの索敵能力で潜伏中の敵や逃走中の敵を迅速に捉える。
マンダレイ

ヒーローチーム『プッシーキャッツ』の司令塔。本名は送崎信乃(そうざきしの)。両親をヴィランに殺された甥っ子の洸汰を引き取ったが、距離感を掴めずにいる。
【個性】
個性は『テレパス』。遠くにいる複数の相手に直接言葉を伝達することができる能力。
ピクシーボブ

ヒーローチーム『プッシーキャッツ』の一員。本名は土川流子(つちかわりゅうこ)。チームコンセプトやネーミングは彼女が発案。婚期が遅れていることを気にしている。
【個性】
個性は『土流』。土を自由に操作することができる能力。
ラグドール

ヒーローチーム『プッシーキャッツ』の一員。本名は知床知子(しれとこともこ)。明るい性格で盛り上げ役。4人でチームを組もうと言ったのは彼女らしい。“オール・フォー・ワン”に個性を奪われて以降は、事務作業で3人をサポートすることに。
【個性】
個性は『サーチ』。その目で見た人の情報(居場所や弱点など)を100人まで丸わかりにできる能力。
虎(とら)

ヒーローチーム『プッシーキャッツ』の一員。本名は茶虎柔(ちゃとらやわら)。元女性であり、タイで性転換したらしい。
【個性】
個性は『軟体』。人間ばなれした体の軟らかさを持つ能力。平たくなったりもできるため、崩落事故などの救助も繊細に行える。
バブルガール

ナイトアイの相棒(サイドキック)の一人。本名は泡田薫子(あわたかおるこ)。
【個性】
個性は『バブル』。
センチピーダー

ナイトアイの相棒(サイドキック)の一人。本名は百足従造(もあしじゅうぞう)。
【個性】
個性は『ムカデ』。
ロックロック

壊理を救うために死穢八斎會の本部に立ち入りを行う際に、ナイトアイが協力を依頼したプロヒーロー。
【個性】
個性は『施錠』。触れたモノをその場に固定することができる能力。生物は固定できない。また、あまりに強大な力や広大な面積のモノも固定することはできない。
ヨロイムシャ
オールマイト引退後のビルボードチャートでNo.9となったプロヒーロー。
ウォッシュ
オールマイト引退後のビルボードチャートでNo.8となったプロヒーロー。
クラスト
オールマイト引退後のビルボードチャートでNo.6となったプロヒーロー。
▼ヴィラン連合
死柄木弔(しがらき とむら)

“敵連合”のリーダー。本名は志村転弧(しむら てんこ)。オールマイトの師匠であり7代目の「ワン・フォー・オール」継承者・志村菜奈の孫にあたる。
全身に多数の手を張り付けた、不気味な痩身の青年。気だるげで冷めた態度をとっているが、割と饒舌で話し好き。顔に貼り付けた手を「父さん」と呼んで特別扱いしており、それを傷つけようとする相手には異様なほどの殺気を露にする。
登場当初は子供じみた言動、行動が散見されており、オールマイトからは「幼児的な万能感の抜けきれない子ども大人」と評されていた。しかし、物語の進行と共に成長し、ステインや出久との関わりによって“悪”としての信念を得て以降は、「オールマイトを殺し、彼の正義に基づいた“現在の社会”を否定する」ことを信念として行動を開始。理念に賛同して集まった、敵連合の仲間たちと共に、“悪のカリスマ”として成長しつつ暗躍する。
オール・フォー・ワンのことを「先生」と呼んで尊敬しており、彼に対しては強い恩を感じている。オール・フォー・ワンの方からも「次世代の悪の支配者」として育成されており、「神野の悪夢」の時点で「巣立ちができる程度には育った」とされていた。
【個性】
個性は『崩壊』。5本の指で触れたものを粉々に崩してしまう。人間一人を塵にする程度なら、1分と掛からないほどの、強力かつ凶悪な個性。
一般的な物質だけでなく、バリアのようなエネルギー体にも効果を発揮しており、その効果範囲は広い。
ステイン

過去17名ものヒーローを殺害し、23名ものヒーローを再起不能に陥れたヴィラン。”ヒーロー殺し”の異名を持つ。本名は赤黒血染(あかぐろちぞめ)。
飯田の兄(インゲニウム)を襲った犯人であり、複数人のヒーローを相手に互角以上に戦えるほど戦闘能力が高い。
何を成し遂げるにも信念(想い)がいると考えており、英雄(ヒーロー)が本来の意味を失い、偽物がはびこる社会と、徒に力を振り撒く犯罪者を粛清対象としている。
保須市で逮捕されてしまうが、彼の生き様は多くの裏社会の人間たちに影響を与え、彼が所属していたヴィラン連合が力を付けるきっかけを作るのであった。
【個性】
個性は『凝血』。対象の血液を摂取することで身体の自由を最大8分間奪うことができる能力。血液型がB>AB>A>Oの順で奪える時間が多い。
黒霧(くろぎり)

敵連合の一員。死柄木の世話役のように振る舞う男。
常に全身を黒い霧で覆った、紳士的な態度の男性。しかし敵対者に自身の個性を用いて、その体を引きちぎろうとするなど、残酷さも垣間見せる。
敵連合の中でも中核ポジションにおり、実際に個性を用いて“連合の足”として動くことが多い。
【個性】
『ワープゲート』。黒い霧を使って、別の空間を繋げて移動することができる能力。彼の全身を覆っている黒い霧も、この個性によって作られているもの。
ゲートのサイズは自由に調整でき、開閉も黒霧自身の自由。相手を半端にゲートに通してからゲートを閉じることで、対象をバラバラに切断することも可能(ただし黒霧自身は「体内に相手の血や臓物が散らばる」とあまり積極的にその手段を取りたがらない)。
ゲートを任意の場所に出現させるためには、その場所に関する正確な座標情報が必要。
黒い霧に実体はないが、黒霧自身はそれを纏っているだけで、頭部や胴体は実体部分であるため、攻撃が通る。
荼毘(だび)

敵連合の一員。全身につぎはぎのような傷のある、不気味な男。荼毘という名前も本名ではなく通称でしかない。連合には、ヒーロー殺し・ステインの思想に賛同して参加。それ以前は目立った事件を起こしていなかったようだが、連合への参加後には、「仲間集め」として各地の敵と接触し、気に入らないと個性で焼き殺すという凶行に及んでいる。
冷徹な性格で、集団の指揮ができるほどには頭も回る。林間合宿襲撃の際には、接敵した轟に対して意味深な発言を残しており、後述の個性も相まって轟家との関係性が疑われている。
【個性】
正式名称は不明。手のひらから青い炎を出し、広範囲を焼却する。
青い炎の温度は高く、非常に高い攻撃力を持つが、長時間使用すると荼毘自身の皮膚を溶かしてしまう。
トガヒミコ/渡我被身子(とが ひみこ)

敵連合に所属する少女。血を見ることを好む異常性の持ち主。未成年のため名前を報道されていないが、連続失血死事件の容疑者と目されている危険な少女。本名は渡我被身子(とがひみこ)。
「血の香りがするボロボロな人が好き」と公言し、好きな人を模倣して、最後は切り刻むという猟奇的な恋愛観を持つ。当初はステインをつけ狙っていたが、合宿襲撃の際にたまたま見つけた出久に一目ぼれし、以降は彼をつけ狙っている。
敵連合に参加したのはステインへの恋心からだったが、次第にその心情には変化が生じ、「神野の悪夢」以後は明確に「自分らしくいられる場所(敵連合)を守るために戦う」と心情を変化させている。
一般的に言う“異常者”の多い敵連合だが、彼女はそれぞれのメンバーにも割合フランクに接し、死柄木のことを「弔くん」、トゥワイスを「仁くん」と呼ぶ、マグネを「彼」と呼んだオーバーホールに「“彼女”です」と凄むなど、それぞれの異常性や人格を尊重する態度をとっている。
【個性】
個性は『変身』。他人の血を摂取することで、その人物に変身ができる。複数人の血を飲めば、その全員に変身が可能。
変身時間は血の摂取量と比例し、コップ一杯で大体1日持続する。変身は服も一緒に可能だが、元の服と重なってしまうため、変身の際には服を脱いで全裸になる必要がある。
泥花市における異能解放軍との戦いを経て、外見だけではなく、変身した相手の個性を使うことができるようになった。
トゥワイス

敵連合の一員。非常に仲間意識が強い性格で、敵連合の仲間のことを「居場所」として大事に思っている。本名は分倍河原仁(ぶばいがわら じん)。
非常に口数が多く、否定と同時に肯定、肯定と同時に否定を行う異様な喋り方が特徴。例えば、「知ってるぜコイツ!誰だ!?」、「お前弱すぎ!いや違う、お前は強いさ!」など。
喋り方からもわかる通り、過去のトラウマから二重人格を患っている。人格は「頭部を何かに包んでいる」時は統合されているらしく、常に被っているラバーマスクが壊されると狼狽して動けなくなってしまう。
【個性】
個性は『二倍』。一つのものを二つに増やす。増やす対象を数値的な部分まで正確にイメージできなければ増やすことはできないが、正確なデータさえあれば人間を増やすことも可能。
増やす対象が人間の場合、人格や個性も複製が可能。コピーはある程度のダメージを受けると、泥になって消えてしまう。
過去には自身を複製し、犯罪に利用して「自分たちの王」として君臨していたが、ある日「複製した自分」から反乱を起こされ、複製体の自分同士が殺し合うという狂気の光景を見せられる。
その光景を数日間にわたって見せられ続けた彼は、「自分は果たして“本物”なのか」という点に自信を持てなくなり発狂。二重人格となってしまう。
そのトラウマが影響しているため、トゥワイスは自分自身の複製を作らない。
泥花市における異能解放軍との戦いで、自らが本物だと分かってトラウマを克服し、再び自分自身の複製を作ることができるようになった。
“オール・フォー・ワン”

敵連合の黒幕であり、かつて裏社会に君臨した「悪の支配者」。オール・フォー・ワンという呼称も、あくまで有する“個性”の名前でしかない。“個性”が人々に備わりだした時期から、現在に至るまでの長い間暗躍を続けており、6年前にオールマイトによって野望を阻まれるまで「悪の支配者」として裏社会に君臨し続けていた「悪のカリスマ」。その長すぎる寿命は、後述の個性で「成長を止める個性」を得た故と推測されている。
6年前にオールマイトによって倒されたはずだったが、その戦い以降も生存。死柄木弔を「後継者」として育て、再び「悪の支配者」として暗躍を開始する。しかし生命維持装置を外せない体になっており、6年前より弱体化はしている模様。
「神野の悪夢」にてオールマイトに再び倒され、彼のヒーローとしての活動を終わらせつつ、自身は最強の刑務所である「タルタロス」に移送された。
しかしタルタロスでオールマイトと面会した際には、後に起こる“何か”を予見するような言動を見せており、未だに懸念材料となっている。
【個性】
個性は『オール・フォー・ワン』。他者の個性を奪い、自分自身のものにする。奪った個性を他者に与えることも可能。
奪った個性を複合的に使用することも可能であり、複合使用の制限は現在確認されている分だと存在していない様子。
マグネ

敵連合の一員。おネエ口調に反して武闘派であり、多数の犯罪(殺人3件・殺人未遂29件・強盗到傷9件)を犯してきた犯罪者。本名は引石健磁(ひきいしけんじ)。
【個性】
個性は『磁力』。自身から4.5m圏内にいる男にS極、女にN極の磁力を付加することができる能力。全身や一部などの力の調整は可能だが、自身には付加できない。
Mr.コンプレス

敵連合の一員。逃げ足と欺くことだけが取り柄の自称エンターテイナー。雄英の林間合宿を強襲した”開闢行動隊”の一人で、爆豪を拐う役割を担った。本名は迫圧絋(さこあつひろ)。
【個性】
個性は『圧縮』。小さな球に人やモノを圧縮して閉じ込めることができる能力。自らを圧縮することも可能。
スピナー

敵連合の一員。元々は引きこもりであったが、ステインの動画を見て、彼に心酔し、ステインの意志を継ぐため、敵連合に入った。本名は伊口秀一(いぐちしゅういち)。
【個性】
個性は『ヤモリ』。壁に張り付くことができるくらいしかできない弱い個性。
ギガントマキア
かつて身辺警護として”オール・フォー・ワン”を支えた男。”オール・フォー・ワン”が最も信頼する人間の一人で、尋常ならざる耐久力を持つ。複数の個性に改造せずに適応している。
“オール・フォー・ワン”への忠誠心が強すぎるあまり、かつての主と死柄木弔の落差に絶望し、当初は死柄木の言うことを全く聞かなかった。
マスキュラ

敵連合の一員。羽を伸ばして自由に個性をぶっ放し、ただ暴れたいだけ。複数の義眼を持っており、本気で戦う時の義眼は黒目が大きい。雄英の林間合宿を強襲した”開闢行動隊”の一人で、デクと交戦する。
【個性】
個性は『筋肉増強』。皮下に収まらない程の筋繊維で凄まじい力と速さを発揮することができる能力。また、筋繊維を防御に使うことも可能。
マスタード

敵連合の一員。雄英の林間合宿を強襲した”開闢行動隊”の一人で、拳藤&鉄哲と交戦する。
【個性】
個性は『ガス』。自身を中心に有毒なガスを発生させることができる能力。
ムーンフィッシュ

敵連合の一員。元々は死刑囚であり、脱獄している。生粋の殺人狂。雄英の林間合宿を強襲した”開闢行動隊”の一人で、轟&爆豪と交戦する。
【個性】
個性は『歯刃』。歯が刃になっており、自在に伸ばして攻撃することができる能力。
▼死穢八斎會
オーバーホール/治崎 廻(ちさき かい)

指定敵予備団体(現実で言うヤクザ)・死穢八斎會の若頭。「神野の悪夢」以後に表舞台に姿を見せ始めた人物で、「自分が次の裏社会の支配者になる」という壮大な野望を持つ。冷酷かつ慎重な性格。自分の野望のためなら他者の犠牲は全く意に介さず、幼いこと共である壊理に対しても、非人道的な実験を繰り返していた。しかし一方で、幼い頃に施設から自分を拾い、育ててくれた八斎會の組長に対しての忠義は(歪んでいるとはいえ)厚い。
潔癖症の気があり、他人に触られることを蕁麻疹が出るほどに嫌う。常にペストマスクを着けているのも「周囲の汚れた空気を吸いたくないから」という徹底ぶり。
原因は不明だが“個性”そのものや、その象徴である“ヒーロー”という存在を嫌っており、壊理の体を用いた銃弾によって、超人社会そのものの転覆を狙っている。
【個性】
個性は『オーバーホール』。手で触れたものを一瞬で分解し、修復することができる能力。
分解は人体程度であれば一瞬で行われ、個性のオンオフも自由に行うことができる。修復も一瞬で行われるほか、全く別の形に修復して、攻撃手段・防御手段に転用することも可能。
更に奥の手として、自身と対象を同時に分解・修復することで、対象と融合することも可能。
対象が人物だった場合、その人物の個性も使用可能になる他、融合した相手の手の部分でも『オーバーホール』の個性が使用可能。
ただし、潔癖症であるため、治崎はこの奥の手をあまり使いたがらない。
ミミック/入中 常衣(いりなか じょうい)

死穢八斎會の本部長。器量が小さい故にとても用心深く、慎重な男。壊理を救うために死穢八斎會の本部にヒーロー達と警察が立ち入った際には、違法薬物による能力のブーストで地下のコンクリートに入り込み、生き迷宮となってヒーロー達の足止めをした。
【個性】
個性は『擬態』。モノに入り、自由自在に操ることができる能力。通常は冷蔵庫ほどの大きさのモノしか入り込めない。
クロノスタシス/玄野 針(くろの はり)
死穢八斎會の若頭補佐。治崎廻の側近。
【個性】
個性は『クロノスタシス』。頭髪が時計の針のようになっており、その針に刺された者の動きを遅くすることができる能力。ただし自身が停止した状態でなければ針を伸ばすことはできない。
乱波 肩動(らっぱ けんどう)

死穢八斎會の構成員。鉄砲玉『八斎衆』の一人。
【個性】
個性は『強肩』。強力な肩の回転により物凄い乱打を繰り出すことができる能力。
活瓶 力也(かつかめ りきや)

死穢八斎會の構成員。鉄砲玉『八斎衆』の一人。
【個性】
個性は『活力吸収』。人に触れて吸息することで活力を吸い取り、巨大化することができる能力。
酒木 泥泥(さかき でいどろ)

死穢八斎會の構成員。鉄砲玉『八斎衆』の一人。
【個性】
個性は『泥酔』。近くにいる者の平衡感覚を奪うことができる能力。
音本 真(ねもと しん)

死穢八斎會の構成員。鉄砲玉『八斎衆』の一人。八斎會にスカウトされる以前は詐欺の常習犯であった。
【個性】
個性は『真実吐き』。問いかけをした相手から強制的に本心を語らせることができる能力。
▼異能解放軍
四ツ橋 主税(よつはし ちから)
解放主義者をまとめ上げ、『異能解放軍』を結成した人物。自らを現在を壊す者「デストロ」と名乗り、異能解放軍の指導者として国と対立し、数年の拮抗の末に敗北する。獄中で執筆活動の後、自決して亡くなっている。
四ツ橋 力也(よつはし りきや)
サポート企業『デトラネット社』の代表取締役社長にして、『異能解放軍』の現・最高指導者。解放コード「リ・デストロ」。
異能の解放を目的に、人が人らしく能力を100%発揮できる世の中を目指して、既存の枠を壊し再建することを考えている
解放軍再臨の狼煙をあげるために、名が売れている敵連合の解体を目論み、義爛を人質に取り、敵連合を泥花市に誘き寄せて全面戦争を挑む
【個性】
個性は『ストレス』。溜まったストレスをパワーに変えることができる能力。ストレスを溜め込むほどに強靭かつ巨駆となる。
近属 友保(ちかぞく ともやす)
大手IT企業Feel Good Inc.の取締役にして、異能解放軍の幹部。解放コード「スケプティック」。
トゥワイスの個性に目をつけ、異能解放軍に引き入れようとする
【個性】
個性は『人形』。冷蔵庫や机など、人と同程度の大きさのモノを操り人形に変えられる能力。
花畑 孔腔(はなばた こうくう)
心求党の党首にして、異能解放軍の幹部。解放コード「トランペット」。
【個性】
個性は『煽動』。声に宿る特殊な電磁波によって、自らに心を許す者を高揚させ、肉体と精神を向上させることができる能力。
声(空気の振動)が大きければ大きいほど効果が上がる。
気月 置歳(きづき ちとせ)
集瑛社の専務にして、異能解放軍の幹部。解放コード「キュリオス」。
トガヒミコを瀕死まで追い詰めるが、土壇場で個性を伸ばした彼女に敗れ、亡くなっている。
【個性】
個性は『地雷』。触れたモノを起爆装置に変えることができる能力。殺傷力の低さを数でカバーしている。
外典(げてん)
異能解放軍の幹部。本名は不明。
氷を操ることができる能力を持つ。水道に氷を送り込み、水の温度を下げて氷を作り出すなど、氷の温度を操ることも可能。
スライディン・ゴー
プロヒーローにして、異能解放軍の潜伏解放戦士。
本名は常滑達行(とこなめ たつゆき)。
▼ヴィラン
ジェントル・クリミナル

相棒のラブラバと共に動画サイトへ自らの犯罪行為の動画をアップロードしているヴィラン。自身のことを紳士的でない者に制裁を与える”現代の義賊”と自称しており、歴史に名を残したいと思っている。本名は飛田弾柔郎(とびた だんじゅうろう)。
【個性】
個性は『弾性』。触れたモノに弾性を付与することができる能力。空気にも付与できる便利な個性。
ラブラバ

ジェントルの相棒。見た目は少女だが、ちゃんとした成人女性。ハッキングのプロでもある。元々はジェントルの初めてのファンであった。本名は相場愛美(あいば まなみ)。
【個性】
個性は『愛』。愛をささやくことで最も愛する者、一人だけを短時間パワーアップさせることができる能力。愛が深まれば深まるほど与えるパワーも強くなる。愛によるパワーアップは一日に一度のみ。
▼士傑高校
夜嵐 イサナ(よあらし いさな)

雄英に匹敵する難関校である士傑高校ヒーロー科の1年生。雄英高校が大好きで、雄英の推薦入試をトップの成績で合格したにも関わらず、なぜか入学を辞退した人物。基本的には熱血漢で大胆な性格だが、繊細な一面もある。
【個性】
個性は『旋風』。風を操ることができる能力。
毛原 長昌(もうら ながまさ)

士傑高校ヒーロー科の2年生。クラス委員長を務めている。仮免試験で爆豪たちに肉倉が迷惑をかけたことを謝るなど、大人びた性格の持ち主。
【個性】
個性は『伸毛』。毛を自由自在に伸ばして操ることができる能力。よく絡まってしまうのが欠点。
肉倉 精児(ししくら せいじ)

士傑高校ヒーロー科の2年生。伝統を重んじ、士傑生であることにプライドを持っている。ステインの影響で、自分の価値基準を押し付ける悪い癖に拍車がかかっている。目が細く、糸目であることがコンプレックスもよう。
【個性】
個性は『精肉』。揉んで肉体を変化させることができる能力。他人の肉体は丸く変化させる程度に留まるが、自身の肉体は自由度が高く、切り離して操作したり、肉を寄せ集めて大きくすることも可能。
現見 ケミィ(うつしみ けみぃ)

士傑高校ヒーロー科の2年生。楽観的な性格で、ギャルっぽい口調が特徴。仮免試験では、敵連合のトガにすり替わられていたため、目を覚ましたら終わっていた。
【個性】
個性は『幻惑』。少しの時間、幻を作り出すことができる能力。
▼傑物学園高校
真堂 揺(しんどう よう)

傑物学園高校2年2組の男子生徒。表面上は爽やかイケメンだが、腹黒い一面を持っている。
【個性】
個性は『揺らす』。触れたものを揺らすことができる能力。ただし、揺れの大きさや速度に応じた余震が自らの体に来るため、動けなくなってしまうのが欠点。
Ms.ジョーク

傑物学園高校2年2組の担任。相澤とは昔、事務所が近かったこともあり、仲が良い。過去に何度も相澤を爆笑させようと試みては、毎回一足先に個性を抹消され、失敗している。本名は福門笑(ふくかどえみ)。
【個性】
個性は『爆笑』。近くの人を強制的に笑わせて思考や行動を鈍らせることができる能力。
▼その他
壊理(えり)

ナイトアイ事務所でインターン中の出久と通形が遭遇した少女。本来は年相応の感情と、他人を思いやる優しさを持った内気な少女。しかし、個性のせいでオーバーホールによって囚われ、凄惨な実験に付き合わされ続けている。
凄惨な実験で精神的に強いショックを受けており、「自分が我慢していれば誰も傷つかずに済む」という強い自己犠牲的な洗脳状態にある。そのため、暴力を前にすると耐えるために目を瞑るという、子供らしくない反応を示してしまう。
死穢八斎會への捜索では、彼女の救出がヒーロー側の主目的として描かれる。当初は前述の自己犠牲的な精神から「誰かが死ぬこと」への恐怖が先に立っていたが、通形やナイトアイ、出久たちからの決死の呼びかけを受け、「助かりたい」という当たり前の気持ちが芽生える。
そして自身の個性を用いて出久を支援し、オーバーホールを打ち破る会心の一手となった。
救出された後は徐々にだが精神的に回復しており、年相応の笑顔を見せることも増え始めた。
健常な身寄りがいない事から、救出後は相澤が身元引受人となり、雄英高校職員寮の一室で暮らしている。八斎會との戦いの後遺症で、休学を余儀なくされた通形も度々訪れており、壊理の方も彼によく懐いている。
【個性】
『巻き戻し』。その名の通り、触れた生物を過去の構造へ巻き戻す個性。
使いこなすことが出来れば、治療に活用できる優しい個性なのだが、壊理はこの個性をコントロール出来ておらず、個性の停止ができない。
そのため、一度生物に使用してしまうと際限なく巻き戻されてしまい、最後には個性が暴走して、対象を消滅させてしまう。この暴走の際には、彼女の額の角が肥大化しており、この角が個性に何らかの関わりを持っている様子。
オーバーホールは彼女の個性を悪用し、彼女の肉体組織から「個性を破壊する銃弾」を発明。これを裏社会に出回らせることで、超人社会の根本的な転覆を狙っていた。
塚内 直正(つかうち なおまさ)

ヴィラン連合の捜査を担当する警察官。オールマイトが最も仲良しの警察であり、彼の秘密を知っている数少ない人物の一人。
面構 犬嗣(つらがまえ けんじ)

保須警察署の署長。規則に縛られるだけではない、柔軟な対応をしてくれる人格者。語尾に「ワン」がつく。
志村 菜奈(しむら なな)
“ワン・フォー・オール”の第六代継承者。故人。死柄木弔の父方の祖母にあたる。
グラントリノの盟友にして、オールマイトの師匠でもあったが、”オール・フォー・ワン”に殺害されてしまった。
個性は『浮遊』。
ラリアット
“ワン・フォー・オール”の第五代継承者。故人。本名は万縄大悟郎(ばんじょう だいごろう)。
個性は『黒鞭』。身体から放出するヒモ状のエネルギーによって、捕縛と空中機動を得意としていた。
轟 冬美(とどろき ふゆみ)
轟家の長女で焦凍の姉。
轟 夏雄(とどろき なつお)
轟家の次男で焦凍の兄。医療福祉の勉強をしている。