1997年34号から週刊少年ジャンプで連載がスタートした尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE(ワンピース)』。
2021年12月時点でコミック最新101巻まで発売されており、累計発行部数4億9000万部を突破しました!
生きているガイコツにケルベロス、絵から飛び出る女、ゾンビの大群、と、数ある『ONE PIECE』のエピソードの中でも随一の不気味さを漂わせて始まったスリラーバーク編!
その中で今回は、THE・ゴスロリキャラで人気のある【ペローナ】の声優、能力、技、名言、名シーンをまとめてみました!
[itemlink post_id=”21204″]目次
▼プロフィール
【名前】ペローナ
【異名】ゴーストプリンセス
【誕生日】6月7日
【年齢】23歳(初登場時) ⇒ 25歳(現在)
【身長】160cm
【出身】西の海
【家族】不明
王下七武海ゲッコー・モリアが船長を務めるスリラーバーク海賊団の四怪人の一人で、動物ゾンビ・びっくりゾンビ指揮官。ゴスロリファッションを好み、至る所でツンデレ要素を発揮する。
かわいいもの大好きで、スリラーバークでは見た目が可愛いという理由で動物ゾンビ隊長であったクマシーと行動を共にしていた。
麦わらの一味がオーズと戦っていた頃、スリラーバークに現れた王下七武海バーソロミュー・くまによって、ミホークが拠点としていたシッケアール王国跡地に飛ばされた。
その後、シャボンディ諸島からくまによって重傷のゾロが飛ばされてきた際には、看病を行っている。
また、頂上戦争から二年後に重度の方向音痴であるゾロをクライガナ島からシャボンディ諸島まで送ってきた恩人でもある。
▼声優
西原 久美子(にしはら くみこ)
【生年月日】1965年4月27日(55歳)
【出身】神奈川県茅ヶ崎市
【所属】青二プロダクション
▼能力(悪魔の実)
ホロホロの実
自在にゴースト(霊体)を生み出すことができる能力。生み出したゴースト達はペローナ自身の分身である。ゴーストは相手の体を通り抜けることで、心を虚ろにさせることができる。
また、自分自身が霊体として本体から分身することも可能で、いわゆる幽体離脱の状態になることができる。
幽体離脱状態では、相手の攻撃は自身に効かず、自身の攻撃は相手に与えられる、というほぼ無敵の状態になる。ただし、本体はもぬけの殻なので、本体の居場所が見つかると一転不利になる。
▼スリラーバーク編
初登場
0時ちょうどにはじまる”夜討ち”と、それに合わせて集まりはじめるスリラーバークの四怪人達。
その中の1人として、ホロホロホロという笑い声にゴスロリファッションで霊体を操って初登場したペローナ。
サニー号に現れたゴーストの正体はペローナが操っていたということがここで判明する。
恐るべし、ネガティブホロウ
一堂に会した四怪人達。と、檻に入れられたルフィ。ルフィの影を使って強力なゾンビを生み出そうとするモリアの策略で、ルフィは将軍(ジェネラル)ゾンビ達に捕まってしまっていた。
「おれが捕まってどうすんだ」と鉄の檻を食い破って逃げようとするルフィに対し、ペローナのゴーストが襲いかかる。
そして、ゴーストがルフィの体を通り抜けると、あのいつでもポジティブなルフィが「生まれ変わったらナマコになりたい……死のう」とネガティブになるのであった。
ペローナの部屋
影を取られ一時は船に追い返された麦わらの一味。「ナミ」と「影」を取り戻すべく再びスリラーバークへ。
麦わらの一味のうち、ゾロサンジウソップフランキーがペローナの部屋に到達し、待ち構えていたペローナと対峙することに。
4人は、ペローナのゴーストばっかりはどうしようもないと逃げようとするも、あっけなくゴーストにネガティブにされてしまう。
ペローナの部下のゾンビ達が4人を捕まえに向かう。と、その時。急に浄化されていくゾンビ達。
天敵
ウソップだけはペローナのネガティブホロウが効いておらず、塩をゾンビ達の口の中に入れることで、浄化させたのであった。
ネガティブホロウが効かないことに動揺したペローナがその理由を問いただすと、「俺は元から!!!!ネガティブだァ!!!!」とウソップの声が部屋中に響き渡る。
スリラーバークが始まって以来、ゴースト達に心を折られなかった者など誰一人いなかったはず。しかし、目の前にいる唯一人の例外に、逆にペローナとゴースト達がネガティブ負けしてしまうのだった。
VSウソップ “ハッタリ合戦”
唯一の天敵ウソップから逃げるペローナ。追うウソップの背後からさらに追いかけるクマシーという構図に。
クマシーがウソップに追いつき、2人が交戦中の隙を見計らい、ペローナが作戦に出る。
「今、お前を倒す算段をつけた」というセリフと共に、窓の外、上空にペローナが姿を現す。
先程までの流れとは一転。巨大化したり空を飛んだり、体を通り抜ける霊体であることを利用して、心臓を握りつぶすというハッタリで精神的ダメージを与えてウソップを揺さぶる。
さらに、相手の攻撃はすり抜けて効かないが自身の攻撃は与えられるという状況で、ペローナはウソップを徐々に追い詰める。
「助けて、そげキング」
突然ウソップがそげキングの仮面をつけ反撃に出る。
急な反撃にクマシーは浄化されてしまう。
さらに、冷静になったウソップはペローナのトリックを見破ることに成功する。実は、戦っていたペローナは幽体離脱した霊体で、本体は別の場所に隠していたのだった。
それに気づいたウソップは大爆発星で本体を狙うが、大爆発星が不発。さらにペローナが特ホロで制し、見事本体に戻る。
しかし、左腕が動かせないことに気づく。
実は大爆発星というのはウソップの嘘でトリモチ星だったのだ。
ハッタリの応酬。そして畳み掛けるウソップ。
黒光り星で玩具ゴキブリを放ち、実体は風船だが10tと書かれたゴールデンパウンドでトドメの一撃を与える。
ペローナは泡を吹いて気絶してしまう。
ネガティブとウソの勝負はウソップに軍配が上がった。
スリラーバークからの脱出
部下の動物ゾンビ達に起こされ、気絶から目覚めるペローナ。気絶している間にオーズが暴れ回り、屋敷は荒らされ、将軍ゾンビ達が全滅したことを知る。
海賊達とオーズにスリラーバークが潰されることを危惧したペローナは、財宝と食糧をサニー号に積んで逃げることを画策する。
バーソロミュー・くまとの遭遇
サニー号に着いたペローナの前に突然現れたのはモリアと同列の、”王下七武海”バーソロミュー・くまだった。
「旅行するなら、どこに行きたい?」というくまの質問に、
「暗くて、湿ってて、怨念うずまく古城のほとり」と答えるペローナ。
その直後、ペローナは消えてしまう。跡形もなく。反撃する間も与えられず。
あわてふためく部下のゾンビ達。
王下七武海、強すぎる。
▼クライガナ島
麦わらの一味ゾロとの再会
くまのニキュニキュの実の能力で、スリラーバークから”暗くて湿ってて怨念うずまく古城のほとり”に飛ばされていたペローナ。
召使いもふかふかのベッドも可愛いものもないところに飛ばされ泣いているペローナの背後で大きな音が。
音の方に向かうと、麦わらの一味のゾロが傷だらけで倒れていた。くまの能力で、ゾロもクライガナ島に飛ばされてきたのだった。
ペローナは「ザマーミロ」と嘲笑いつつも、夜通しゾロを看病することに。ツンデレが過ぎる!!!!
不思議な3人の共同生活
モリアが頂上戦争で戦死したという記事を見て泣き喚くペローナに、「耳障りだ」と冷酷な言葉を放つ男。鷹の目のミホークだ。ペローナとゾロが飛ばされた古城はミホークの住み処だったのだ。
「戦場ではモリアはまだ生きていた」というミホークの言葉を聞き、一安心するも、モリアの身を案ずるペローナ。
スリラーバークから逃げようとした際には、モリアには遊び半分で付き合っていたと言っていたのに。実際はかなりモリアの心配をしていたとは、やはり、ツンデレ感が半端ない、、、
そうして始まった不思議な3人の共同生活。
ペローナはブツブツと文句を言いながらも、2人に飯を作ってあげたり、ゾロが万全の状態で稽古するために手当てをしてあげたりすることに。さらに2年後にシャボンディ諸島にゾロを案内までしている。ゾロが一味の中で1番早くシャボンディ諸島に着いたのは一重にペローナのおかげ。これは、もう、ツンデレ確定ですね。
▼ワノ国編
モリアのもとへ
ワノ国の第一幕と第二幕との間幕で再登場。
モリアとゾンビ軍団の襲撃事件の記事を読み、モリアが生きていることを知ったペローナは泣いて喜ぶ。
しかしそんな大事な記事を、事前に読んでいたミホークが教えてくれていなかったことで口論になり、ペローナは城を出ていくことになったのだった。
ゾロ、ミホークと共同生活をしたペローナ。2年間の内に少なからずは仲が深まったことだろう。
今後、再びゾロ、麦わらの一味と再会することはあるのだろうか、またミホークとどのように絡んでいくのか、再びの再登場が楽しみなキャラだ。
▼技
ネガティブホロウ
鉄の檻を食い破って逃げるルフィを止める際に初披露。対象の体を通り抜けることで対象の心をネガティブにするゴーストを放つ技。
ネガティブホロウズ
ネガティブホロウの強化バージョン。対象の体を通り抜けるゴーストが、ネガティブホロウでは1体なのに対し、作中では4体になっている。よりネガティブにすることができる技。
ミニホロ
VSウソップ戦で初披露。名前のとおり通常よりも小さく丸いゴーストを出す技。
ゴースト・ラップ
VSウソップ戦で初披露。上述したミニホロを使用する。目標の物体、場所まで移動させたミニホロを、ペローナが指パッチンをすることで弾き飛ばし、衝撃波を生む技。
特ホロ
VSウソップ戦で初披露。上述したミニホロの特大バージョンを出す技。大きくて触れられそうだが、霊体であるためやはり触れない。
神風ラップ
VSウソップ戦で初披露。ゴースト・ラップの特ホロバージョンの技。こちらもペローナの指パッチンによって技が発動する。作中では、この技はウソップの衝撃貝(インパクトダイアル)によって阻止されている。
▼名言
➀「さて0時の鐘が鳴った……私達も本気でいくぞ。ホロホロホロ……ここから逃げられると思うなよ!!マヌケ共!!」
麦わらの一味に対する”夜討ち”の始まりに、意気込んで発したセリフだ。サニー号に急に出てきたゴーストやスリラーバークの至る所で監視役として配置されていたゴースト達は、実はペローナが操っていたということが初めて明かされたのがこのシーンだった。
➁「つまりお前の攻撃は当たらねぇ」
VSウソップ戦から。ウソップのネガティブさがゴーストを上回り逃げ惑う展開から一転、幽体離脱により自分自身を霊体にしたことでウソップを圧倒する流れに持ち込んだ時のセリフ。相手の攻撃は効かず自身の攻撃は当てられるという状況を利用し、ウソップを精神的に追い込むことに成功した。この時のペローナの無敵感に絶望を感じた読者も少なくはなかっただろう。
▼名シーン
①え~~~~~~~~っ!!?
スリラーバークにて、ウソップと対峙したペローナであったが、なぜかウソップにはネガティブホロウが効かない。
その理由を問うペローナに対し、ウソップの「おれは元から!!ネガティブだァ!!」という回答にペローナが驚愕する名シーンです。
空島編でエネルも似たような顔芸を披露していましたけど、ペローナverも面白い顔してますよね(笑)
②看病
なにかとツンデレ感が半端ではないペローナ。『ONE PIECE』の世界においてツンデレといえばペローナ!と考える人は多いのではないだろうか。特にツンデレを感じるシーンはクライガナ島でのゾロとの絡みだ。
ゾロがクライガナ島に飛ばされてきた際にペローナが、「くまの奴にやられたんだな。もう死にそうだ。ザマーミロ!!ホロホロホロ!!」と言うシーン。
そして場面は夜から朝に変わり、次のシーンへ。全身に包帯を巻かれたゾロがベッドに寝ころばされており、そのベッドの脇では椅子に座りながらウトウトしているペローナが。
ザマーミロなんて言葉を口にしながらもしっかり看病をしていただなんて。
さらに別のシーンでもツンデレを垣間見ることができる。
マリンフォードの広場の西端にあるオックス・ベルを「16点鐘」したルフィ。
「16点鐘」とは年の終わりと始まりに、去る年に感謝し鐘を8回と新しい年を祈り鐘を8回の計16回の鐘を鳴らす、海兵のならわしである。しかし時期外れに鳴らされた16回の鐘は、時代の終わりと始まりの宣言と捉えられるという。
このルフィの海軍への宣戦布告記事が全世界に出回り、それは散り散りになった一味の元にも。
しかし一味は、その記事の裏のメッセージ”3D2Y”をすぐさま理解する。
ただ一人ゾロを除いて。
「おい!!まだか、手が疲れた!!」とツンツンするペローナに対し、「もうちょっと待て…!!何かある。」と考え込むゾロ。
疲れたと言いつつもしっかり見せてあげているペローナ。
ツンデレを極めてしまっているようだ。