芥見下々が原作を務め、2018年14号から週刊少年ジャンプで絶賛連載中のダークファンタジーバトル漫画『呪術廻戦』。
怒りや後悔など人間が生む負の感情が擬態化し生まれた化け物・呪霊を、呪術を使って祓う呪術師の戦いを描いた作品です!
2022年4月時点でコミックが最新19巻まで発売されており、累計発行部数6500万部を突破しました!
また、2020年10月からはアニメ1期の放送、2023年にはアニメ2期も放送予定で、すさまじい人気です!
今回は、そんな注目の作品『呪術廻戦』に登場する「ナナミン」こと一級呪術師・七海建人の声優、性格、能力(術式)、技、名言などについて徹底解説します!
[itemlink post_id=”21149″]目次
▼プロフィール
名前:七海建人(ななみ けんと)
年齢:27歳
誕生日:不明
身長:184㎝くらい
呪術協会に所属する一級呪術師。呪術高専を卒業後、一般企業に就職し、脱サラして呪術師になった珍しい経歴の持ち主。
五条や夏油の一学年下の後輩にあたり、五条のことを信用・信頼しているが、尊敬はしていないらしい。
高専で学び「呪術師はクソ」と気づき、一般企業に就職するが、「労働はクソ」と気づき、同じクソならより適性のある方をと考え、呪術界に出戻った。
▼声優
津田健次郎(つだ けんじろう)
七海建人のアニメ声優は、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の海馬瀬人や『K』周防尊、『テニスの王子様』の乾貞治などで知られる演技派声優・津田健次郎さんが務めます!
【生年月日】1971年6月11日
【出身】大阪府
【所属】アミュレート
▼能力(術式/縛り)
十劃呪法(とおかくじゅほう)
『十劃呪法』と言って、どんな相手にも強制的に弱点を作り出すことができる術式。
対象の長さを7:3に線分した時、その比率の”点”に攻撃を当てることができれば必ずクリティカルヒットになる。
そのため、作り出した弱点を的確に攻撃できれば、自分より格上の敵にもそれなりのダメージを与えることが可能。
また、線分するのは全長やウィングスパンだけではなく、頭部・胴体・上腕・前腕などの部分まで対象として指定できる。
ちなみに、術式は生物以外にも有効。
時間外労働
普段は労力時間による”縛り”を設けており、時間外労働になると制限していた呪力が解放され、呪力が増す。
▼技
瓦落瓦落(がらがら)
奥の手として、破壊した対象に呪力をこめる拡張術式『瓦落瓦落』という技を持つ。
黒閃(こくせん)
打撃との誤差0.000001秒以内に呪力を衝突させる技。その威力は平均で通常攻撃の2.5乗を誇る。空間の歪みが生じ、呪力が黒く光るのが特徴。
ちなみに、七海が黒閃連続発生記録保持者であり、記録は4回。
▼性格
真面目で責任感が強く、常に冷静沈着。
また規律に厳しく、安易に誉めも貶しもせず、事実に即して自他を律する。
一方で、必要以上に気張ることもせず、そこそこで済むならそこそこでいいと思っている。
▼初登場
単行本3巻 第19話『幼魚と逆罰』にて初登場。
2018年9月、神奈川県川崎市のキネマシネマにて男子高校生3人の変死体が発見され、実戦訓練を兼ねた悠仁と共に調査へ訪れる。
七海は初めて事件の現場を訪れた悠仁に術式を行使した痕跡である『呪力の残穢』の見方を教える。
呪力の残穢を追ってキネマシネマの屋上に二人がたどり着くと、そこには2体の呪霊がおり、二人はそれぞれ1体と戦闘を行うのであった。
そして、七海はバレても問題のない術式、バレても問題のない相手には、自ら術式をバラすことでミスリードを誘ったり、”手の内を晒す”という”縛り”によって術式効果を底上げできるメリットがあることを呪霊との戦いを通して悠仁に教える。
▼悠仁との関係
呪術協会上層部のやり口は嫌いだが、あくまで規定側で、当初は悠仁を呪術師として認めていなかった。
そして、悠仁に対して「宿儺という爆弾を抱えていても己は有用であると、そう示すことに尽力して下さい」と言っている。
特級呪霊・真人との戦いを経て、悠仁のことを呪術師として認めるようになった。
▼戦歴
七海建人vs真人
2018年9月、神奈川県川崎市のキネマシネマにて男子高校生3人の変死体が発見され、実戦訓練を兼ねた悠仁と共に調査へ訪れた七海は、屋上で2体の呪霊と遭遇する。
呪霊を倒した二人であったが、呪霊の腕に時計とブレスレットが付いていることに七海が気付き、高専の医師である家入硝子に検死をしてもらって2体の呪霊が元人間であったことを知る。
事件の裏に相当なヤリ手がいると判断した七海は、ここ最近の失踪者や変死者の情報をまとめ、犯人のアジトを絞り込む。
そして、悠仁には現場にいた高校生・吉野順平の調査を任せ、自身は犯人のアジトである下水道に単身で乗り込むのであった。
七海が下水道で元人間の呪霊を殺していると、そこに元凶であろう全身継ぎはぎの特級呪霊・真人が現れ、二人は戦闘になる。
七海は術式・十劃呪法によって真人の右腕にダメージを与えるが、真人はまったく堪えた様子がなく、自身の右腕をあっという間に再生させる。
そして、真人は『魂に触れ、その形を変える』という自身の術式『無為転変』を七海に明かし、二人の戦いはさらに激化する。
呪霊に変えた人間を小さくしてストックしている真人は、その呪霊を術式で形を変えながら打ち出すことで攻撃するが、七海は俊敏に移動して的を絞らせない。
しかし、自分の魂の形さえ自由に変えられる真人は、自身の足を動物の脚に変化させ、急激なスピードの変化で七海の体に触れ、七海は右脇腹にダメージを負ってしまう。
余裕の態度を見せる真人に対し、七海は「残念ですが、ここからは時間外労働です」と言い放ち、時間による”縛り”を解き、制限していた呪力を解放させ、さらには自らの術式を明かして本気を見せる。
そして、「真人の呪力が尽きるまでダメージを与え続けることが現実的ではない」と判断した七海は、破壊した対象に呪力を籠める拡張術式『瓦落瓦落』によって壁の広範囲を崩落させ、ガレキに紛れて退却するのであった。
七海建人&悠仁vs真人
里桜高校にて、真人に上手く利用され、式神を使って生徒や先生に危害を加えていた順平を悠仁はなんとか説得するが、そこに真人が現れ、順平を殺されてしまう。
キレた悠仁は真人に殴りかかり、二人は激しい攻防を繰り広げるが、徐々に悠仁はダメージが溜まりつつあった。
そして、悠仁が攻撃に夢中になり、真人の本体を見失った一瞬の隙を突かれそうになったところで七海が現れ、真人の攻撃を防ぐのであった。
七海は悠仁から現状報告を聞いた後、お互いが作った隙に攻撃を畳みかけていく作戦を悠仁に提案し、二人は真人を確実に祓うために共闘する。
真人は身体を様々な形に変化させることで、二人の攻撃をかいくぐり、さらに二人を分断するため、悠仁が人間を殺せないと見越して改造人間(呪霊)のストックを取り出し、悠仁を襲うよう命じるのであった。
だが、そんな真人の思惑は外れ、悠仁は改造人間を殺し、真人への攻撃を再開する。
そして、七海と悠仁は身代わりを作る隙がない程の猛攻撃で真人を追い詰めるが、そんな”死”が迫った状況でなんと真人は領域展開『自閉円頓裹』を会得し、七海だけを領域に閉じ込める。
必中の領域内において、掌で触れることが魂に干渉する術式『無為転変』の発動条件である真人と相対するという危機的状況に陥った七海だったが、そこに領域(結界)の外から無理やり悠仁が侵入する。
そして、思いがけず悠仁が領域に入ったことで真人は宿儺の魂に触れてしまい、そのことに不快を感じた宿儺によって重傷を負わされ、領域が崩壊する。
想定外の事態に思考が止まっていた七海と悠仁だったが、瀕死の真人を見て、とっさにトドメを刺そうとする。
だが、真人は最後の呪力を絞り出して身代わりを作り出し、排水溝から逃走するのであった。
七海建人vsポニーテールの呪詛師
渋谷事変にて、封印された五条悟を助けるため、七海は一級呪術師である自身にしか通せない要請をしに伊地知の下に向かうが、伊地知は何者かに重傷を負わされ、瀕死の状態にあった。
冷静に激怒していた七海は、伊地知をはじめとした何人もの補助監督を襲っていた犯人・ポニーテールの呪詛師と戦っていた釘崎の下に現れると、情報を聞き出そうと尋問する。
七海の尋問に対し、頑なに「知らない」と言うポニーテールの呪詛師を七海は一撃でぶっ飛ばすと、反撃する隙も与えずに無力化するのであった。
▼名言
(1)七海建人『枕元の抜け毛が増えていたり、お気に入りの惣菜パンがコンビニから姿を消したり、そういう小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのです』
該当シーン:単行本3巻 19話
キネマシネマの屋上に現れた明らかに弱そうな呪霊との戦闘に際し、七海は悠仁に「勝てないと判断したら呼んで下さい」と伝える。
今までいくつか死線を越えてきたにも関わらず、七海に子供扱いされたことに不満を見せる悠仁は「ガキ扱いならナメられた方が良かったよ」と言うが、そんな悠仁に対して七海が放った名言です!
(2)七海建人『子供であるということは決して罪ではない』
該当シーン:単行本3巻 25話
下水道における、キネマシネマで発見された変死体と元人間の呪霊を作り出した犯人である特級呪霊・真人との戦闘に連れて行ってもらえなかった悠仁。
『仲間が死んだ時に子供だから自分はそこにいいなかった』というのが嫌な悠仁は、七海に次は「ちゃんと連れて行ってくれ」と申し出る。
だが、改造した人間を使う真人との戦いにおいて、まだ子供の悠仁に人を殺す経験をさせたくない七海は、同行を拒否し、その上で悠仁にこの名言を言いました!
(3)七海建人『必要ありません。それはもう大勢の方に頂きました。悔いはない』
該当シーン:単行本4巻 30話
里桜高校にて、七海と悠仁は身代わりを作る隙がない猛攻撃で真人を追い詰めるが、そんな”死”が迫った状況でなんと真人は領域展開を会得し、七海だけが領域に閉じ込められてしまう。
必中の領域内において、掌で触れることが魂に干渉する術式『無為転変』の発動条件である真人と相対するという危機的状況に陥った七海。
そして、真人は「今はただ君に感謝を」と七海に伝えるが、そんな真人に対してサングラスを外しながら七海が放った名言です!