『インフィニティ・ストーン』とは?その能力と種類を解説!

『アベンジャーズ』シリーズのストーリーを理解するために、重要な鍵となってくる【インフィニティ・ストーン】!

実は『アベンジャーズ』シリーズだけではなく、『キャプテン・アメリカ』シリーズ、『マイティ・ソー』シリーズ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズにも【インフィニティ・ストーン】が登場しているのを知っていますか?

そこで今回は、『インフィニティ・ストーンとは?』という基礎知識から、その種類と能力、そして所有者がどのように移行したのかをまとめてみました!

▼インフィニティ・ストーンとは?

宇宙が誕生する以前に存在した6つの特異点が、ビッグバンによって宇宙が生まれた時に残骸となり、6つの異なるエネルギーを持つ結晶石へと姿を変えたものが『インフィニティ・ストーン』です。

6つの石は、それぞれが司るエネルギーから『パワー・ストーン』、『スペース・ストーン』、『リアリティ・ストーン』、『ソウル・ストーン』、『タイム・ストーン』、『マインド・ストーン』と呼ばれています。

インフィニティ・ストーンは、誰でも扱える訳ではなく、ストーンが持つ強大なエネルギーを許容できる者にしか力を引き出すことはできません。

そのため、特製の武器(インフィニティ・ガントレット、コズミックハンマー、セプター)や道具(オーブ、アガモットの目)にストーンを組み込むことで、ストーンの力を引き出したり、ストーンのエネルギーを封印することができます。

そして、『インフィニティ・ストーン』が6つすべて揃うと、指をパチンと鳴らすだけで、全宇宙の半分の生命を滅ぼせる程の力を手に入れることができます。

▼”力”を司る『パワー・ストーン』

サノスが最初に手に入れたインフィニティ・ストーン。紫色の石で、『力』を司る。かつては『オーブ』の中に収められ、惑星モラグで保管されていた。最終的には、ロナンからガーディアンズが取り戻し、惑星ザンダーのノバ軍によって保管されていたのだが、サノスに奪われてしまう。

▼パワー・ストーンの能力

所有する者に全てを破壊する強大なパワーを与える。

エネルギー波を放ったりバリヤーを展開することも可能で、サノスは戦闘で最も頻繁に利用している。

惑星タイタンでのアイアンマン達との戦いでは、巨大な月さえも破壊する凄まじい威力を見せた。

ちなみに、怪力を誇るハルクとの対決で、サノスはパワー・ストーンをあえて用いずに自力で勝利している。

▼パワー・ストーンの所有者

①ピーター・クイル

ビッグバン後の経緯は不明だが、オーブ(パワー・ストーン)は惑星モラグで保管されていた。

2014年。宇宙海賊ラヴェジャーズの一員であったスター・ロードことピーター・クイルは、依頼を受けて惑星モラグに保管されていたオーブを盗み出す。

クイルはノバ帝国の首都惑星ザンダーでオーブを売ろうとするが、そこにオーブを狙うガモーラ、クイルに賭けられた賞金を狙う賞金稼ぎのロケットとグルートが鉢合わせし、揉み合いの末に4人ともノバ軍に逮捕されてしまう。

キルン刑務所に投獄されたクイルたちは、「オーブの買い手がいる」というガモーラの話しからお互いに協力して脱獄を成功させ、ガモーラの取引相手(オーブの買い手)がいる惑星ノーウェアに移動する。

そこで、銀河でも有数の収集家タニリーア・ティヴァンことコレクターと会い、クイル達はオーブの正体がインフィニティ・ストーンの一つ『パワー・ストーン』であることを知る。

しかし、この話しを盗み聞きしていたコレクターの使用人カリーナがストーンに触れてしまい、コレクターの館を吹き飛ばす大爆発を引き起こす。

②ロナン

さらにその後、ドラックスが復讐のためにロナンをノーウェアに呼び寄せていたために、クイル達はロナンとその兵に襲われ、オーブを奪われてしまう。

ロナンはオーブを開け、パワー・ストーンをコズミックハンマーに組み込むと、サノスの力を借りずともザンダーを滅ぼせると考え、サノスに対しても宣戦布告する。

そして、ザンダー星に攻め入るロナンだったが、ノバ軍やラヴェジャーズ、そしてガーディアンズに迎撃されて、敗れてしまう。

③ノバ軍

ロナンを倒したガーディアンズは、パワー・ストーンをノバ軍に保管してもらう。

そして、今までの罪を帳消しにしてもらい、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』として銀河の平和を守る活動を始める。

④サノス

サノスはノバ軍によって保管されているパワー・ストーンを狙って、ノバ帝国の首都惑星ザンダーを滅ぼし、ストーンを手に入れる。

そして、パワー・ストーンを手に入れたサノスは、次にスペース・ストーンを狙ってアズガルドの難民船を急襲するのであった。

▼”空間”を司る『スペース・ストーン』

サノスが2番目に手に入れたインフィニティ・ストーン。青色の石で、『空間』を司る。かつては『四次元キューブ』の中に収められており、様々な者の手に渡った経緯を持つ。最終的には、アスガルドの宝物庫に保管されていたのをロキが秘かに持ち出していたのを、サノスに奪われてしまう。

▼スペース・ストーンの能力

空間にワームホールを作り出し、自由にテレポートすることが可能。

ワームホールの大きさを調整することで、宇宙船クラスの巨大物体をテレポートさせることも可能で、ロキはニューヨークでの決戦の際に、チタウリの艦隊を地球にテレポートさせた。

サノスが瞬く間にインフィニティ・ストーンを手に入れることができたのも、スペース・ストーンの力で様々な惑星にテレポートできたからであった。

▼スペース・ストーンの所有者

①オーディン

ビッグバン後の経緯は不明だが、神々の国アズガルドの王オーディンが四次元キューブ(スペース・ストーン)を保有していた。

西暦965年。オーディンはアスガルドの兵を率いて、氷の巨人の国ヨトゥンヘイムの王ラウフェイが率いるフロスト・ジャイアントの侵略からミッドガルド(地球)を守るために戦っていた。

激しい戦いの末、オーディンはラウフェイを一騎討ちで倒し、撃退させることに成功します。そして、オーディンは四次元キューブ(スペース・ストーン)を地球に残して去ります

②レッドスカル

それから長い間、四次元キューブはノルウェーの教会で保管されていました。

西暦1942年。第二次世界大戦中、ヒドラのレッドスカルによって四次元キューブは強奪されます

しかし、レッドスカルはキャプテン・アメリカとの戦闘中に四次元キューブを素手で触ってしまい、四次元キューブを残して惑星ヴォーミアにテレポートしてしまいます。

③S.H.I.E.L.D.

それから四次元キューブはハワード・スタークによって発見され、S.H.I.E.L.D.が保管することになります。

④マー・ベル

1989年。アメリカ軍に潜入していた惑星クリーの研究者マー・ベルによって、新型エンジンのエネルギー開発のため、四次元キューブは研究されます。

しかし、四次元キューブを狙うスターフォースのヨン・ロッグによる襲撃でマー・ベルは死亡し、四次元キューブは地球の軌道上に隠されていたマー・ベルのラボ(宇宙船)で保管されます

この時の襲撃で四次元キューブのエネルギーを身体に受けた地球人キャロル・ダンヴァース(後のキャプテン・マーベル)は、超人的な能力を得ます。

⑤グース

1995年。再び四次元キューブを狙うヨン・ロッグによって、マー・ベルのラボ(宇宙船)は発見されてしまい、彼の率いるスターフォースに襲撃される。

この襲撃からキューブを守るため、ニック・フューリーはキューブを回収しようとするが、素手のために持ち運べないでいた。

その後、一緒に連れていた猫のグース(その正体は”Flerken”と呼ばれる危険なエイリアン)が四次元キューブを飲み込み、フューリーはグースを持ち運ぶことで地球にキューブを持ち帰るのであった。

⑥S.H.I.E.L.D.

フューリーはグースが四次元キューブを吐き出した後、S.H.I.E.L.D.の技術顧問を務めるセルヴィグ博士に四次元キューブの研究を依頼します。

⑦ロキ

S.H.I.E.L.D.の研究施設にて、セルヴィグ博士が四次元キューブの研究をしていると、キューブがいきなり活性化し始め、そこにワームホールが開いてロキが現れる。

ロキは四次元キューブを強奪すると、キューブの力でニューヨーク上空に巨大なワームホールを作り、チタウリの軍団を地球に侵攻させるのであった。

アベンジャーズの活躍によりロキとチタウリの軍団は敗れ、ロキは四次元キューブと共にソーによって神々の国アズガルドに送還され、四次元キューブはアズガルドの宝物庫で保管されます。

その後、ソーがヘラを倒すために、わざと復活させた炎の巨人スルトの攻撃によってアズガルドが滅ぶ直前に、ロキが宝物庫から四次元キューブを盗んでいました。

⑧サノス

アズガルドが滅んだ後、ロキはソーが率いるアスガルドの民を乗せた避難民船に同行し、地球に向かっていた。

しかし、その道中で避難民船はサノスに強襲され、ロキはソーの命を助けるためにサノスへと四次元キューブを渡した後、殺されてしまうのであった。

サノスは『スペース・ストーン』の力で宇宙を駆け巡り、残りのストーンを入手した。そして、野望を遂げたサノスは再び『スペース・ストーン』の力でワームホールを開き、ヒーローたちの前から姿を消したのだった。

▼”現実”を司る『リアリティ・ストーン』

サノスが3番目に手に入れたインフィニティストーン。赤色の石で、『現実』を司る。かつては『エーテル』と呼ばれる液体状の不定形物質で、神々の国アズガルドの地下に封印されていた。その後、惑星ノーウェアに住む収集家コレクターが保管していたが、サノスに奪われてしまう。

▼リアリティ・ストーンの能力

現実を思いのままに操ることが可能で、幻影を見せたり、物質を別のものに変換することができる。

本物と区別が付かない程の幻を見せることが可能で、サノスはガモーラが未だに自分への愛を持っているかどうかを確かめるために、リアリティ・ストーンの力でガモーラに自分が殺される幻を見せるのだが、この愛がソウル・ストーンを手に入れる重要な鍵となる。

▼リアリティ・ストーンの所有者

①マレキス

5000年前、マレキスは惑星直列とエーテルを利用して、ダークエルフの軍を率いて九つの世界を支配しようと目論む。

アスガルドの先々代王であるボー(オーディンの父)の率いるアスガルド軍がこれに応戦し、戦いの末にダークエルフを撃退して、マレキスからエーテルを奪取することに成功する。

そして、ボーの命によりエーテルはアスガルドの地底深くに封印されるのであった。

②ジェーン・フォスター

現代、ジェーンが惑星直列に伴う重力異常を廃墟で調査していると、偶然にもエーテルが封印されていたアズガルドの地底深くに転移してしまい、ジェーンはエーテルを吸収してしまう。

③マレキス

エーテルの力を感じ取ったマレキスは長い眠りから目覚め、5000年間前のリベンジをするため、ジェーンを狙ってアズガルドに攻め入るのであった。

④コレクター

ソーがマレキスを撃退した後、ヴォルスタッグとシフによって惑星ノーウェアに住む収集家タニリーア・ティヴァンことコレクターにエーテルの保管を任せるのであった。

⑤サノス

サノスは惑星ノーウェアでコレクターからリアリティ・ストーンを奪い、遅れて到着したガーディアンズを待ち伏せしていた。

サノスを見つけたガモーラとドラックスは冷静さを失って個別に戦いを挑み、隙を突いたガモーラがサノスを殺すことに成功したように思えたが、すべてはリアリティ・ストーンの力による幻であった。

そして、サノスはガーディアンズを個別に撃破した後、ソウル・ストーンの在りかを突き止めるため、ガモーラを連れ去るのであった。

▼”魂”を司る『ソウル・ストーン』

サノスが4番目に手に入れたインフィニティ・ストーン。オレンジ色の石で、『魂』を司る。 惑星ヴォーミアに眠っており、数十年前に地球から転送されたレッドスカルが番人をしていた。6つの石の中でも特別である種の意思を持っており、手に入れようとする者には犠牲を求める。

▼ソウル・ストーンの能力

偽りの魂を見抜いたり、魂の世界に入り、死んだ人の魂と対話することが可能。

タイタンでの戦いでは、サノスはソウル・ストーンの力でストレンジが作った分身の中から本体を見抜き、ストレンジを倒した。

そして、全ての戦いを終えたサノスは、ソウル・ストーンの力によって魂の世界で幼子の姿のガモーラと対話するのであった。

▼ソウル・ストーンの所有者

①サノス

愛する者を失うことがその条件だと知ったサノスは、義理の娘であるガモーラを自らの手で葬り、ソウル・ストーンを手に入れるのであった。

▼”時間”を司る『タイム・ストーン』

サノスが5番目に手に入れたインフィニティ·ストーン。緑色の石で、『時間』を司る。元々は”アガモットの目”と呼ばれる魔法道具に収められ、至高の魔術師エンシェント・ワンと彼女の率いる魔術師たちによって太古から守られてきた。

▼タイム・ストーンの能力

時間を自由に進めたり逆行させることが可能。

タイタンでサノスとアイアンマン達との戦いの直前、ドクター・ストレンジはタイム・ストーンの力で約1400万通りもの未来の中で、最終的に自分達が勝つ未来が一つしかないと見通すのであった。

そして、アイアンマン達を倒してストレンジからタイム・ストーンを奪ったサノスは、ワンダによって破壊されたヴィジョンのマインド・ストーンをタイム・ストーンの力で時間を逆行させて復元し、全てのインフィニティ・ストーンを手に入れる。

▼タイム・ストーンの所有者

①エンシェント・ワン

ビッグバン後の経緯は不明だが、地球のネパール(カトマンズ)にある修行場カマー・タージで保管されていた。

“アガモットの目”と呼ばれるペンダント型の魔法道具に収められており、エンシェント・ワンによる難解な呪文で保護されている。

②ドクター・ストレンジ

エンシェント・ワンの死後、ドクター・ストレンジが守護しているが、タイタンの戦いでトニーの命が奪われようとした際に、ストレンジは自らサノスに石を差し出すのであった。

③サノス

サノスはタイム・ストーンの力で時を巻き戻し、ヴィジョンと共に破壊されたマインド・ストーンを復活させ、インフィニティ・ストーンをすべて手に入れるのであった。

▼”精神”を司る『マインド・ストーン』

サノスが最後に手に入れたインフィニティストーン。黄色の石で、『精神』を司る。かつては『セプター』に組み込まれ、様々な者の手に渡った経緯を持つ。最終的には、ヴィジョンの額に収められていたのを、サノスに奪われてしまう。

▼マインド・ストーンの能力

他人の精神を操ったり、強化することが可能。

映画『アベンジャーズ』では、マインド・ストーンが組み込まれたセプターを使ってロキはホークアイを操り、アベンジャーズに敵対させたのであった。

ちなみに、ワンダ・マキシモフが幻覚を見せる能力を持っているのは、ストラッカーによってセプター(マインド・ストーン)を使って人体実験をされたからだと思われます。

▼マインド・ストーンの所有者

①サノス

ビッグバン後の経緯は不明だが、サノスはマインド・ストーンが組み込まれたセプターをロキに与え、地球でS.H.I.E.L.D.が研究していた四次元キューブ(スペース・ストーン)の奪取、そして地球へのチタウリ軍の侵攻を命令する。

②ロキ

ロキはサノスの命令通り、四次元キューブを奪い、ニューヨークにチタウリの軍を攻め込ませるが、アベンジャーズによって阻止され、捕まってしまう。

③S.H.I.E.L.D.

アベンジャーズはロキからセプターを回収し、その管理と分析をS.H.I.E.L.D.に任せる。

④バロン・フォン・ストラッカー

しかし、S.H.I.E.L.D.に潜入していたヒドラの残党によってセプターは奪われ、バロン・フォン・ストラッカーによって研究される。

そして、この研究によって、ワンダ・マキシモフとピエトロ・マキシモフの姉弟は超人的な能力を得るのであった。

⑤トニー・スターク

アベンジャーズはストラッカーの研究室からセプターを回収し、トニーは一時的にセプターの分析を申し出る。

しかし、トニーはアベンジャーズの他メンバーに黙って人工知能による完璧な平和維持システム『ウルトロン計画』にセプターの仕組みを利用しようとするのであった。

その結果、ウルトロンは暴走し、セプターを奪って逃走してしまう。

⑥ウルトロン

ウルトロンはセプターに組み込まれていたマインド・ストーンを取り戻し、ヘレン・チョに作らせた人工生体ボディにマインド・ストーンを組み込み、最強のボディを手に入れようとする。

しかし、アベンジャーズによって阻止され、トニーがそのボディに人工知能J.A.R.V.I.S.をアップロードしたことで、人造人間ヴィジョンが誕生する。

⑦ヴィジョン

ヴィジョンの額にマインド・ストーンは収められており、同じ石によって能力を得たスカーレット・ウィッチのパワーでのみ破壊することが可能とされる。

⑧サノス

最後に残ったインフィニティ・ストーンとして、ワカンダにおける最終攻防戦の中心となった。サノスはヴィジョンの頭部を破壊してマインド・ストーンを入手し、インフィニティ・ガントレットを完成させるのであった。

▼最後に

今回はインフィニティ・ストーンについてまとめてみました。

いかがでしたでしょうか?

インフィニティ・ストーンについて知ることで、『アベンジャーズ』シリーズの物語をより面白く観ることができると思いますので、ぜひ見直してください!






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