『コードギアス 反逆のルルーシュ』あらすじ&ネタバレまとめ

2006年10月にサンライズ制作のもとMBS・TBS系列で放送された大人気アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』!

アニメの大ヒットを起源として、映画・コミック・ゲーム・スロット・舞台など、様々なメディアミックスが展開しています!

2019年2月9日には新作映画『コードギアス 復活のルルーシュ』が公開され、なんと興行収入10億円を突破しました!

そこで今回は『コードギアス 反逆のルルーシュ』のあらすじ&ネタバレをまとめてみました!

⇒『コードギアスR2』のあらすじ&ネタバレの詳細はこちら!

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▼『コードギアス 反逆のルルーシュ』のあらすじ&ネタバレ

第1話『魔神が生まれた日』

皇暦2010年8月10日。

神聖ブリタニア帝国は突如として日本への侵攻を開始した。一ヶ月ももたずに敗北した日本はブリタニアの属領となり、以後『エリア11』と呼ばれ、日本人は「イレヴン」という蔑称で呼ばれるようになった。

ブリタニアの学生、ルルーシュはエリア11
で退屈な日々を過ごしていた。

ある日、ルルーシュはトラックの事故に遭遇し、救助に乗り出す。だが、なぜかトラックは急発進し、荷室に閉じ込められてしまう。不運なことに、トラックはテロリストのもので、荷室にはブリタニア軍から奪った毒ガスが積まれていた。

そして、シンジュクゲットーへ逃げ込んだトラックに、追跡の手が迫る。ルルーシュは追跡してきたブリタニア兵士にテロリストだと疑われるものの、偶然にもその兵士は7年前に別れた親友・枢木スザクであった。

再会もつかの間、突如として荷台の毒ガスカプセルが光を放ち始める。瞬時にルルーシュをかばうスザクだが、カプセルに封じられていたのは毒ガスではなく、謎の少女であった。

そして、ルルーシュは謎の少女と契約して、絶対遵守の力『ギアス』を手に入れる。力を手に入れたルルーシュは、自分とナナリーを捨てたブリタニア帝国への反逆を決意する。

第2話『覚醒の白き騎士』

なぜ、謎の少女は自分に絶対遵守の力『ギアス』を与えたのか、ルルーシュがその意味を考える間もなく、ヴィレッタのサザーランドが現われる。

ルルーシュは少女に与えられた力で機体を奪うと、戦場となったシンジュクゲットーからの脱出を目論む。しかし、ひとりでは到底脱出は不可能であり、保護を求めるには素性が邪魔であった。そこでルルーシュはレジスタンスを利用し、軍を撹乱することを思い付く。

最初は声だけで素性の知れないルルーシュを疑うレジスタンスだったが、勝利を重ねるごとに疑念は信頼へと変わっていった。だが、崩壊は突然訪れた。

レジスタンスの機体は次々と撃破され、モニター上では予期せぬ逆転劇が起こる。しかし、敵は1機のみ。ルルーシュはわずかな情報にいら立ちを隠せない。そこへ、その要因である白い騎士を模したKMF(ナイトメアフレーム)が現われ、コクピットには、スザクの姿があった。

九死に一生を得たスザクは、ロイドからランスロットへの騎乗を提案され、提案を受け入れて騎乗していたのだ。機体の性能差は圧倒的で、ルルーシュは辛くもランスロットから逃げ切り、クロヴィスに接近するのであった。

第3話『偽りのクラスメイト』

第三皇子クロヴィスと相対したルルーシュは、絶対遵守の力『ギアス』で母殺しの首謀者を問うが、決定的な情報を得ることはできなかった。そして、ルルーシュはクロヴィスに向けて銃口の引き金を引くのであった。

翌日。何事もなかったかのようにアッシュフォード学園へ登校したルルーシュは、クラスメイトのカレン・シュタットフェルトがレジスタンスのメンバーであったことに気付き、驚く。

なぜ、名門シュタットフェルト家の令嬢レジスタンスに?という疑問から、カレンにギアスを使い、疑問を解いたルルーシュだったが、「シンジュク」というキーワードを口走ってしまい、小さなミスを犯す。

カレンは、シンジュクでレジスタンスに指示を出した謎の男とルルーシュが同一人物ではないかと疑うのであった。

そして、正体を知られてはいるのではないか?と探り合う二人。ルルーシュはギアスの力を使って、なんとかカレンを欺くことに成功する。

一方でルルーシュも同じ決意を固めていたが、予期せぬ生徒会メンバーの乱入、そしてギアスを使ってカレンを欺き、疑念を晴らすことに成功する。

その頃、ミレイたちはクロヴィス殺害の報道に見入っていた。そして、画面に映し出されたのは、犯人として囚われたスザクであった。

第4話『その名はゼロ』

事件から数日後、謎の男に呼び出されたカレンらレジスタンスは、環状5号線内でついに声の主と接触する。漆黒のマントを身にまとった仮面の男(ルルーシュ)は自らを『ゼロ』と名乗り、扇らに「テロではなく正義を貫く戦争を行え」と説くのであった。

そして、ゼロは「顔を隠した男を信用できない」というカレンらに、力で証明すると約束する。

同じ頃、沿道に大勢のブリタニア人が見守る中、ジェレミアによってスザクは軍事法廷へと連行されていた。その隊列の前に突如、仮面の男『ゼロ』が出現する。そして、ゼロは自分がクロヴィス殺害の犯人であると告げるのだった。

ゼロの無謀な行動に、同行したカレンは絶望する。だか、ゼロは『ギアス』でジェレミアに自分たちを見逃すように命じ、不可能と思われた脱出劇を成功に導くのだった。

その後、助け出したスザクに対し、ゼロは自分たちの仲間になるよう誘うのだが、スザクはルールを守り、軍事法廷で裁かれる道を選ぶのだった。

第5話『皇女と魔女』

ゼロを捕らえるため、本格的にブリタニア軍が動き出した頃、ルルーシュはアッシュフォード学園内の自室で、彼に『ギアス』を与えた謎の少女と再会する。

予期せぬ再会に当惑するルルーシュだったが、C.C.と名乗る少女は意に介さず、そのままルルーシュのベッドに潜り込んでしまう。

一方、ゼロの登場で釈放されたスザクは突如、空から降ってきた少女・ユフィを助け、なぜか彼女にトウキョウ租界を案内することになる。そして、彼女が最後に行きたいと言いだした場所は、まだ生々しい記憶の残るシンジュクゲットーであった。

同じ頃、第二皇女コーネリアがエリア11の総督に就くことを受け、キューエルらは純血派が失墜する要因となったオレンジことジェレミアの粛清を実行に移す。ゼ口を餌におびきだされたジェレミアは、シンジュクへと向かうのだった。

そして、偶然にもその現場に居合わせたスザクは、駆けつけたロイドにランスロットの出撃を提案し、キューエルに処刑されようとしたジェレミアを救おうとする。

その後、キューエルらとスザクの戦いを止めるためにユフィが現れ、彼女は自らの正体が第三皇女ユーフェミアであることを明かし、その場を治めるのであった。

第6話『奪われた仮面』

スザクがアッシュフォード学園に転校してくるが、クロヴィス皇子殺害の容疑者であったスザクを、ブリタニア人のクラスメイトたちは歓迎せず、教室は落ち着かない雰囲気に包まれていた。

そんな状況にルルーシュは表情ひとつ変えず、教室を出て行くのだが、去り際に詰襟を直す仕草をして、「屋根裏部屋で特ってる」という意味のメッセージをスザクに伝え、二人は屋上で再会を果たすのだった。

その後、ルルーシュが自室に隠し持っていたゼロの仮面を猫に奪われてしまうという事件が発生する。

ルルーシュは秘密を守るため、必死に猫を追うのだが、その動きを怪しんだミレイたち生徒会メンバーは、全校生徒を総動員して猫探しを始め、なぜか学園を挙げての猫争奪戦に突人するのだった。

そして、あろうことかスザクが猫を追い詰め、そこにルルーシュも現れ、思いがけず二人は連携プレーを披露し、猫を捕まえることに成功するのであった。

ルルーシュをスザクが手助けしたことから、生徒会のメンバーはスザクと打ち解け、生徒会の新たなメンバーとしてスザクを受け入れることになる。

第7話『コーネリアを撃て』

コーネリアは大規模なテロリスト掃討戦を展開するため、サイタマゲットーへ軍を差し向けていた。だが、作戦開始時刻を明かすなど、通常では考えられない行動に出る。

だがその真意は、シンジュク事変と似ような状況をつくりだし、ゼロを誘いだすことにあった。それはゼロがプライドの高い人物と推測したコーネリアの策略だった。

ルルーシュは最初からこれが策略だと気づいていたが、それでもゼロとしてサイタマゲットーへ向かおうとする。C.C.はルルーシュを死なせないため、銃口を向けて制止するが、反対にルルーシュはみずからの頭に銃口をつきつけ、その決意の固さを示す。

ルルーシュはギアスの力でサザーランドを奪取し、ブリタニア軍を後退させるが、それはコーネリアの罠であり、ゼロの指揮下にあったテロリスト部隊は壊滅していく。

そして、何もできずサイタマゲットーを占拠されたルルーシュをさらなるピンチが襲う。コーネリアはゼロが自軍に紛れ込んでいることを見抜いており、ナイトメアのパイロットに顔を見せろと命じるのであった。

追い詰められたルルーシュだったが、C.C.が扮したゼロが囮を担ってくれたおかげで窮地から逃れることに成功する。

第8話『黒の騎士団』

バカンスでカワグチ湖畔のホテルへ向かったシャーリーら生徒会の女の子たち。だが、そのホテルで日本解放戦線によるホテルジャックが発生する。

人質の中には生徒会メンバー以外に、サクラダイト配分会議に出席していたユーフェミアの姿があった。

ニュース映像で事件を知ったルルーシュは、この危機にまだ早い段階だと思いながらも計画を実行に移すことを決意し、コーネリアが率いるブリタニア軍に包囲されたホテルへと向かうのであった。

コーネリアは、ユーフェミアを救出するために色々試みるが、全て失敗に終わる。ゼロ=ルルーシュはコーネリアに対し、ユーフェミアが人質だということを見抜いたうえで、自分が救ってみせると言い放ち、黒の騎士団を率いて人質救助に向かう。

一方、ゼロの出現を好機と考えたコーネリアは再度、突入作戦を計画する。その要であり、雷光が守る地下ライフライン突入には、スザクとランスロットが抜擢される。

ルルーシュはギアスを使ってホテルジャックのリーダーを自決させると、人質たちを解放し、『黒の騎士団』の立ち位置と行動理由をテレビ中継で宣伝するのに利用するのであった。

第9話『リフレイン』

ブリタニアの名家・シュタットフェルト家の令嬢でありながら、日本人としてレジスタンス活動をしていたカレン。彼女は、シュタットフェルト家当主の父と、日本人の母の間に生まれたハーフ。

兄の紅月直人は、日本解放戦線にも名前が知られていたほどの活動家だったが、生死不明の行方知れずに。カレンは兄の親友・扇と一緒に、兄の遺志を継いでレジスタンス活動を続けていたのだった。

昼間はブリタニア人の学生として気楽な学園生活を送り、夜は『黒の騎士団』の一員としてレジスタンス活動に励む。カレンはどちらにも属し、そしてどちらにも属していない中途半端な自分に対しての苛立ちを、メイドとしてシュタットフェルト家に同居する実母にぶつけるのであった。

カワグチ湖畔での事件以降、『黒の騎士団』は弱者の味方として活動を展開していき、イレヴンの間では英雄扱いされるようになり、カレンもまた世の中を変えるために、ゼロは必要だと感じていた。

そのような状況下、世直しの一環で、イレヴンの間で蔓延しているという薬物「リフレイン」の密売現場に『黒の騎士団』は潜入することになる。

そして作戦中に偶然、実母を助け、母のすり切れた姿と母の秘めた思いを知ったカレンは、『黒の騎士団』の活動にかける決意を新たにする。そして、それを目にしたゼロ=ルルーシュは戦う理由を持つカレンに共感を覚えるのであった。

第10話『紅蓮舞う』

レジスタンスを陰から支援するキョウトから、ナイトメア無頼、そして新型の紅蓮弐式が『黒の騎士団』に供給された。団員の数も増え、十分な戦力を保持するに至った黒の騎士団とゼロのもとに、ディートハルトから極秘情報が届く。

それは、国内最大のレジスタンス組織『日本解放戦線』を壊滅すべく、その本拠地であるナリタ連山に、コーネリアの部隊が攻め入るというものだった。

ルルーシュは黒の騎士団の存在を高めるための「奇跡」を起こすべく、地形を生かした驚くべき作戦を展開するのだった。

コーネリアに苦汁をなめさせられたルルーシュが、再び戦略家としての才能を発揮する。少数精鋭の部隊と虚を衝く布陣、そして大胆行動によって、一挙にブリタニア軍を追いつめていく。

そんな最中、ゼロにエースパイロットとして選ばれたカレンも、紅蓮弐式を手に入れたことでその戦闘能力の高さを開花させる。鬼神のごときカで、強敵であったジェレミアを一撃のもとに退けるのであった。

第11話『ナリタ攻防戦』

人工的に土石流を発生させ、頂上から攻撃を仕掛けるという奇襲作戦によって、日本解放戦線のあるナリタ連山に攻め入ったブリタニア軍に対して、大きなダメージを与えたゼロと黒の騎士団。

少ない戦力ながら、ブリタニア軍を分断し、コーネリア部隊を孤立させることに成功する。そして、ルルーシュはついに目的であるコーネリア機を追いつめ、投降を命じるのだが、コーネリアは最後まで命をかけて戦う覚悟を見せる。

ー方、日本解放戦線の窮地を救うべく駆けつけた藤堂は、この作戦に乗じて後方から攻撃を開始する。

ブリタニア軍の敗色が濃厚な中、せめて姉・コーネリアを救いたいと願うユフィの思いを聞いたスザクが、ついに混乱が続く戦場に出撃する。

そして、スザクの操るランスロットの猛襲によって戦況は一転、『黒の騎士団』は撤退を余儀なくされる。

ゼロを追うスザクであったが、そこに駆けつけたC.C.の未知なる能力によって、亡き父親の幻覚を見せられ、スザクは動揺して動けなくなってしまうのであった。

第12話『キョウトからの使者』

コーネリア率いるブリタニア軍を敗退させたナリタでの功は、黒の騎士団をキョウト六家に認めさせる絶好の材料となった。

初めての本格的な戦闘、そして勝利と賞讃を手にした扇たち幹部メンバーは、キョウトからの勅書に浮き立つ。しかし、会話の中で玉城が活動費を浪費していることがわかり、会計を扇に任せるよう言い放ったゼロに、玉城が素顔を見せない不信感をあらわにする。

勝利を導いた知略は認めるものの、ゼロの人間性を信用しきれない幹部メンバーの不満がつのる。キョウト六家との会合に向け策略を練るのに忙しいゼロは、彼らとの信頼関係を築かないまま放置するのだった。

一方、アッシュフォード学園では、ルルーシュとカレンが共に授業に出ていないことから、二人の関係がシャーリーは気になっていた。そして、たまたま通りかかったルルーシュを強引にデートへ誘うのだった。

その後、キョウト六家との会合のために富士鉱山を訪れたゼロと黒の騎士団は、キョウト六家を代表して姿を見せた桐原と相対する。

そして、ルルーシュは幼少期に面識があった桐原に素顔を見せ、身元を保証するとの宣言を得て、キョウトの後ろ立てを獲得するのであった。

富士鉱山から戻ったルルーシュが、遅刻しながらもシャーリーとのデートの待ち合わせ場所に行くと、傘もささずにずぶ濡れのシャーリーがいて、彼女の父が、黒の騎士団が人為的に起こした土石流に飲まれ、死亡したことを打ち明け、傷心したシャーリーはルルーシュにキスをするのだった。

第13話『シャーリーと銃口』

シャーリーの父親の葬儀にルルーシュやカレン、スザクといったアッシュフォード学園生徒会のメンバーは参列する。ルルーシュは自分が招いた現実を目の当たりにし、自責の念に駆られる。

 

シャーリーに何も言えず、自室に戻ったルルーシュの迷いを見透かすように、C.C.は「お前の覚悟は、その程度のものか」とルルーシュに覚悟を問いただすのであった。

C.C.の叱咤を受け、改めて覚悟を決めたルルーシュは、キョウトから依頼された『日本解放戦線の片瀬少将をブリタニア軍に捕獲される前に救出する』という新たな作戦を実行することに決める。

コーネリア軍に追い込まれる日本解放戦線を囮に、黒の騎士団を率いてコーネリア本隊へ奇襲を仕掛けたゼロ=ルルーシュは、その最中、居るはずのないシャーリーの姿を見つけて動揺する。

シャーリーはヴィレッタから『ルルーシュが黒の騎士団に関わっているかもしれない』と聞かされ、事実を自分の目で確認するためにルルーシュを追ってきていたのだった。

その一瞬の隙をスザクが操るランスロットに突かれ、追い込まれたルルーシュのナイトメアは破壊されてしまう。そこに紅蓮弐式を操るカレンが駆けつけ、ゼロからランスロットを引き離すことに成功する。

そして、ランスロットにナイトメアを破壊されて気を失っていたルルーシュのもとにシャーリーが近付き、父の敵をとるためにシャーリーは銃口をルルーシュに向けるのだった。

 

第14話『ギアス対ギアス』

シャーリーは、いつもそのままのルルーシュを見ていた。そして、ルルーシュを見つめているうちに、目が離せなくなった。それが、シャーリーの恋の始まり。シャーリーは、ルルーシュと話したり、じゃれたりするのが好きだった。告白をためらったのも、今の関係が居心地よかったから。

しかし、運命のいたずらは、2人の関係を最悪の形に変えてしまう。父の死によって一変した日常。父の死を言いわけにせがんだキス。「間違ったやり方で手に入れたものに意味はない」というスザクのことば。ルルーシュが黒の騎士団に関係しているという情報。もしそれが本当なら、お父さんを殺したのは、ルルーシュなの?

その結果はYES。

しかしシャーリーは、ルルーシュがゼロだと知ってなお、ルルーシュを守ろうとした。シャーリーの深く、ひたむきな愛情が、逆に彼女を追いつめる結果になろうとは、ルルーシュも予想がつかなかった。彼女の優しさと愛情に助けられたのに、彼女が欲しているものを与えられないジレンマ。ルルーシュに与えられるものはたったひとつ、すべてを忘れさせること。

第15話『喝采のマオ』

トウキョウに戻ったルルーシュは、マオからの攻撃に警戒していた。マオのギアスで心を読まれたルルーシュは、彼が自分の弱点であるナナリーを狙ってくると予想していたからだ。

一方、CCもまたマオに対して警戒を強めていた。マオの目的は、あくまでCC本人であり、ルルーシュはその障害としてみなされていると思った彼女は、この件に関しては別行動をとることを提案する。しかし、マオは確実に2人の近くまで迫っていた。

そんな矢先、ルルーシュの電話に、マオから
連絡が入る。その電話で呼び出されたCCは、単独でマオを倒すべく、指定された遊園地に向かうのだが..。

かつてGCが契約し、ギアス能力を身につけたマオが物語に介入してくることで、マオとCCの関係と彼女の過去の一部が明かされる。事件の原因が自分にあると考えるCCは、ルルーシュを守るという約束を果たすべく、いつも以上に能動的に活動しながらも、マオヘのせつない思いを垣垣間見せる。

一見、冷徹に見える彼女の本質が垣間見えるエビソードとなっているのだ。こうしたギアス能力者の登場による危機的状況下において、ルルーシュもまたCCを救うべく奔走。

第16話『囚われのナナリー』

黒の騎士団の組織的強化は着々と進んでいた。そして、ルルーシュも、ゼロとして黒の騎士団の指揮に追われながらも、週去の自分の思いをかみしめる。

そんな最中、死んだと思っていたマオの逆襲が始まった。マオは、黒の騎士団の使者としてCCが日本を離れたのを機に、ナナリーを誘拐。学国内のどこかに監禁し、ルルーシュに2時間以内に発見しろという命令を下す。

学園内を捜すルルーシュは、途中スザクと接触。ルルーシュの態度から察したスザクは、ナナリーの捜索に協力する。ようやく、ナナリーを見つけた2人。しかし、ナナリーのそばには特殊な爆弾が仕掛けられていた。そして、マオはルルーシュに対してさらに恐ろしいゲームを仕掛けようとしていたのだった。

マオの仕掛けた、ナナリーを人質にしたゲームに対し、ルルーシュとスザクは全力で協力して挑む。

第17話『騎士』

ブリタニア軍の内偵によって囚われてしまった藤堂の処刑の日が近づいていた。藤堂を救うべく、彼の忠実なる部下である日本解放戦線の四聖剣は、黒の騎士団に協力を要請してきた。

この申し入れに、自分の今後の計画に向けた「駒」がそろうと判断したルルーシュは、要請に応じて黒の騎士団を動かすことを決定する。

一方、スザクにはかつての武道の師匠である藤堂の処刑にあたるよう命じられる。処刑を目前に控えたとき、黒の騎団と四聖剣は藤堂を奪取すべく行動を開始する。運命の糸が、ルルーシュとスザクをまた戦場で結びつける…。

日本解放戦線の武人・藤堂の奪取という流れを軸に、ルルーシュとスザク、そしてユフィの思いが錯綜する。

黒の騎士団を運営するためにナナリーのもとから離れなければならないルルーシュは、彼女を守るための騎士の役目をスザクに託そうと考えていた。

一方、コーネリアから自分の騎士を決めるよう言われたユラィは、同じくスザクを騎士にしたいと考える。

ルルーシュは得意の分析と策略によって、ついにランスロットを追いつあるが。詰めの瞬間、自分を苦しめた敵がスザクであることを知るのであった。

第18話『枢木スザクに命じる』

スザクはユフィの騎士になることを承諾し、騎士の称号を得る叙任式のもようは、TV中継によって放送されていた。

学園の友人たちは、ナナリーの提案でスザクのために祝賀バーティを開こうと盛り上がる。しかし、そのようすをルルーシュだけは複雑な気持ちで見守っていた。

生徒会室でパーティが盛り上がる最中。スサクのもとにロイドが迎えにやってくる。それは、特別な人物を工リア11の南方を守るための拠点、式根島で廻えるという奇妙な任務に勃くためだった。

同じころ、黒の騎士団も式根島に到着。その任務は、スザクを捕虜として捕らえること。式根島基地を強要した黒の騎士南は、スザクを誘いだすことに成功する。そして、ルルーシュはスザクを仲間に取り入れるべく、また戦場で相対するが…。

そして、ルルーシュの母籍殺の更相を知るといわれる重要人物、シュナーイゼルがいよいよ登場する。

第19話『神の島』

式根島でのブリタニア軍の攻撃に巻き込まれたスザクとルルーシュは、式根島から離れた孤島の別々の場所で目を覚ました。

島の内部を探索するスザクは、カレンと遭遇し、彼女を拘束する。一方、ルルーシュも島内を歩いているユフィと出会う。

ユフィは、ゼロの仮面を被っている人物がルルーシュであることを見抜き、ルルーシュも彼女に正体を見せる。スザクとカレン、ルルーシュとユフィはそれぞれが2人きりという状況の中で、より自然に自分たちのことを語りはじめた。

一方、行方不明となった4人をブリタニア軍、黒の騎士団がそれぞれ捜索を開始。そんな最中、シュナイゼルはロイドを島にある遺跡へと連れていき、超古代文明に対する意見を求める。

遺跡探索隊の動きを見つけたスザクとルルーシュは、同じ場所に向かって移動を開始する。”神の島”の遺跡の上で、運命の4人が顔をそろえる。

そのとき、ギアスの力に反応した遺跡に異常な動きが…。ブリタニア皇帝がこだわる遺跡がもたらすものは何なのか?

第20話『キュウシュウ戦役』

キタキュウシュウー番が、中華連邦の協力を得た旧日本政府の官房長官・澤崎耕太郎が卒いる一派に占領。日本に駐留するブリタニア軍に宣戦布告を仕掛けてきた。

彼らの拠点とするフクオカ基地への攻撃を行
をうブリタニア軍だが、悪天候のために攻めきれずにいた。

そして、ゼロもまた、中華連邦の傀儡と成り下がった澤崎を排除すべく、キュウシュウへと母艦を向かわせる。

一方、スザクに騎士証を返されてしまったユフィは、戦いが続く状況の中で役に立たない自分の立場に思い悩んでいた。そして、ついにスザクにもシュナイゼル直々に出撃命令が下される。堅牢な守りを見せるフクオカ基地の、空中からの奇襲だった。

奇襲攻撃を仕掛けたスザクだが、その過去を知る澤崎のことばに慮を衝かれ、ピンチに陥る。しかし、その状況を救ったのは、決意を新たにしたユフィのことばと、思いもがけぬ援軍、ゼロのガウェインだった。

スザクの過去を知る男・澤崎の叛乱という事件を通し、スザクとユフィの精神的な成長が描かれる。父殺しの過去を引きずるがゆえに、自分を厳しい状況へ陥らせるスザク。

戦場では役に立たない自分に悩むユフィ。しかし、ユフィはニーナと話をすることで、自分を肯定し、スザクを教う術を思いつく。

第21話『学園祭宣言!』

ルルーシュが世界を変えようと思ったのは、ナナリーのためだった。母の死後、日本に「政治的人質」として送られたルルーシュとナナリー。しかし、ブリタニア帝国の日本侵攻の戦乱で姿を消した2人は、本国で死亡・廃嫡扱いされ、存在しない者となってしまった。

母の後見をしていたアッシュフオード家に拾われたのも、アッシュフォード家が本国で返り咲くための「保険カード」にしかすぎない状態だった。

ルルーシュの願いは、ナナリーと2人で平和に過ごすことだけ。しかし現実は、ナナリーのために騎士スザクを選ぶことすらできない。同じ皇女である、ユーフェミアは苦もなくそれをやってのけるのに。

さらにユーフェミアは、ルルーシュが苦労している「世界を変える」ことも、実現しようとしていた。ユーフェミアはただ、ルルーシュやナナリー、スザクなど、自分の好きな人が、笑顔で過ごせる場をつくろうとしただけ。

日の当たる場所を約束され、望みどおりのものを手に入れてきたユーフェミアに対して渦巻く、昏い嫉妬心と嫌悪感、そして憎悪。それは、抑圧されたイレヴンが抱える感情と、同じだったのだ。

ユフィが宣言した「行政特区日本」。それ
がルルーシュを追い詰め、次の行動へと走
らせる。

第22話『血染めのユフィ』

ユフィの発案した「行政特区日本」という案は実現し、その祝賀記念式典に向けた準備が着々と進んでいた。しかし、キョウトや黒の騎士団はこの状況を歓迎してはいなかった。

一方、ルルーシュはギアス能力を発する左目の不調を感じながら、変わりつつある日常に目を向ける。そして、記念式典の当日が訪れた。ゼロをも式典に招いたユフィの前に、皆の予想を裏切り、ゼロが姿を現わす。ユフィと話をしたいというゼロは、彼女と2人きりで会話できる場所へ向かう。

当初、ユフィを利用しようとしていたルルーシュだが、ユフィの思い切った行動と決意を聞き、考えを翻す。しかし、ギアスの力が宿ったルルーシュの左目の異常が、大きな悲劇の引き金を引くことになるのだった。

自分が何もできない人間だと理解しながらも、ナナリーのため、そしてルルーシュたちとともに昔のように過ごしたいと思ったユフィの気持ちが実現した「行政特区日本」。

その思いは、ブリタニアを崩壊させようという固い決意をもつルルーシュの心さえも動かした。しかし、暴走を始めたギアス能力が、最大の悲劇を招く。

第23話『せめて哀しみとともに』

ユフィが引き起こした日本人虐殺が続くさなか、ルルーシュはようやくユフィを発見する。痛ましい彼女の姿を見たルルーシュは、自らの手でユフィを撃ち抜く。

一瞬遅く到着したスザクは、瀬死のユフィを連れてアヴァロンに帰選。ブリタニア軍は黒の騎士団に制圧され、虐殺はようやく終わりを告げる。

ユフィに手をかけたルルーシュは、彼女の行動を利用して、「合衆国日本」の設立を宣言。彼に賛同する人々が、反ブリタニア勢力として「合衆国日本」の名の下に集結しはじめる。

一方、治療を受けるユフィは、スザクの目の前で息を引き取る。ユフィの死は、彼の心に復讐の火をつける。

トウキョウ租界を陥落させるべく動き出した黒の騎士団。それを指揮するルルーシュのもとに、ユフィの電話を使ってスザクから連絡が入る。彼から決意のことばを聞いたルルーシュも、たとえ世界を巻き込んでも前に進むのをやめないと決意する。

敵、味方に別れながらも共闘を行ない、理解し合えていたと思えていたルルーシュとスザク。しかし、ユフィの死はそんな2人の関係を崩壊させるだけでなく、世の中を大きく動かすことにつながる。

ゼロとして民衆を動かしながらも。ユフィを手にかけたことに悲しむルルーシュ。そして、復讐を逐げるべく豹変するスザク。ユフィを巡るさまでまな人の多いが、より大きな渦となって世界を覆う。

第24話『崩落のステージ』

ルルーシュ率いる黒の騎士団と、コーネリア率いるブリタニア軍による決戦が、今まさに始まろうとしていた。

ユーフェミアの仇を討とうと、コーネリアは血気にはやる。すでに、ルルーシュの術中にはまっているとも知らずにトウキョウ租界での決戦を前に、ルルーシュはギアスの力を用いて破壊工作の準備を整えていた。

ブリタニア軍が布陣した租界外縁部は、フロアパーツのパージによって一斉に崩壊。ブリタニア軍部隊は大きな損耗を強いられ、政庁までの後退を余儀なくされる。

ここに至ってルルーシュは、ナナリーの安全を確保するため、アッシュフォード学園を占拠。生徒会のメンバーたちは、カレンが黒の騎士団の一員だったことを、知るのだった。

序盤における戦闘は、ほぼルルーシュの思惑どおりに進んでいたが、彼はひとつの確信を抱いていた。怒りに燃えるスザクがランスロットを駆り、ゼロを討ち取らんと出てくることを。

はたして彼の予想どおり、ランスロットが現われ、ルルーシュはあえて一騎打ちを申し入れる。ついにルルーシュとスザク因緑の対決を迎える。だが、ルルーシュには最初から、スザクとまともに戦う気などなかった。

ルルーシュの挑発でスザクはワナに誘い込まれ、ランスロットは動きを停止してしまう。決着をつけられず、罵り声をあげるスザクにあっさりと背を向け、ルルーシュは政庁の攻略へと向かうのだった。

第25話『ゼロ』

政庁付近ではブリタニア軍の残存部隊が、頑強な抵抗を続けていた。支援に駆けつけたブリタニアの航空部隊を、ルルーシュはガウェインのハドロン砲で一掃し、政庁屋上へ降り立つ。

だが、そこではゼロの動きを予測したコーネリア機が待ち構えていた。機体性能では劣りながらも、鬼気迫る動きでガウェインを追い詰めてゆくコーネリア機。ついにガウェインを完全に捉足え、ゼロに裁きの鉄槌をくだそうとしたそのとき、彼女にとって信じがたいことが起きる。

腹心のダールトンが、かけられていたギアスの命令により、背後からコーネリアを攻撃したのだ。すべては、ルルーシュの想定範囲内
でしかなかったのである。

だが、アッシュフォード学園においては、ルルーシュの想定範囲外の事件が発生していた。記憶を取り戻したヴィレッタに扇が撃たれ、ナナリーの前に謎の少年、VVが現われる。

一方、コーネリアを捕らえたルルーシュは、マリアンヌ襲撃事件の真相を暴こうと、事件当時の警護場当者だったコーネリアに、ギアスの力で真実をしゃべらせようとする。

だが、ルルーシュの思惑は外れ、コーネリアは犯人を知らず、それどころか、事件前に警護隊を引き上げさせたのは、マリアンヌの指示だったことがあきらかとなり、事件の謎はさらに深まってしまう。

そんな中、ナナリーが神根島に連れ去られたことをCCが察知し、ルルーシュは前線離脱を余儀なくされる。しかも、生体実験適合体として復活したジェレミアがジークフリートに乗って現われ、ゼロに復讐せんと襲いかかってきた。異常なまでの情念と戦闘力で、ジェレミアはゼロを追撃する。

そして、アッシュフォード学園においては、ロイドたちの介入によりスザクがワナから脱出。やはり、ルルーシュを追って神根島へと向かうのであった。

総司令ゼロの不在により、黒の騎士団は混乱状態に陥る。混迷の度を増しつつも、戦局がブリタニア軍有利に傾くなか、ルルーシュはナナリー奪還のため神根島へと到着した。

そのとき、島に仕掛けられていたトラップが発動し、ルルーシュはCCの過去を垣間見る。そこへ、ルルーシュを追ってジェレミアのジークフリートが現われる。CCはガウェインをひとりで操縦し、ジークフリートと相打ちの覚悟で、深海へ突入していく。

ルルーシュは遺跡に到着。そして、スザ
クとカレンも遺跡でゼロと対面する。スザクの銃弾で割れるゼロの仮面。

ついにゼロの正体を知るスザク、カレン。ルルーシュは、ナナリー教出のため一時休戦をもちかけるが、もはやスザクにルルーシュのことばは響かない。

ルルーシュとスザクは互いに銃を向け、そして1発の銃声が響く――。






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