『はたらく細胞』登場人物・キャラクターのまとめ

清水茜が原作を務め、月刊少年シリウスにて2015年3月号から2021年3月号まで連載された漫画『はたらく細胞』。

2021年2月にはコミック最終巻にあたるが第6巻が発売され、シリーズ累計450万部を突破しています!

さらに、2018年7月にはTVアニメ『はたらく細胞』が放送され、2021年1月からはファン待望のTVアニメ第2期が放送スタートしました!

今回は、そんな大人気作品『はたらく細胞』の登場人物(キャラクター)についてまとめてみました!



目次

▼細胞

赤血球

新人の赤血球。AEー3803番。方向音痴。

ヘモグロビンを多く含むため赤い。

血液循環によって身体中を駆け巡り、酸素を身体の隅々の細胞まで届け、二酸化炭素を肺まで運搬するのが主な仕事。

ちなみに、赤血球は血液0.001mLあたりに成人男性で約430~570万個、成人女性で約390~520万個ほど存在する。

赤血球の制服はリバーシブルになっており、動脈を移動する時は明るい色、静脈を移動する時は濃い色を表にしている。

動脈の赤血球たちは酸素や栄養分を身体の隅々に届けないといけないため、ちょっと急いでいる。

一方で、静脈の赤血球たちは不要になった二酸化炭素を受け取るとあとは肺に帰るだけのため、ちょっとのんびりできる。

白血球やその他の一般細胞と違ってミトコンドリアを持たない細胞のため、ブドウ糖(グルコース)のみがエネルギーになる。

白血球(好中球)

好中球化Uー1146番。

外部から体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を排除するのが主な仕事。

血液中に含まれる白血球の半数を好中球が占めている。

『遊走』といって、血管のかべをすり抜けて外敵のところへ行くことができる。

ちなみに、白血球は血液0.001mLあたりに約3500~9500個ほど存在する。

『食作用』といって、食細胞と呼ばれる単球やマクロファージ、白血球などは細菌や異物を細胞内へ取り込み、分解することができる。

『レセプター』といって、細菌やウイルスなどの異物を察知するレーダーのようなものを備えている。

『Lーセレクチン』という接着分子を持っているので、血管内皮細胞にくっつくことができる。

好酸球

白血球の一種。

血液中に含まれる白血球の数%程度といわれている。

アレルギーや寄生虫感染がある時に増殖する。

寄生虫が体内に侵入した際には、その殺傷を助けるなど、寄生虫感染に対する防御を行う。

殺傷能力は弱いながらも、他の白血球と同様に貪食能力は持っている。

好塩基球

白血球の一種。

血液中に含まれる白血球の1%未満程度といわれている。

好中球と好酸球を問題部位に引き寄せる物質を作る。

特定の抗原に出会うとヒスタミンなどが放出され、アレルギー反応を引き起こすとされている。

好塩基球にも免疫に関わる機能があると考えられているが、まだ十分に解明されていない。

血小板

一般的な細胞に比べて小さく、血管が損傷した時に集合し、その傷口をふさぐ血液成分の一種。

傷口ができると、フォン・ヴィルブランド因子という接着剤の役割を持つタンパク質により、活性化した血小板同士が凝縮して傷口を防ぐ『血栓』を形成し、止血する。

そして、血管に穴が空いた時には、外壁となる細胞の修理が終わるまでの間、赤血球や白血球などの血球の体を使って穴をふさぐ『二次血栓』を形成する。

マクロファージ

白血球の一種。

殺傷能力がかなり高く、細菌などの異物を捕えて殺し、抗原や免疫情報を見つけ出すのが主な仕事。

また、死んだ細胞や細菌などを片付ける掃除屋さんでもある。

骨髄内においてマクロファージを中心に赤芽球が集まり、赤芽球の分化・成熟に大きく関わる。

単球

単核の遊走細胞。

血液中に存在する白血球の約7%を占めている。

他の免疫系細胞と同様に、生体防御に関与する。

貪食能も遊走能も旺盛でとても頼れる存在。

単球は骨髄で作られ、血液中を流れているが、血管外に出るとマクロファージになる。

マスト細胞(肥満細胞)

アレルゲンに対抗するため、B細胞によって過剰に作り出された『IgE抗体』の刺激に反応し、ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質を分泌する細胞。

肥満細胞といっても肥満とは関係ない。

樹状細胞

その名の通り周囲に突起を伸ばしており、体内に侵入してきた細菌やウイルス感染細胞などの断片を抗原として提示し、他の免疫系の細胞に伝える役割を持つ。

また、ナイーブT細胞を活性化させる能力を持ち、T細胞の育成にも関わっている。

乳酸菌の一部が産生する免疫調整作用多糖体によって樹状細胞は活性化する。

記憶細胞

抗原の免疫を記憶している『リンパ球』の一種。同じ細菌やウイルスの再侵入に備えている。

キラーT細胞(細胞傷害性T細胞)

ヘルパーT細胞の命令によって出動し、移植細胞、ウイルス感染細胞、癌細胞などの異物を認識して破壊する殺し屋。

免疫を担当する血液細胞で、血液中に存在する白血球の20~40%を占めている『リンパ球』の一種。

ヘルパーT細胞

外敵侵入の知らせを受けた後、外敵が何かという情報をもとに、侵入した外敵に的確に攻撃できるよう戦略を決める司令塔。

キラーT細胞に出動命令を出す。

制御性T細胞

T細胞の暴走を抑え、免疫異常を起こさないように調整する。

細胞(自己成分)や有益な細菌を攻撃しないよう免疫細胞の働きを抑える機能を持つ。

ナイーブT細胞

抗原と一度も遭遇したことがない未熟なT細胞。T細胞戦闘員の中でも下っ端。

ちなみに、抗原を認識したナイーブT細胞は活性化し、エフェクターT細胞となる。そこからヘルパーT細胞やキラーT細胞などに分化する。

エフェクターT細胞

ナイーブT細胞が活性化した姿。

メモリーT細胞

キラーT細胞の一部。同じ敵が出現した時に、再び攻撃できるよう備えている。

B細胞(抗体産生細胞)

細菌やウイルスなどの抗原に対し、ヘルパーT細胞の命令によって『抗体』という武器を作り出し、戦う『リンパ球』の一種。

スギ花粉のアレルゲンが体内に侵入した際には、『IgE抗体』を作り出し、アレルゲンを消し飛ばした。

NK細胞(ナチュラルキラー細胞)

全身をパトロールし、癌細胞ウイルス感染細胞などを見付け次第、攻撃する。

『笑い』による刺激が間脳に伝わることで、『神経ペプチド』という神経伝達物質が活発に生産され、これがNK細胞の表面に付着して活性化する。

前駆細胞

幹細胞から特定の細胞に分化する前の細胞。

赤芽球

赤血球になる前の分化途中段階の細胞。骨髄中に存在する。マクロファージに育成される。

『脱核』といって、赤芽球の時は核を持っているが、赤血球になると核がいらなくなり、一人前の赤血球になった証となる。

成熟して脱核するまで骨髄中で過ごす。

骨髄球

白血球(好中球、好酸球、好塩基球)になる前の分化途中段階の細胞。骨髄中に存在する。

造血幹細胞

血液中の赤血球・白血球・血小板などの血液細胞を産生する細胞。

未熟胸腺細胞

T細胞になる前の前駆細胞。

胸腺上皮細胞

胸腺を形成する上皮細胞。

リンパ球を哺育し、T細胞の分化を助けている。

毛母細胞

細胞分裂によって毛を作り出す細胞。

皮脂線細胞

皮脂を産生する細胞。

色素細胞

メラニンという色素を産生する細胞。

ランゲルハンス細胞

表皮に存在する樹状細胞の一種。

主に、細菌やウイルスなど異物の侵入を認識し脳へ伝達する機能と、紫外線や乾燥から肌を守る自己防衛機能がある。

腸管上皮細胞

栄養や水分の吸収を担う細胞。また、腸内細菌に対する過剰な免疫応答を回避するための粘液バリアを構築する。

M細胞

パイエル板の表面に存在し、抗原となる細菌やウイルスなどを捕捉する細胞。

M細胞に捕獲された細菌やウイルスは樹状細胞に引き渡され、抗原提示される。

杯細胞

ムチン(粘性物質)を分泌する粘液分泌細胞。

小腸などにもみられるが、大腸に特に多い。

がん細胞

細胞の遺伝子に異常が起きて無軌道に増殖するようになった細胞。

『浸潤』といって、周囲の正常な細胞との境界を侵し、どんどん増殖していく性質を持ち、浸潤が進むと血管やリンパ管の流れに乗り、体の様々な場所に転移していく。

そして、そのサイクルが進めば、やがて重要な臓器が侵され、命が脅かされてしまう。

がん細胞は正常な細胞が細胞分裂する際のコピーミスによって作られ、健康な人でも1日に数千個作られているといわれている。

▼器官

胸腺

T細胞のもとになる前駆細胞を立派なT細胞へと分化・成熟させるためのリンパ器官。

赤色骨髄

血球たちの故郷。

血球たちはここで造血幹細胞によって生成され、種類毎に選別された後、幼少時代を過ごす。

下大静脈

ヒトの体の中で一番大きな静脈。

下半身などからの血液を集め、心臓(右心房)に送っている。

静脈弁

静脈を流れる血液を心臓行きの一方通行にする役割を担い、血液の逆流を防ぐのが主な仕事。

血管

栄養分や酸素を運び、不要な老廃物や二酸化炭素を回収する。

白血球、赤血球、血小板の仕事場。

リンパ管

様々な組織の間に存在する余分な水分や脂肪、ばい菌などを回収する。

リンパ球と呼ばれる軍隊(キラーT細胞、ヘルパーT細胞、B細胞、記憶細胞など)が有事に備えて循環している。

呼吸によって空気中から得た酸素を体内に取り込み、二酸化炭素を体外に排出する役割を持つ。

肺胞

空気と毛細血管の間でガス交換を行う場所。

両方の肺にあわせて約3億個の肺胞が存在する。

右心室

二酸化炭素を多く含んだ静脈血になっている。

大動脈

大動脈からそれぞれに分岐した動脈を通り、全身の毛細血管へと流れる。

肺動脈

肺に繋がる血管。

肺静脈

酸素を多く含んだ動脈血になっている。

毛細血管

細胞に酸素と養分を渡し、二酸化炭素などの不要物を受け取る。

飲み込んだ食物を貯留し、胃壁から分泌される胃酸によって食物を殺菌する場所。

そして、消化酵素のペプシンによって食物はドロドロの状態にされ、消化の第一段階が行われる。

小腸

十二指腸、空腸、回腸の3つに区分される消化管。長さは6mを超える。

小腸の内側には絨毛と呼ばれる小さな突起が密集しており、栄養分を吸収する役割を果たしている。

大腸

水分やミネラルを吸収して便を作る器官。消化の最終段階を行う。

盲腸、結腸、直腸の3つに区分され、長さは約1.5mほど。

大腸には数百種類もの菌があわせて100兆個も存在していると言われる。

パイエル板

小腸の内側の絨毛と絨毛の間の谷になった部分や、絨毛がない部分にある免疫器官。

その内部にはたくさんのリンパ小節が集合している。

鼻腔

呼吸器の入り口に位置する器官。

デリケートな肺胞の壁が傷付かないように、体に入ってくる空気を温め、加湿して送り込む役割がある。

毛細血管

動脈と静脈をつなぐ細い血管。

毛穴

皮膚の表面にある毛が生える小さな穴。

皮脂や汗、老廃物を排出するなど、体温調節・保湿においても重要な役割を持つ。

毛根

毛の元となる組織で、毛の皮膚の内部にある部分。

▼細菌・ウイルス

肺炎球菌

肺炎などを引き起こす呼吸器病原性菌。毒性が強く、白血球の攻撃から細菌本体を守る莢膜を持つ。

また、肺炎球菌が何かのきっかけで血液に入り込むと、『肺炎球菌 菌血症』という突然高熱が出る病気を引き起こす。

しかも、菌血症が進行すると『細菌性髄膜炎』という恐ろしい病気を引き起こすこともある。

栄養欲求性が高いα溶血性の細菌であるため、栄養分を運んでいる赤血球をターゲットにする。

インフルエンザウイルス

感染症であるインフルエンザを引き起こすウイルス。大きく分けてA型・B型・C型の3種類に分類される。

発症すると、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状を引き起こす。

元々、ヒトに感染しなかったものが、ヒトに感染するくらい変異したものが『新型インフルエンザ』と呼ばれる。

細胞の体に寄生して数を増やすのため、増殖する前に殺す必要がある。

ちなみに、A型インフルエンザウイルスは内部での変異型が多く、世界的な大流行を起こしやすい。

ライノウイルス

風邪の代表的な原因ウイルス。

大抵の場合、軽い鼻かぜを引き起こす。

感染者の鼻水や唾液には大量のライノウイルスが含まれており、感染力が非常に強い。

ムンプスウイルス

流行性耳下線炎の原因となるウイルス。

感染すると、片側または両側の耳の下が腫れるのが特徴。

顔がおたふくの面のようになることから、通称『おたふく風邪』とも呼ばれる。

デングウイルス

蚊によって媒介されるウイルス。

感染すると、発熱や頭痛などの症状が出る『デング熱』を引き起こすことがある。

被包性細菌

莢膜を使って身を守る細胞。肺炎球菌も被包性細菌の一種。

黄色ブドウ球菌

皮膚や毛穴などに常在する細菌。毒性が強く、傷口などから体内に侵入した場合、表皮感染症、食中毒、肺炎、髄膜炎、敗血症などを引き起こすことがある。

化膿レンサ球菌

皮膚、咽頭、消化器などに常在する細菌。ありふれた常在菌の一種だが、多様な疾患の原因となることがある。

緑膿菌

自然環境中に存在する代表的な常在菌の一種。緑膿菌感染症の原因となる。

栄養がなくても分裂増殖し、いざ生体に入ると血球や細胞組織を破壊する。

セレウス菌

土や水の中など自然環境中に広く分布している土壌細菌の一つ。

発育の段階で芽砲と呼ばれる熱に強い殻を作り、100℃30分の加熱にも耐えることができる。

下痢型と嘔吐型の2種類の食中毒を引き起こすことがある。

アクネ菌

ニキビの原因菌となり得る常在菌。

酸素を嫌い、皮脂を好む性質がある。

腸炎ビブリオ

主に海水の中に存在する細菌。この菌に汚染された魚介類を生で食べることにより、激しい腹痛などを伴う感染型の腸炎ビブリオ食中毒を発症させる。

カンピロバクター

発熱、下痢、腹痛などをもたらす感染性腸炎の原因菌。

悪玉菌

腸内に存在する細菌のうち、人体の健康に悪い影響を与える菌の総称。タンパク質を腐敗させ、有害物質を作る。

大腸菌(病原性)、ブドウ球菌、ウェルシュ菌などが有名。

ピロリ菌

悪玉菌の一種で、胃酸に耐性があり、胃炎を引き起こして潰瘍をつくったり、さらには胃ガンの原因にもなる細菌。

善玉菌

腸内に存在する細菌のうち、人体の健康に有益な働きをする菌の総称。免疫力の向上や腸の活動を促進させる働きがある。

乳酸菌やビフィズス菌、ガセリ菌などが有名。

乳酸菌

乳酸菌は特定の細菌の名前ではなく、生育に必要なエネルギーを得るために、糖を分解して大量の乳酸を作り出す細菌の総称。

乳酸菌の一部には胃酸に強く、ピロリ菌の活性を抑える性質を持つものがいる。

また、乳酸菌の中にはプリン体を人間が吸収しにくい形に分解し、菌体内に吸収して自らの栄養源にする働きを持つものがいる。

日和見菌

腸内に存在する細菌のうち、人体の健康に良い働きも悪い働きもしない菌の総称。善玉菌と悪玉菌の優勢な方の味方につく。

バクテロイデス、大腸菌(非病原性)、ユウバクテリウムなどが有名。

▼その他・用語

細胞分裂

1つの細胞が2つ以上の細胞に分かれる現象。

DNAのコピーが行われる『間期』を経て、細胞分裂が行われる『分裂期』に入る。

分裂を終えてから、次の分裂が終わるまでの一区間を『細胞周期』と言い、分裂できる回数は細胞の種類によって異なる。

肺循環

小循環とも言われ、右心室⇒肺動脈⇒肺⇒肺静脈⇒左心房の流れで循環すること。1周に約3~4秒かかる。

体循環

大循環とも言われ、左心室⇒大動脈⇒動脈⇒毛細血管⇒静脈⇒大静脈⇒右心房の流れで循環すること。1周に約20秒かかる。

フィブリン

血液の凝固に関わるタンパク質。

血圧

全身の隅々まで血液を送り届けるためにかかる圧力。

心臓の収縮・拡張に伴う拍動をエネルギー源としている。

正常な範囲より高すぎる場合は高血圧、低すぎる場合は低血圧と呼ばれ、体内に様々な影響を及ぼす。

血餅

血液が固まってできる餅状の塊。止血や損傷部の回復に役に立つ。

血管収縮

傷付いた血管は収縮することで血液の流出速度を下げようとする反応。

放熱

皮膚の近くに血液を多く流し、熱を放散する体温調節機能の一つ。

発熱

体温を上げて体内に侵入した細菌類の増殖を抑え、免疫系の活性化を促す反応。

汗腺

皮膚にある汗を分泌する線。アポクリン線とエクリン線の2種類がある。

発汗

毒素を排出したり、体温を調節する反応。

汗をかくと、汗が蒸発する際に熱を奪う(気化熱)によって体温を調節している。

熱中症

体温を調節する機能が狂ったり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたりすることによって起こる健康障害の総称。

重症度によってⅠ~Ⅲ度に分類される。

熱失神

熱中症の初期症状(Ⅰ度)。めまい、立ちくらみ、失神、唇のしびれなどの症状が起こる。

暑さや高温で皮膚の血管が拡張し、血圧が下がることで脳への血流が減少し、引き起こされる。

食欲減退

通常は消化活動に使われるエネルギーを病気の治癒に費やす反応。

くしゃみ

鼻の奥に付着したホコリやウイルスなどの異物を体外に排出しようとして起こる反射的な反応。

また、アレルギー反応、鼻腔をくすぐったとき、コショウを吸い込んだとき、太陽を見たときなど、刺激を受けると発生する。

ヒスタミンが分泌されすぎると、鼻の粘膜にある知覚神経を刺激し、この刺激がくしゃみ中枢に達することで、くしゃみが連発する。

鼻づまり

ヒスタミンが鼻の粘膜にある血管に作用して炎症などを引き起こす結果、鼻の粘膜が腫れてむくみ、鼻づまりが生じる。

ヒスタミンが分泌されすぎると、目の知覚神経を刺激して炎症(充血やかゆみ)を引き起こし、さらには涙が必要以上に出る。

風邪

医学的には『風邪症候群』と呼ばれ、呼吸器系の炎症性の症状、またはその状態を表す総称。『感冒』、『急性上気道炎』とも言われる。

炎症によって、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、せき、痰、発熱といった症状が起こる。

ニキビ

皮膚の炎症性疾患。

毛穴に皮脂がたまり、毛穴が詰まることで炎症が始まる。

そのため、ニキビは皮脂が多く分泌されるところにできやすい。

組織の炎症部が化膿して生じる不透明な粘液。

好中球を主とした白血球や血清などからなり、破壊された組織や死んだ細菌なども含まれる。

皮脂

皮脂線から分泌される半流動性の油脂物質。

皮膚や毛根を保湿・保護し、乾燥を防ぐ。

予防接種

抗原に対する免疫を得るために、毒性を弱めた病原体や毒素を前もって投与することで、以後その病気にかかりにくくする予防策。

投与する抗原物質をワクチンと呼ぶ。

スギ花粉

風に乗って遠距離に飛散されるスギの花粉。ピークは2~3月。

スギ花粉のアレルゲン

スギ花粉症を引き起こすアレルゲン。

スギ花粉の中に含まれるCry j1、Cry j2というタンパク質成分でできている。

まばたきが間に合わなかった際などに、排水口から体内へ侵入する。

スギ花粉アレルギー

スギ花粉が抗原となって起こるくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー症状。

RNA(リボ核酸)

細胞内のタンパク質を作り出す過程で様々な役割を果たしている。

ウイルスにRNAを遺伝情報として持つものがいる。

ヒスタミン

異物や組織の損傷を認識したマスト細胞(肥満細胞)などから分泌される化学伝達物質。

ヒスタミンには、血管内皮細胞の間隔を広げ、白血球の遊走性を高める働きがある。

しかし、ヒスタミンが活性化されすぎると、発赤・かゆみ・浮腫・痛み・気管支収縮などのアレルギー反応を引き起こす。

炎症反応

ヒスタミンなどの働きにより炎症が起こると、損傷部位に出現しているサイトカインと呼ばれる様々な種類の情報伝達タンパク質が白血球を引き寄せ、異物を排除しようとする反応。

ステロイド(副腎皮質ホルモン)

ヒスタミンによって引き起こされた諸症状やアレルギー反応を抑える働きをする薬。

効果は非常に強力で、花粉症の場合には内服、点眼、点鼻、注射などで服用される。

長期投与や過剰摂取によって副作用が起こる可能性があるため、用法・容量には注意が必要。

アニサキス

海産動物に寄生する寄生生物。

アニサキスが寄生する魚介類をヒトが生で食べると、まれに胃や腸壁に侵入し、激しい腹痛や嘔吐を伴う食中毒『アニサキス症』を発症させる。

すり傷(擦過傷)

擦りむいてできた傷。表皮のレベルまでしか達していないものを指す。

出血性ショック

外傷による出血や消化管など体内からの出血によって大量の血液が失われると、血圧が保てなくなり、意識が朦朧としたり、失神したりする。

適切な処置を行わないと命を失うこともあり、体内の血液量の3分の1程度を失うと、ショック状態になるといわれる。

輸血

足りなくなった血液成分を補充する治療方法。

輸血で補うことができる血液成分は赤血球、血小板、血漿成分、凝固因子などがあり、状況に適した血液製剤を選び、輸血が行われる。

コアグラーゼ

フィブリンを析出させて血漿を凝固させる酵素。

これを産生する菌はフィブリンの網をバリアにして白血球の攻撃から免れる。